パン好きによる「ロスパン」削減事業

こんにちは!3年の保里です。

近所に美味しいパン屋さんを見つけました。人気店で朝早くから行列ができます。早起きができない私はまだ一度しか行けていません。もう一度行きたいので早起き頑張ります。

パン屋さんには毎日多くのパンが並べられていますよね。それらは必ずしも毎日すべて売れるわけではなく、まだ食べられるのに捨てられてしまうことも少なくないのが現状です。

パンに限らず、このような食品ロスは日本全国で深刻な問題となっています。農林水産省によると、日本における1年間の食品ロスは約612万トンで、東京ドーム約5杯分だそうです。

このような中、パンの食品ロスに注目し、「ロスパン」の削減を目指して始まったサービスが、パンのお取り寄せ・通販マーケット「rebake」です。

(画像:https://rebake.me/)

ロスパンとは、天候などの理由により売れ残ってしまった、まだ食べられるのに捨てられてしまうパンのことです。

rebakeには全国のパン屋さんが参加しており、購入希望者は自分が食べたいロスパンセットの購入予約をすることができます。そしてロスパンが発生した際に、予約していた人のもとへ冷凍便等で発送されます。ロスパンはいつ発生するか分からないため、待たせすぎないように購入制限を設ける、受け取れない期間を設定してもらうなど様々な工夫がなされています。

消費者は家にいながら全国のパン屋さんの商品をお得に試すことができる上、食品ロス削減にも貢献することができます。パン屋さんも、パンを捨てる必要がなくなります。このようにrebakeは事業を通して「人も食べ物も社会も幸せに」な社会を目指しています。実際、毎月30~40トンのロスを削減しています。日本全体でみると微々たる量かもしれませんが、パンに限らずこのような意識を広めていくことが食品ロス削減、さらにはサステナブルな社会の形成に繋がるのではないかと考えます。

パン屋さんは基本的に限られた地域の顧客しか獲得できませんでしたが、これを全国に広めることができたのは革新的であると言えます。また、全国のパンを食べたい、パンを無駄にしたくないという「パン好き」をターゲットとしていると考えられます。この消費者は企業理念に共感し、購入までに時間を要することに対して寛容であるため、システムが成り立っているのではないかと感じました。

私自身ずっと気になってはいましたが、まだ利用したことがないのでこれを機に利用しようと思います。早起きしなくても美味しいパンが食べられそうです。でも家にはトースターがありません。これではrebakeできません…。トースターを買うか、早起きするか、検討します。

パンが好きな方はぜひ調べてみてください!ここまで読んでいただきありがとうございました。

(参考文献)

「食品ロスとは:農林水産省」https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2010/spe1_01.html(4/19参照)

『パンのお取り寄せ・通販サイト「rebake(リベイク)」』https://rebake.me/(4/19参照)

「売れ残りのパンを通販でロス削減。パン好きもパン店も笑顔にするサービス」

https://news.yahoo.co.jp/articles/43421c0346a3d8855124a88f4eef49bc791d657e(4/19参照)

リユースカップでプチ得に!?

こんにちは!3年の伊東です。

近年、環境悪化の原因であるプラスチックごみの削減に向けて、様々な取り組みが行われています。代表例として、2020年7月からレジ袋が1枚当たり2~5円ほどで提供されるようになったレジ袋の有料化があげられます。
そこで、今回は捨てずに返す容器のシェアリングサービス「Re&Go」を紹介したいと思います。

2022年4月4日~7月31日の間、東京・丸の内・渋谷エリアのローソン4店舗にて、「MACHI café(マチカフェ)」商品で、繰り返し利用できるリユースカップの提供実験に参画することを発表し、実施しています。
これは、LINE内の「Re&Go」のアカウント上で「容器を借りる」を選択し、リユースカップのQRコードをスキャンしてカップを受け取ることで、対象商品を10円値引きするサービスです。返却時は「容器を返却」を選択し、店舗にあるQRコードを読み込めば完了となり、利用者はリユースカップを、対象店舗であればどこにでも返却できます。21年11月からスターバックスが同様に実証実験を開始しており、ローソンで受け取ったリユースカップをスターバックスで返却することも可能となっています。

