おみやげという文化

はじめまして。首都大学東京経営学系3年の森桶佑哉です。

今回自分が興味を持ったことはおみやげです。みなさん、知り合いがどこか旅行に行くと聞いた時、決まってしつこくおみやげくれ!とか言い人いますよね。僕は長期休暇のたびに毎回実家のある広島県へ帰省するのですが、毎回もみじまんじゅうを買ってきます。これを買うとたいていみんな大喜びします。みなさんも知っているかと思いますが、もみじまんじゅうとは、もみじの形をかたどったものまんじゅうです。豊富な味の種類に柔らかい生地は食するものをうならせる絶品です。別に広島県民がみんな普段から食べまくってるわけではないですが買う人も多いと思います。

 

それはともかく、県ごとによって特色を生かした様々なおみやげがあります。その多くの中から一つを決定するのは難しいですが、おみやげを決定する要素として僕の中では3つ挙げられます。
①訪れた地でしか買えないもの
これは当然ですね。住んでる場所から留まっていたらもらえなかったものであるからこそ、価値があるわけです。
②貰い手が何かしらの反応を起こす物
他人が何とも思わないものを渡しても本当に何とも思わないでしょう。それが貰い手にとって欲しかったもの、もしくは面白いものが優先的に選択されることになります。
③自分にとっての優先順位が低いもの
これが今回の気になったポイントです!他人に渡すということは自分にとっては必ずしも必要なものではないということです。もしほんとに欲しいものであれば自分のものとして買えばいいわけですから。(まれに自分の買った物と同じ物を買う場合もありますが)いらないというより必要ない物を買うのでしょう。

ではなぜ消費者はおみやげを買ってしまうのでしょうか。頼まれた友達の期待を裏切りたくないからそれももちろんあると思います。ただ、必要の無い物を買う満足感というのも大きな理由の一つになると思いませんか?

自分にとっては必要ないけどとりあえず欲しいものってありますよね。どこかに行った記念品や珍しいお菓子のようなものです。それらは自分が所持する必要まではないです。しかし普段では買う理由がみつからない物でもおみやげとしてなら買うことができる。これは正に消費のための消費と言えるかもしれません。つまりおみやげって渡し手も貰い手もWin-Winの関係なのではないのでしょうか。

おみやげって一見受け手の一方的な満足とも思われますが、こうしてみると渡し手にも自分のそこに行ったという満足感を満たすという側面もあると思います。もちろん、買う理由にも様々あるでしょうが、このような考えが観光地における多種多様な工芸品を作り出しているのかもしれません。

ブームはいかにして生まれるか

こんばんは、3年の中嶋未希です。

5日前、私は某ワッフル屋(ここではWとする )に採用され新人として働くことになった。新しいバイトに期待と少しの不安を抱きながらも初めての勤務日のこと。一通り仕事を教わり、帰宅の準備を進めていた。
その時、先輩のお姉さんは言った。

店長には言われてるんだよね?
夏までもつか分からないよ、覚悟はしときなね。

なんと、2月にできたばかりのこの店の売上はすでに落ち込んでおり、危険な経営状態だったのだ。勤務初日でこんなこと言われてもどうしようもない。本当にお金はもらえるのだろうか、不安が過った。
給料日が先か、閉店が先か。
でもこの状況、ポジティブに考えれば、すごく楽しいんじゃないか。そうとも思った。
そして早速この店を再建しようと決心した。
最近のグルメブームは著しい。パンケーキ、フレンチトースト、クロワッサンドーナッツなど、若者を中心にSNSや口コミで話題の店が山ほど生まれる。

売れる店と売れない店は何が違うのか、ブームはいかにして誕生するのか。私は今回、人間の「五感」との関係を絡めて考えたい。ちなみに「五感」とは言うまでもないが、視覚、聴覚、嗅覚 、触覚、味覚のことである。
とりあえず今回は特に人間の嗅覚をみていこう。最近の研究によれば嗅覚は視覚や聴覚に比べると、記憶を呼び起こす作用が強いと報告されている。つまり香りはお客さんに商品を覚えてもらうには絶好の要素なのだ 。例えば私はパン屋さんに入ると焼きたてのパンの香りで幸せな気持ちでいっぱいになる。香りにはそれだけ影響力があるといえるのだ。
そこでWの前を通ってみた。するとどうだろう。ワッフル屋であるにも関わらず、Wからは全くと言って良いほどワッフルの香りがしてこない。お菓子屋さん特有のあの香りは店の前ではもちろん、遠くまで運ばれて最高の広告になるべきはずだ。良い香りは道行く人々の足を止める。行列の出来るお店の秘密は香りにあるかもしれない。
このように今回の考察で香りにこだわった生地、製法がW再建の課題として浮かび上がった。
これから進展があり次第ブログで色々なテーマと絡めながら報告していくことにする。
ちなみにそれが閉店のお知らせであることも十分考えられます。

