大事なことは3つありますという場合


写真:ぱくたそ

うちの子の学校の宿題で、毎週作文があります。
勝手に書いて提出してもらったらいいわけですが、家で事前に添削してね、みたいなことがあったりします。

先日のお題は、「雨の日の過ごし方」でした。
実際どうやって過ごすのかを聞くと、3つあると言われました。
まず、雨に濡れるのが好き(?!)。
次に、家で遊ぶ(まあそれはそうだろう)。
そして最後に、科学技術館に行って遊ぶ(ちょうど先日行ったため)。

なるほどというわけで、それをどうやって書くのか聞くと、気の利いた答えが返ってきました。
最初に思いついた雨に濡れるのが好きという話は、一番意外で面白い答えだから、作文では最後に持っていきたい。
そこで、まずは普通な答えとして家で遊ぶという話を書く。次に、科学技術館を書く。
最後に、実はということで、雨に濡れることも書く、ということでした。
少し前は、何しているの?と聞くと、〇〇はしてないよ、
と、隠したつもりの答えを言ってしまったりしていたわけですが、
それを言わなくなったのみならず、文章として再構成する術を身につけてきたようです。

3つありますパターンは、文章の書き方としては典型的なものだと思います。
この際、3つをどのように位置づけるのかは、やはりセンスが問われます。
網羅性を考える(法的には、経済的には、社会的には、、みたいに)
小さいことから大きいことへ展開させる(個人レベルでは、集団レベルでは、社会レベルでは、、みたいに)
あるいは時間軸を想定させる(昔は、今は、未来は、みたいに)
アウフヘーベンみたいな形にさせる(テーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼ、みたいに)
そして究極的なワザとして、3つあるといいながら3つ目は書かない(狙っているのかどうかは知らない)
などなど、多分他にも色々ありそうです。

並列に書くだけではなく、せっかくそのうち一つが特に面白いのならば、
それにフォーカスすることも文章全体に影響します。
今回の作文であれば、一つ目と二つ目は正直1、2行もあればいいわけですが(大して興味も湧かない)、
三つ目はよく知りたいところです
(だいたい雨に濡れるのが好きだからと言って、どう過ごすのかよくわからない。聞いた限りでは、学校の帰り、おりゃーーっとか言ってみんなで雨の中走って移動するんだとか言ってましたが。)

とりあえず書いてみる(あるいは、人によっては考えてみるだけでもそれができるかもしれない。アマデウスのような天才ならば)。そしてプロットを再構成することが重要だと思います。
作文も論文も、書いたら終わりではなく、書いたところから始まる。1回転でも2回転でもさせることがメイン作業ですね。


2018-06-11 | Posted in エッセイNo Comments » 

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