ディズニー×ブランド

こんにちは!3年の澤田です。

東京に出てきてからは月一ペースでパークに行くほどDオタの私が、今回はディズニーをテーマにマーケティングを見ていきます。

コロナの流行による度重なる緊急事態宣言や外出自粛の動きに日本一影響を受けたといっても過言ではない東京ディズニーリゾートですが、運営会社のオリエンタルランドは今もなお「大規模投資による体験価値の向上、インパクトの付与」(オリエンタルランド中長期計画より)の継続を掲げています。

しかし、セグメント別売上高の、テーマパーク業前年比66%減、ホテル業56%減を見てわかるように人数制限によるチケットの収益や県外からのゲスト減によるホテルの収益の激減があり、前記した方針を保っていくためにオリエンタルランドは「ゲスト一人当たりの売上高向上」を最新の方針に掲げ、追加的収益を目指しています。

日頃からディズニーの新情報チェックを欠かさない私がこの方針の一環として注目したのが”コラボ商品”です。コロナ禍に陥ってから、アディダス、PAUL&JOE、ZuCCa、サダハルアオキなど、有名アパレルブランドやパティシエとコラボしたパーク内限定のグッズやグルメを販売しています。

調べないと知る由もないので「コラボ?知らなかったんだが…」という人も多いのではないでしょうか。コラボを広告しない理由として、コストをかけないこともありますが、チケット争奪戦が毎週行われている今の状況で、ディズニーのマーケティングターゲットになるのはチケット争奪戦に勝った私のようなディズニーが大好きな人たち、もしくは行きたくてたまらない人たちなので、そこを念頭においてグッズとグルメのマーケティングを見ていきます。

過去のデータを見ると、周年グッズやイベントグッズなどの新商品や期間限定商品、つまりプレミアムがある際の売上が高いことが見て取れます。これは上記のターゲットによくあらわれる特徴なので、コラボによってプレミアムを与えることで販売促進できます。

https://www.tokyodisneyresort.jp/tdl/goods/

また、グルメにおいても期間限定やイベントのプレミアム付きのメニューを高級レストランで販売し、もともと食べ歩きが多いことや食事に時間を費やしたくないゲストが多い中でそのようなレストランにうまく客引きすることで使用額を高めています。また、パンのような食べ歩きできたり持って帰れたりできるコラボメニューもあり、さらなる消費を促しています。

Dégustation (Saya, Chocolat Pralin, Rosé)

https://www.tokyodisneyresort.jp/treasure/tdlspecialfoods2021/

実際、グッズは売り切れが出たり、レストランは常に予約がいっぱいだったり、買うのに30分以上並ぶこともあり、データからも1人当たりの売上が上がっていることがわかります。

開発に大・大・大規模投資をしているのでそれを補うためにまだまだグッズやグルメのマーケティング強化は続いていくと思われます。これからも楽しみです!皆さんもチェックしてみてくださいね!

いつの日かまた夢の国で多くのゲストの笑顔が見られる日を願ってこの記事を締めたいと思います。

http://www.olc.co.jp/ja/news/news_olc/20170427_22.html

オリエンタルランド中長期計画、財務情報

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