こんにちは!趣味興味は浅く広く薄く、3年の出本です。
様々なチャリティや動物実験の反対、原材料へのこだわりなどLUSH独特の信念に沿って、商品は開発、生産されています。
他の会社の製品よりもやや割高なものの、他社製品にはない香りや使用感によって差別化ができるためリピーターなども獲得しやすいですし、実際に商品のページに行くとリピーターの書き込みなどを目にすることもあります。
次にマーケティングミックスで考えてみます。
①製品政策
先ほどから書いている通りLUSHには信念があり、これに基づき生産販売しています。
製品面では、使用する合成物質は安全がきちんと確認されていることや、極力機械ではなくハンドメイドで作ること、過剰に包装をしないことや、実際に食べれる果物や野菜を原材料に使用するなどで他社の製品よりも使用者に満足感を与えるとしています。
他では見ないようなカラフルで凝った見た目にすることで店頭に並んだ際だけでなく、通販カタログでも目を引くことができます。
商品の品質だけでなく、全ての商品名にもこだわりがあり、その商品に使用している原料などを組み込んだチャーミングな名前が付けられています。これにより、商品1つ1つに顧客も愛着を持つことができるのではないかと、考えました。
②価格政策
このポイントも信念にもある通り、安く売ることにこだわるのではなく適切な値段で販売し、それにより適正な利益を得るとしています。実際、湯船に入れて使用するバスボムは安いもので1つ350円高いものだと750円とやや高めに値段が設定されています。これによって、ちょっと特別な商品と消費者は認知する事ができます。また、これにより贈物など購買者以外の人にも使用してもらうことが可能となり、認知度などを広げることができます。
③プロモーション政策
左の写真はLUSHの店頭です。このように外国の市場などのように店の外側に向けて商品をディスプレイすることで、近くにイル人の目を引くことができます。写真はバスボムですが、販売されている石鹸はチーズや大きいケーキのように塊でディスプレイされており、購入の際はカットし秤売りされます。店頭にはマガジンラックがあり、商品情報だけでなく、原材料や使い方などの様々な情報を記載したカラーカタログがおいてあります。LUSHを知らなくてもそのカタログを手に取り眺めることで商品やブランドに興味を持ってもらうことができます。
また、入浴剤などの商品は店頭で実演販売を行うことで、その商品の良さだけでなく店舗で売っているものが入浴剤などであることを知ってもらうことに役立っています。ただ、雑誌などの新製品コーナーなどでは取り上げられることがあるものの、広告などは打っていないので新規顧客に対しては受け身の体制であると思われます。
④流通政策
商品は日本にある工場で生産されて各店舗に運ばれて販売されます。店舗は既存の常設店舗だけではなく期間限定で大きな駅の構内や、ショッピングモールなどの特設店舗でも販売されます。ホームセンターやドラッグストアなどでは販売されていません。これはLUSHのブランド力を保持することに役立ちます。とはいえ、店舗の数はそこまで多くはないため、LUSHでは通信販売にも力を入れており、通販限定の商品などもあります。これにより、身近に店舗がないユーザーにも商品を届けることが可能です。ブランドホームページの各商品にはユーザーが意見を書き込める場所もあるため、商品を手に取ることができなくても使用した人の声などをみることができます。上記したカタログは通販で購入した商品と共に届くこともあるため、次につなげることにもなります。
このようにLUSHでは他のブランドとは異なる商品や独自のアピールポイントを持つことで他のブランドとの競合を避けることができているのではないかと思いました。
参照
LUSHのホームページ
家にあったLUSHの商品カタログ