読みやすいのにためになるこの一冊!

こんにちは。ゼミ3年の延対寺です。春休みが終わり、早くも夏休みが待ち遠しいです。初めての投稿なので緊張しています。

今回は、このあいだセブン&アイの会長を引退表明したことが報道された、鈴木敏文さんの「売る力」という本について書いてみたいと思います。
この本はゼミを決める面接のための準備をするため、親にマーケティングの良い本がないか聞いたところ、この本を勧められたため読み始めました。最初はそんな感じで読み始めた本でしたが、読んでいくと役に立つためでなく、具体的な説明があるため説得力があると同時に読みやすくなっていて夢中で読んでしまいました。

 私がこの本の中で印象に残った点を2つ挙げたいと思います。

1つ目は、新しい商品を開発するときは、現在あるAという商品をA’ にする程度ではなく、BやCにするといった革新的な改良が必要になるということです。売り手からすると、すでにある商品のいいところを取り入れ新しいものを作ったつもりでも、買い手から見るとあまり変わっておらず、飽きられてしまうことが多いからだそうです。

 2つ目は、価格が安いAと高いBという2つの商品を用意すると高い商品の価値を感じられず、安いほうでも良さそうだという心理が働き安いほうが売れるそうです。しかしここに、さらに価格が高いCという商品を加えると買い手は、BはAよりかは上質そうだけどCよりかは手軽だ、と考えBが売れるようになるそうです。これは買い手がその商品を「上品さ」「手軽さ」の2つの視点から考えた結果だと述べています。

このようにこの本には、長年経営者を経験したからこそ分かるようなものが多く書かれています。ここに紹介したのはほんの一部に過ぎないので、気になる方はぜひ読んでみてください。