私の勝手なイメージですが、毎日決まったカフェやコンビニで毎日同じコーヒーなどのドリンクを買い、それを片手に出勤するのがルーティンとなっている会社員もいるのではないかと思います。そういった人のように、何回も購入する人にとって、10円の値引きは購入すればするほど、20円、30円…100円とお得になるため、リユースカップのサービスを利用する人は多いだろうと考えられます。また、プラスチックごみの削減など環境問題への意識が高い人にも需要があるでしょう。
しかし、LINEでの返却作業等の時間や手間を考えるとたった10円くらいなら支払ってしまおうと考える人も一定数いるのではないかと思います。実際に、レジ袋の有料化が始まってから、私含め、マイバックを持ち歩くようになった人がいる一方で、現在もお金を払ってレジ袋を買っている人が沢山います。そのため、このサービスを利用したいと思わない人々をどう巻き込んで利用してもらうかが重要となってくるでしょう。

近年、企業は利益だけでなく、社会貢献活動も求められています。そこで、多くの企業が、このリユースカップの取り組みに参画すれば、多種多様な企業がつながり、ローソンで借りたリユースカップをスターバックスで返却が可能になったように、返却場所が増えることで、リユースカップを利用しやすくなり、普及しやすくなるのではないかと思います。また、同時に、プラスチックごみ削減の取り組みも促進できるため、少しでも多くの企業が参画するべきだと思います。また、現在は実験段階ですが、今後多くの店舗でこのサービスが開始された際には、リユースカップを利用してみてはいかがでしょうか。

【参考文献】
https://www.reandgo.jp/
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2204/04/news114.html

100均大手ダイソーの新業態

こんにちは。3年の近藤です!

今回は、昨年に1号店が開店し、今月新店舗を出店したばかりの株式会社大創産業の新業態「Standard Products」について紹介しようと思います。

Standard Productsは渋谷、新宿店に次ぎ銀座が3店舗となる

(画像:Standard Products 銀座店)

このブランドは「ちょっといいのが、ずっといい。」をコンセプトとして掲げ、アイテム価格平均を300円としたブランドオリジナルの生活雑貨を扱っています。この背景には、環境やライフスタイルの変化に伴う良質で心地いい製品を長く使いたいというニーズの変化があり、普段の生活で使う日用品をちょっと楽しく、という思いから生まれました。

生活に取り入れやすいベーシックで洗練されたデザインや白・グレー等の落ち着いた色味の商品が多く、ブランド名にあるstandardという単語からも、ターゲット層は広く設定していると考えられます。実際に私も店舗に行ったことがありますが、女子大生から夫婦や家族連れ等、年齢・性別は様々でした。また、同社のブランドである「ダイソー」とは全く違った雰囲気であり、統一された内装やデザインがとても印象深かったです。

そして、Standard Productsは見た目だけでなく品質にもこだわっています。具体的には、老舗文具メーカーの職人がつくる国産の鉛筆やカトラリー、間伐材で作った木製の小物などです。品質にこだわることにより、100均では見慣れない500円・1000円等の高価格帯な商品もありますが、SDGsやサステナブルが注目されている今、長く使えて環境にも配慮された商品は消費者の目にも止まりやすいと思います。

(画像:東京都檜原村の間伐材を使用したアロマブロック)

これまでStandard Productsは、渋谷と新宿の2店舗のみでしたが、今月の15日に銀座店、16日に梅田店(西日本初)が出店しました。銀座店では、これまで紹介してきた「Standard Products」、同じく大創産業のブランドである「THREEPPY」、誰もが知っている「ダイソー」の3ブランドが広大なフロアに同居する形での出店となっています。3つのブランドで戦略が少しずつ異なり、新たに国産商品を取り入れた「独自性」、キャラクターからくすみカラー中心へとコンセプトを変更した「脱個性」、環境配慮を意識した「サステナブル」がそれぞれのテーマです。新商品を取り入れたりコンセプトを変更したりすることで新たな顧客獲得を目指すとともに、3つのブランドを同じフロアに配置することで各ブランドのターゲット層拡大にもつながるのではないでしょうか。

このように、すでに注目されつつある「Standard Products」ですが、今後もさらに拡大し続けていくと考えられます。私自身行ったことがあるのは新宿店だけであったので、今回ブログを書いたことにより他の店舗の商品も見てみたいなと感じました。皆さんも近くに行った際はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか!