今回は以上です。

ファストフード

みなさんこんばんは。3年の佐藤です。

自分はバスケットボール部に所属しているのですが、たまに練習後に駅前のマクドナルドに寄ってハンバーガーを食べたりしています。
先日、クーポンでチキンマックナゲットが100円だったので、注文しました。その時に、チラッと見えたのが奥の方でナゲットを揚げている従業員さんが、とても疲れた顔で作業をしている姿でした。

よく思い返すと、自分を含め多くの人がナゲットをクーポンで100円の時以外に買っていないので、普段の何十倍も売れているんだろうなと思いました。

ここで、マクドナルドの価格設定について色々考察してみたいと思います。
まず、学生のほとんどの注文が、いわゆる100円マックといわれるハンバーガーや、サイドメニューになっている点です。

他のメニューは、学生にしては少し価格が高く手を出しづらい状況になっています。これらの商品は、親子連れをターゲットにしているのだと思います。

ここ数年、マクドナルドは経営不振と言われていますが、大きな問題点は価格設定にあると私は考えます。他のハンバーガーショップに比べて、100円マックは確かに安いですが、これでは大きな利益が出るとは、思えません。
大手、牛丼チェーン店が軒並み値上げしたように、ファストフードという産業では値上げをするのが効果的と考えます。なぜなら、ハンバーガーなどは価格弾力性が低いと考えられるからです。

もし、150円に値上げをしたとしても、最初はある程度マイナスの反響はあると思いますが、それでも他のお店に比べれば安いので、学生などは戻ってくると考えられます。マクドナルドの戦略として、親子連れの客層やりも、学生などの若い世代の利益を増加させていくことが大事だと思います。
まぁ、学生の自分にとっては、このまま100円マックを続けて欲しいところではありますが…笑

これからは、更にマーケティングの知識を増やして、色々な企業の戦略を研究していきたいです。

母の日といえば赤いカーネーション

こんにちは。3年の西尾瞳です!

5月の第2日曜日は母の日ですね。
さて、皆さんは母の日に贈るプレゼントといえば、何を思い浮かべるでしょうか。私は、毎年母に花のプレゼントをしています。なぜ花なのかと問われると、自分でも理由は答えられません。しかし、なんとなく花を、そしてその中でも赤いカーネーションを送ろうかな…と、毎年贈ることにしています。
ここで私は、一般的に母の日に赤いカーネーションを贈るのはなぜか気になったので、調べてみました。

1905年5月9日、アメリカに住むアンナ・ジャービスという少女の母親が亡くなり、その3年後、少女は母を追悼するために、母の好きだった白いカーネーションを祭壇に贈りました。これをきっかけに、1914年から5月の第2日曜日が母の日に制定されました。当初は、母親が健在ならば赤、故人であれば白のカーネーションを自分の胸に飾っていたのですが、それが、やがて母親本人に贈る習慣へと変化し、母性愛の象徴であるという理由から赤いカーネーションを贈るのが、母の日の定番になったそうです。

http://www.bellemaison.jp/gift/specially/hahanohi/hahanohi03.html

また、母の日が世界中に広まったのは、世界中の誰しも、母親に感謝する気持ちを持っていたからではないかと思います。このように、世界中のすべての人が共通して持つことのできる感情を表現する日が母の日であり、毎年この時期になると、花屋は母の日を意識させるような店頭ポップで消費者の購買意欲を高めようとしているのではないでしょうか。

母の日は、毎年繰り返される記念日のようなものですが、このプレゼントの定番として赤いカーネーションが確立されていることで、一定の購買にもつながっているはずだし、今後こういった消費文化についてもさらに考えていきたいと思います。

テレビCMとインターネット

経営学コース3年の阿部です。

テレビを見ていると毎週のように新しいCMが流れますよね。ゼミの初回で15秒CMを制作しましたが、商品の特徴や価格も伝えた上で印象に残る15秒というのは本当に難しいと思いました。

試行錯誤の末に世の中に放たれるテレビCMですが、普段あまりテレビを見ない人にはなかなか知ってもらえませんよね。というのも、私があまりテレビを見ないのです。コンビニにいって「何これ?」と思ったものが実は発売前からCMで話題になっていた・・・ということがよくあります。YOUTUBE等の動画サイトでもCMが流れるようになりましたが、5秒たつとスキップできてしまうので伝えたいことを存分に伝えられません。テレビをほぼ見なくてインターネットが中心の人にはどうやって商品を知ってもらうのだろう・・・と疑問に思っていました。

