WONDA TEA COFFEE ~コーヒーと紅茶の融合~

こんにちは!保科です。

みなさんは「TEA COFFEE」という商品をご存知でしょうか。525㎖で希望小売価格は160円、紅茶かコーヒーかどっちつかずな名前のこの商品は、アサヒ飲料から2018年4月に発売されました。茶葉かおるリフレッシュコーヒーというキャッチコピーで、ほうじ茶とコーヒーが掛け合わされたものです。味はコーヒー牛乳に後味でほうじ茶ラテの風味が追ってくるような感じでした。しつこい甘さはなく、すっきりとしています

ゴクゴクと飲めるタイプのコーヒーが飲料メーカー各社から販売されています。「TEA COFFEE」を発売したアサヒ飲料のマーケティング戦略を3C を使って分析したいと思います。

Customer:市場・顧客

エヌピーディー・ジャパンが提供する外食・中食市場情報サービス『CREST』によると、コーヒーは、ソフトドリンクメニュー内の比率の中でも最もシェアを誇るドリンクです。最も利用される業態はコンビニでした。近年コンビニ各社が力を入れている「カウンターコーヒー」の影響が伺えます。コンビニ市場におけるコーヒーの主流は缶とカウンターコーヒーで、30~50代の男性の比率が同世代の女性委に比べて高くなっています。コンビニで手軽に買えることと、カフェチェーンのテイクアウトと比較して割安なことが人気の理由である。また飲まれるシーンで多いのは、買ったその場で飲むことより、車内や職場で飲むことが多いことがわかりました。

一方で、長い時間デスクに向かっている人はコンビニに買いに行く時間が取れず、250㎖ほどの缶コーヒーでは1日に南品も買う必要があります。このような人たちに、長時間でも飲み続けられる、すっきりしたテイストのコーヒーが各社から販売され始めました。

Competitor:競合

ペットボトルに入ったコーヒーとしてはサントリーの「CRAFT BOSS」が2017年4月の販売開始から9か月で2憶4000万本を売り上げました。すっきりとした味わいがうけました。この影響か、コカ・コーラ社の「ジョージア ジャパン クラフト」、伊藤園の「TULLY’S COFFEE  Smooth taste ESPRESSO」など多くの商品が「クラフトボス」を模倣しています。

Company:自社

アサヒ飲料には、コーヒーのブランドとして「WONDA」があり、モーニングショットなどが有名です。「TEA COFFEE」を投入するにあたり、事前にブランドが確立されていたことが効果的であったとおもわれる。また川栄李奈さんや神木隆之介さんを使ったCMで、ターゲットを若いオフィスワーカーであると伝えていることや、大規模サンプリングを行うなどプロモーションに力を注いできました。

以上のように分析してみましたが、「TEA COFFEE」がほうじ茶とコーヒーの掛け合わせという物珍しさからの購入に続けて、もう1度購入をしてもらうかは、商品のカテゴリーとしてアリ、と認められることが必要になるでしょう。

参考文献:アサヒ飲料

www.asahiinryo.co.jp/wonda/sp/teacoffee.html

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