あれもこれも無料で使えるワケ?

こんにちは。3年の椿野です。

先週のゼミでも、先生から誰に課金するのを想定している事業なのかという話題を提供されましたが、今回は、そんな色んな無料のサービスのビジネスについて投稿します。

このトピックで投稿をしようと思った理由は、世の中には無料サービスがたくさん提供されているにも関わらず、どのように収益・利益を上げているのかと疑問に思ったからです。今回は、主に二つのサービスについて紹介し、無料サービス提供の背景にある、ビジネスモデルについて触れていきたいと思います。

一つ目は、Youtubeです。主な収益源は三つあります。一つ目は、広告です。広告には埋め込み広告とスポンサー広告の2種類があります。埋め込み広告は、動画が流れる前に流す広告で、ユーザーの動画閲覧の傾向に沿って最適な広告が流れます。スポンサー広告では、関連動画の最上位で、企業の宣伝動画を流し、より購入者の目に留まりやすい工夫が施されています。二つ目は、プレミアムサービスです。Youtubeでは「Youtubeプレミアム」や「Youtube Music」など毎月一定額を支払うことで、快適に動画を見れるサービスも提供しています。こちらでは、ユーザーから収益を生み出していることが分かります。三つ目は、映画のレンタルや購入です。こちらはマイナーなサービスですが、好きな映画を検索して購入することができます。Youtubeアプリから閲覧でき、その手軽さが強みです。こちらのサービスも、ユーザーから収益を上げています。このようにして、Youtubeの収益の仕組みを見てみると、ユーザーのほとんどが無料で使っているのにも関わらず、Youtube並びに特定のYoutuberが儲かっている理由が見えてきます。

二つ目は、ユニークな事例ですが、ラーメン屋の替え玉です。替え玉のカラクリは、その原価にあります。実は、ラーメンを作るのにあたって、麺にはそれほどコストがかかっていないことが多いのです。ラーメンにおいては、スープが最もコストが高く、次いで具材の順番になります。麺の原価は大体20円弱で、ラーメン一杯の原価は80円前後と言われています。大体のラーメン屋の価格はおおよそ一杯700円前後といったところですから、たとえ替え玉を提供したとしても、十分に利益は出せるということが分かります。替え玉を提供することで、替え玉を提供していない店とも差別化できるので、リピーターを増やせるといった提供側のメリットもあります。まったくこのお話と関係はないかもしれませんが、なにか料理の大盛に、ご飯や麺の大盛は結構あるのにも関わらず、具材やスープの大盛はあまり聞いたことがないということも、関わっているのかなとも個人的に思いました。

今回は、二つの無料のサービスを例に挙げながら、それぞれのビジネスモデルがどのように構築されているかなどについて紹介しました。当たり前ですが、ビジネスをしている以上、本当に無料で提供されている公共サービスのようなものは数少なく、ユーザーが無料で使える代わりに、異なる所で課金するシステムを構築していることが分かりました。皆さんが、いま身近なところでいえば、就活のナビサイトもユーザーは無料で使えることから、この類の一部のサービスといえるでしょう。マイナビのような就活情報サイトでは、ユーザーは基本無料で利用できる一方、主に掲載を希望する企業から料金を徴収する形で、利益を生んでいます。このような、ありとあらゆる無料のサービスは、消費者である大学生にとって味方でもあるので、これからはユーザーに無料で提供してくださった企業に感謝しながら、多様なサービスを使っていきたいです。(笑)

参考文献

無料なのに儲かってる10個の有名サービスの不思議な仕組み | シャングリライフ (shangri-life.net)

【アルゴリズム攻略のヒント】市場拡大を続けるYouTubeのビジネスモデルとは (ltv-m.com)

とんこつラーメン店 替え玉無料にしてなぜ店は儲かるのか?|NEWSポストセブン (news-postseven.com)

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