「お、ねだん以上。」の秘密

 

 

こんにちは!新3年の滝浪です。

 

新型コロナウイルスの影響でなかなか思うようにはいかない日々が続きますが、

4月になり、新生活や新年度が始まった方も多いのではないでしょうか。

 

おうち時間が増える中で、ふと、部屋の模様替えしたい…!という衝動に駆られて部屋の写真やいろんな家具を調べるなどしていました。

 

ということで今回は、業績好調で大注目の、

株式会社ニトリについて企業分析を行っていきたいと思います!

 

まずは、STP分析です。

 

SegmentationとTargetingについてです。

ニトリは、日常生活の暮らしに焦点を当て、主に家具、家電さらに日用品の販売を行っています。ニトリのオンラインショップを見ると、あらゆる生活用品を販売しており、その多種多様さには驚かされます。対象は世間一般で、企業理念は「住まいの豊かさを世界の人々に提供する。」他社とは違い、明確に細分化しているわけではなく大きく幅を持っていることもブランドを確立する強さなのかもしれません。

続いてPositioningです。

競合他社として思いつくのは、IKEAや大塚家具でしょうか。これは、「お、ねだん以上。」というフレーズからもわかる通り、安い価格で高品質の製品を提供する、という立ち位置です。

 

次に行うのは、4P分析です。

ニトリは一体、どんな製品(Product)を、いくら(Price)で、どこ(Place)で、どのように(Promotion)して販売しているのでしょうか。

 

Product

ニトリの商品はノックダウン生産によって作られています。ノックダウン生産とは、他国や他企業で生産された製品の主要部品を輸入し、現地で組み立てや販売をする方式で、生産コストが少ないのが特徴的です。つまり、組み立てとデザインはニトリの社内でされるため比較的デザイン性のあるニーズに合った製品を作ることができます。

 

Price

上記のノックダウン生産と、企画から製造、小売までを一貫して行うこと(SPA)により、生産や流通のコストが下がるため、消費者に提供する価格を下げることができます。

 

Place

SPAにより、流通の面で他社の手を借りずに無駄を省いた物流が行えます。また、都市部には生活必需品をメインとし、郊外には大型の家具や家電をメインとした商品配置を行っており、消費者のシチュエーションを考えた店舗展開を行っています。

 

Promotion

消費者が持つ「家具は一生ものだから、安すぎると怖い」というイメージに対してニトリは「お、ねだん以上。」というキャッチコピー使用して、高品質を低価格帯で提供することを強く表現しています。

 

以上から、業績を上げ続ける株式会社ニトリの強みがわかります。

 

部屋の模様替えに色々、お世話になろうと思います!

ありがとうございました!

 

参考文献

https://www.nitori.co.jp/

ニトリが32期連続の増収増益 国内は今後も積極出店

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