〈参考〉

Standard Products公式ホームページ Standard Products

「ちょっといいのが、ずっといい。」普段の生活で使う、日用品をちょっと楽しく。大創産業、新業態「Standard Products」をオープン|株式会社大創産業のプレスリリース (prtimes.jp)

銀座にダイソー旗艦店オープン 注目の商品から見えてくる販売戦略とは?:初の3ブランド融合店(1/4 ページ) – ITmedia ビジネスオンライン

憧れのブランドでお出かけに

こんにちは!3年の長田です。

今日は、今女性の間で人気を集めている「ブランドバッグレンタルサービス」についてご紹介したいと思います!

最近、お高いバッグを持ち歩く女性達、多くないですか?20代前半か、もしかすると10代かもしれない子達が、普通に購入したら数十万もするようなバッグを手に歩いているのを見かけると「どこにそんな財力が…」なんて思ってしまいますよね。

勿論、自分でお金を貯めて、ずーっと欲しかったバッグを購入して、大事に使っている方もいると思います。しかし、最初に挙げた「ブランドバッグレンタルサービス」を利用しているからかもしれません。

このサービスは既に様々な企業によって提供されていますが、その中でも私は株式会社K-GOLDインターナショナルが提供する「SHAREL」というサービスを紹介したいと思います。

このサービスは、月額4800円(税込5280円)で64ブランド、約1万点のアイテムから自分の好みのブランドの商品を借りることができるんです!

学生や若い人々にはお高いように感じるかもしれませんが、1日あたり178円です!返却期間も特になく、他の気に入ったカバンと交換し放題なので、その時の気分によってブランドバッグを変えたり、TPOに応じて普段使いや、パーティー用など使い分けをすることも可能です。

それだけでなく、カバンだけでなくジュエリーや時計などのアクセサリーもレンタルを行っています。そのため、レンタルしたバッグに合わせてお高いジュエリーを身につけてお出かけに…なんてこともできちゃうんです。

私はこのサービスに関して、ファッションやオシャレに敏感な若い女性達の心を上手く掴むサービスだなと感じました。まず、若い女性は友達や恋人と出かけることも多く、InstagramなどのSNSへの投稿に力を入れている方も多数見受けられます。その為に、同じ服やアクセサリー、バッグを毎回使い続けることに恥じらいを持つ方も意外と多いんです。その為に、月額4800円という、他のレンタルサービスよりも安価で沢山の憧れのブランドのバッグ、加えてアクセサリーまで利用出来るというのはそういった女性の気持ちを解消させてくれる嬉しいサービスなのではないかと思います。

ブランドバッグを1つ使うだけでも、今までは数十万、あるいは数百万もの値段がかかってしまっていましたが、このサービスを利用すれば、そういったバッグを何十個、何百個も試すことができるかもしれませんね。

気になる方は一度利用してみるのはいかがでしょうか。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

参考文献

「SHAREL 公式ホームページ」(https://sharel.co)4/18参照

「ブランドバッグレンタルサービス5選 | 選び方や使い方を紹介」(https://www.rere.jp/beginners/35431/#Laxus) 4/18参照

コインランドリーで自分時間

こんにちは!3年生の金平です。

本日は、「Baluko Laundry Place」というコインランドリーを紹介します。

コインランドリー利用時、その場で終了するまで待っているのは、時間がもったいないように感じてしまいます。また、従来のコインランドリーは狭くて薄暗いイメージが強く、待っているのが苦痛に感じることもあるでしょう。とはいえ、一旦帰宅するのも盗難の危険などがあり、怖いですよね。

しかし、「Baluko Laundry Place」を利用すれば、時間を持て余すことなく、洗濯をすることが可能です。
なぜなら、このコインランドリーにはカフェが併設されているからです!

(画像:Baluko Laundry Place|Café ー 洗濯の待ち時間も、おいしいコーヒーで豊かな時間に。 | Baluko Laundry Place)

美味しいコーヒーを飲んだり、食事をしながら、ゆったりと待つことができます。加えて、カフェにはWi-Fi環境も完備されているので、学生の方が課題をしたり、社会人の方が作業をするのにも良さそうです。
また、人が多く集まっているコインランドリーならば、盗難の心配も軽減されるのではないでしょうか。

