こんばんは!新3年の岡田です。
これからよろしくお願いします!!
だんだん気温も上がり汗をかくことも多くなってきました。
そんな季節に口にすることが多いのはスポーツ飲料です。
今回は、アクエリアス・ゼロがどのようにヒットしたのかについて書いていきたいと思います。
アクエリアスとは1983年から日本コカ・コーラが販売しているスポーツ飲料です。
体液と同じ浸透圧に調整され4種類の電解質と適度な糖分を素早く補給できる「水を飲むより優れた飲み物」ともいわれます。
アクエリアス・ゼロが発売される前、30~50歳代のスポーツ飲料離れが問題でした。
お腹のたるみや中性脂肪が気になるターゲット層が飲む飲料としては甘みの強くカロリーの高いスポーツ飲料よりも、さっぱりとした飲み口のミネラルウォーターや茶系飲料が好まれていたのが1つの理由です。
そこでコカ・コーラは、「Fit body,Fit life いきいきしたカラダへ」をスローガンに、ターゲットを競合他社のいない30~50歳代の層に絞りました。
つまり、アスリート向けから日常向けへの転換が図られました。
現代日本人のカロリー摂取量は戦後一貫して減少しているのですが、BMI値(肥満の度合い)は上昇しています。つまり、日本人は体を動かさなくなっているのです。
そのためターゲット層が実行している少しの運動も無駄にしないために、燃焼系サポート成分のカルニチン配合をさりげなく訴求しています。
30~50歳代のスポーツ飲料の購買決定要因は
・カロリーゼロ
・スッキリとした飲み味
・熱中症予防などの水分補給
であり、優れた水分補給の役割を果たしつつも、さっぱりとして甘みを抑えたスポーツ飲料というポジションを確立しました。
参考文献