しかし、YOUTUBEにもテレビでいうタレントのような有名な動画投稿者が存在しており、その方たちとのタイアップ動画で消費者に知ってもらうという方法があることを知りました。

テレビCMとインターネットでのタイアップ動画の違いですが、テレビCMをじっと見る人は少ないはずなのでまず何よりも視聴者が「何だろう」とCM自体に興味を持つようなものにしなければなりません。しかしテレビCMの長所は誰にでもどの年齢層にでも見てもらえるチャンスがあるということです。
対してタイアップ動画は、消費者は既にその動画投稿者に興味を持っているため商品の特徴などを伝えることに全力を注げます。しかし短所があり、その動画投稿者が10代の若者に人気だとしたら視聴者層が限られてしまいます。

テレビとインターネットでは中心となる年齢層や、同じ年齢層でも興味関心も持つものが違ったりするのではないかと思います。
テレビとインターネットの特徴、それぞれの長所短所を理解した上で販促におけるテレビとインターネットの連携なども学べたらと思っています。

新商品の販売

経営学コース3年の上川です。
お菓子や飲み物などの手軽に買えるもので、新発売!や期間限定!と言われると、どうしても気になってしまいますよね。特に今までになかったような新しい発想の商品だと、どんな味がするのかな、どんな食感がするのかなと思ってしまいます。
テレビCMや電車内の広告などでも、様々な新商品が紹介されていますが、気になりはしても買う商品は多くはないですよね。その中でも、買ってしまうものの特徴は何なのでしょうか。最近話題になった商品で考えてみました!

まず一つ目は、ハーゲンダッツの華もちシリーズです。

 

http://www.haagen-dazs.co.jp/products/minicup/

アイスなのにお餅⁈という意外性が発売前から注目を浴びた理由だと思います。私も食べたいと思っていたのですが、人気であったため発売後すぐに販売中止になってしまい食べることができませんでした…

もう一つは、つい先日発売されたサントリーのヨーグリーナです。

乳酸菌 発酵のおいしさ 水は100% 南アルプスの天然水

http://www.suntory.co.jp/water/tennensui/product/yogurina.html

発売前から、よくCMで見かけていた気がします。

水に味がついているという商品はこれまでもいくつか発売されていますが、それらのほとんどがフルーツなどの風味でした。ヨーグルトの味がする水。ただのヨーグルト飲料ではなく、透明な水なのにヨーグルトの風味がするというのは不思議で、どんな味がするのだろう?本当にヨーグルトの味はするのか?と消費者に疑問を持たせます。私も部活の先輩に薦められて、買ってみましたが予想以上にヨーグルトで美味しかったです!

これらに共通するのは『○○なのに△△』という意外性と発売前から注目を集めていたという点であると思います。
マーケティングを行う上で、この意外性を生み出すのが一番大切なことだと思っていました。しかし、もう一つあまり良くない共通点があります。発売直後に、あまりの人気から販売中止になってしまった点です。せっかく宣伝をして、注目を集めて、これからという時に製造が追いつかないというのは、とてももったいないことです。生産量に見合った宣伝をすることも、ある商品の息を長くするためには必要なことなのかなと思います。

東洋経済ONLINE(http://toyokeizai.net/articles/-/67103?page=2)によると、サントリーは 試し買いの比率やリピート率を予測し、販売計画を立てる手法をとっていたが、今回はそれが通用しなかった。理由としては、宣伝量とともに知名度が上
がるのではなく、事前にネットを通じて情報が拡散し、すぐに『買ってみたい』という行動を捉えきれていなかったとされています。
SNSが普及したことは、マーケティングにおいてポジティブな要因になっていくとばかり思っていましたが、製造量を決定する上では思わぬ障壁になってしまうこともあるようです。

ある部分がよくても、一つでも良くない部分があると上手くいかないという事こそがマーケティングの難しいところなのかもしれません。
こういった難しさもこれから学んでいくことができればと思っています。

球場名物の確立

こんにちは!

経営学コース3年の長澤です。

私はプロ野球が大好きで球場にもよく行きます。野球観戦がもちろん最大の目的ですが、球場で売っている食べ物も楽しみの一つです。

先日横浜スタジアムに行ってきたのですが、ここの名物は崎陽軒のシュウマイです。ハマスタに来たらシュウマイを食べなきゃという謎の使命感に襲われます。球場内売店にはシュウマイ単品も売っていますが、ハマスタにしか売っていないシウマイカレーなるものや定番のシウマイ弁当など幅広い品揃えとなっています。もちろん味も最高です!

