手塚ゾーン

なんの意味もないですが、時々ふと思い出すのが手塚ゾーン。ご存知の通り?テニスの王子様で手塚部長が繰り出す最強の必殺技です(部分的に漫画を読んだことがあるだけなので、詳しくは知りません)。テニス的にはめちゃくちゃな技だろうと思いますが、相手の全てのボールが自分の射程範囲に戻ってくることにより、どんなボールでも簡単に打ち返すことができてしまう!?必殺技。なんというか、相手に自由にさせているように見せかけて、全てを自らの手の内に収めるという無敵の技だなと、子供の頃思った次第でした。今でもなにかの拍子にふと思い出してしまいます(笑

似たものとして同様に思い出すのは、キン肉マンで登場したジェシー・メイビア(名前を思い出せなかったので検索した。正義超人だったのか)。かのカメハメを付き人とし、キン肉マンが48の殺人技を覚えるきっかけとなったキャラです。彼の特徴は相手の力を利用して技をかけることでした。キン肉マンをわずか数秒で倒し、カメハメも一度敗北しているわけなので、ある意味最強のはずだと、ずっと思っていました。山が動いた、で倒されるわけですが、風林火山を知ったのはこの時。山のフドウよりも先。

考えてみればこの手の話は、お釈迦様の手の内で翻弄される孫悟空よろしく、強さを示す上ではよくあるものなのかもしれません。あるいは、後の先のような話も、同じようなものなのかもと。この辺りはどこかで書いた気もしますが、問答無用の殺人剣に対し、相手を活かすことで必ず打ち勝つ活人剣として、何かの小説で読んだような気もします。剣の背に乗せるというやつですね。双葉山や、あるいは白鵬も後の先を目指していたとされます。こちらは必ずしも空想ではなく、極めれば可能なのかもしれません。

双葉山

まあその一方で、やはり子供の頃から好きのは先手必勝。コロコロに乗っていたミニ四駆の漫画で、主人公が先手必勝と叫んで結局負けるという(ネットではさすが見つからず。それっぽいのはありましたが)。。。とても印象に残っています。先手必勝の方がやりやすいとは思うわけです。一撃離脱とか。先の先へと移行するプロセスはあるかもしれませんが。


2020年05月26日 | Posted in エッセイ | | Comments Closed 

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