他の球場の場合だと、例えば東京ドームだったら東京ドームの色と形のモナカアイス、神宮球場だったらソーセージ盛りなどといった名物があります。

このようにこの球場といったらコレ!という名物が確立できているというのは、球場で食べ物を売る側にとって効率的ですし、野球を見に行く側としても野球以外の面で楽しむことができるので非常に良いことに思えます。

ではそれぞれの名物はどのように広まっているのでしょうか。

一番大きな要因は口コミだと思います。球場ごとの名物を紹介しているサイトもありますし、球場でこれを食べたよという写真付きのSNS投稿もよく見かけます。私自身はプロ野球ファンの友達と球場のおすすめフード情報を交換したりしています。ネット社会の現代ではやはり口コミ情報が強いのだなと感じています。

と書いてて気づきましたがこれもネット上の口コミになりますね。これを見て球場フードを食べに行ってみよう!と思っていただけたら嬉しいです(^^)

京王グループカレンダー フォトコンテスト2016

今週からゼミのみなさんがいろいろと投稿を始めてくれる予定です。どんな感じの記事ができるか楽しみにしているところですが、せっかくなので自分でも適宜続けていこうと思う次第。で、大学に向かう京王線で見つけたのがこれ。

京王グループがフォトコンテストを開催しています。ウェブを見ると、昔から実施されているようです。写真を撮って、アップロードする。入賞したりすると、カレンダーにもなるし、商品ももらえるしというイベントですね。


京王線・井の頭沿線の風景 フォトコンテスト

フォトコンテスト自体は昔からありましたし、多くの企業が広告をかねて募集をすることもよくあります。今風に言えば、顧客参加型イベントであり、人によっては、「価値共創」だというかもしれません。いずれにせよ、顧客の積極的な参加によって成り立つイベントだということになります。

デジカメやスマホの普及により、写真を撮るという機会が圧倒的に増えました。誰もが日常的に写真を撮ります。そうしたライトユーザーも取り込むことができれば、こうしたイベントはとても盛り上がるだろうと思います。ウェブを見ると、「カメラ女子への撮影アドバイス」というリンクも用意されていますので、実際にライトユーザーの参加も期待されているのでしょう。

その一方で、こうしたフォトイベントに興味を持ちそうな方は、ヘビーユーザーの方々でもあります。もともとはこうしたコアな人々を対象にしていたコンテストでしょうし、今も入賞するのはこういう方々なのでしょう。よく見ると、ポスターに移っている人々は、猿ですら、デジカメやスマホで写真を撮ってはいません。せっかく子供が描かれているのに、その子まで一眼レフを使っているようにみえます(このあたりは、京王グループというよりも、協賛している企業の意向かも)。

撮影条件を見ると、結構厳しい要件ですね。いよいよデジカメやスマホでは難しいかもしれません。

デジタルの撮影条件
 ※約A3サイズ大伸ばしで使用のため
(1)高画質モード
(2)1,000万画素(10メガピクセル)以上、または3,648×2,736ピクセル以上

ネットを用いた価値共創的な事例では、簡単に多くの人々を集めることができます。ただその一方で、具体的に誰を集めるのかという問題は、マーケティングの基本的な問題としてついてまわるように思います。広くライトユーザーを集め、彼らの認知や選好に影響を及ぼしたいのか。それとも、ヘビーユーザーを集め、彼らのロイヤルティ向上であったり、あるいは何かしらリードユーザー的情報を集めたいのか。あるいは両者の交流のようなものまで見据えるのか。

この時代に、コアな方にターゲットを絞りこむのはちょっともったいないかもしれません。例えば、個人的には、募集をすごい写真と簡単な写真の2部門にわけ、簡単な写真の方は、カレンダー1ヶ月分にでも小さく集約する(1000枚とか)ことで画質の問題をわからなくさせてしまえば、裾野も広がっていいのかな、などと思った次第でした(すでにそういう仕組みもあるのかもしれませんし、それはそれで、今度は審査の手間の問題がでてくるのかもしれませんが)。

ゼミ動画

4月13日よりゼミが始まりました。初回ゼミということで、動画でも作ってみようかと思った次第です。初回からこのぐらいの動画であれば、、すぐに提供できるようになります。偉い。

このアイデアは、もともと、一昨年に参加させていただいた高尾隆先生のインプロ授業をマーケティング風にアレンジしてみたモノです。高尾先生の授業では、アイスブレイクをかねて、「好き」「え?」だけを条件として数秒の動画をみんなで制作しました。これをマーケティング風に、広告風に、「これ何?」「新発売!」バージョンにしてみた次第でした。

時間が短かったこともあり、もっといろいろ展開はできそうなところでしたが、インプロ=即興劇、やりながら次のアイデアを考えていくという実践ができたかも、と思います。

これからの成長をご期待いただければ幸いです。