従来は、洗濯物を洗うということが主な目的となり、コインランドリーに出かけていた方が多いと思います。家庭では洗うことが難しい大型の洗濯物を洗う、雨でずっと洗えていなかった洗濯物を洗うなどといった目的です。
もちろんそれでも顧客は獲得できますが、それだけでは、店舗を選ぶ要因が「家から近いこと」だけに絞られてしまうと思います。しかし、カフェが併設されていることで、美味しいものを食べる、自分の趣味に時間を使う、課題をする、作業をするなどといった、自分時間の”ついで”として、コインランドリーを利用することが可能になるのではないかと考えます。つまり、コインランドリーを利用する主な目的が、「洗濯をすること」から「自分の時間を過ごすこと」に置き換わったということです。

カフェを併設するだけで、今までのターゲットとなる顧客の獲得に加えて、
①盗難などの、コインランドリーのマイナスなイメージの軽減
②多少遠方に住んでいる人々に対しての利用の動機付け
③洗濯をすることを主な目的としない新規顧客の獲得
が可能になると考えました。

また、カフェを利用せず、一度帰宅する場合でも、ウェブページから残り時間を確認することができ、”もったいない時間”を減らすことができます。

さらに、「忙しく時間がない方・洗濯嫌いの方・衣類をずっと大切に着たい方」向けに洗濯代行サービスを提供しており、新規顧客の獲得に力を入れていることがうかがえます。

「帽子、革製の靴、着物、バッグ」などの特殊クリーニングもできる他、スニーカーを洗うこともできるそうで、とても便利なので、おでかけついでに一度利用してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

(参考)

「Baluko Laundry Place ホームページ」(Baluko Laundry Place|洗濯ならバルコ ランドリープレイス)  4/17参照
「じゃらんニュース 最新の「コインランドリー」はこんなに進化していた!おしゃれでキレイは当たり前【東京】」(最新の「コインランドリー」はこんなに進化していた!おしゃれでキレイは当たり前【東京】|じゃらんニュース (jalan.net))  4/17参照

 

エスキモーが氷を買うとき

3年の吉尾です!

「エスキモーが氷を買うとき」

なんのこっちゃ?というタイトルですが、プロスポーツがテーマのれっきとしたマーケティング書です。日本では大谷翔平選手の活躍が連日ニュースで取り上げられますが、どのチームにもそういったスター選手がいるわけではありません。むしろそういった選手がいるチームは一握り。では一体、スター選手のいない「その他大勢」のチームはどのようにしてファンを集めているのでしょうか。

この本の著者であるジョン・スポールストラはニュージャージー・ネッツ(NBA)をはじめ、アメリカのプロスポーツチームのコンサルタントやGMを歴任したスポーツビジネス界のカリスマです。“カリスマ“と呼ばれる人が増えて久しいですが、その中でも注目されたのは彼が在籍したチームが軒並み弱小チームだったからです。

彼がコンサルタントに就任した1990年当時ネッツは暗黒時代真っ只中、観客動員数は5年連続最下位という状況でした。しかし、スポールストラはやはり只者ではありません。徹底した売上至上主義を掲げ、常識破りのマーケティングによってチームの売上高を500パーセント増加させたのです。

ここで、彼が行った常識破りのマーケティングをいくつかご紹介したいと思います。

 

  1. 相手チームのスーパースターの利用

当時、ネッツにはスター選手がいませんでした。そこで、マイケル・ジョーダンなど国民的スターがいるチームとの試合チケットを一つのパッケージにして販売したのです。自分のチームにスターがいなければ相手を利用すればいい。日本では考えられない逆転の発想です。

  1. 破格のファミリーチケット

ファミリーレストランの協賛試合では、4人分のレストランでの食事とグッズ、チケットがセットで39ドル55セントという破格のチケットを販売しました。たとえ魅力的ではない対戦カードでもファミリー層が集まることでスタジアムが満員になりました。

 

「スポーツマーケティングにおいて重要なのは、エスキモーに氷を買わせるだけのアイデアだ」というのがタイトルの真意でしょう。常識破りのマーケティングという考え方を学べば、スポーツ観戦だけでなく日常生活がより楽しくなります。ビジネス書だからと肩肘張らず、気楽に読める名著です。ぜひ読んでみませんか。

 

コロナ禍に見られるバイク需要とYouTube

はじめまして3年の小川です。僕が紹介しようと思っているものはモトブログというものです。

モトブログとはバイクに乗ってそこから見える風景などの映像を流しながら日常の話などを運転者が話す種類の動画のことです。

今までバイクと聞くと「危ない乗り物」とか「不良が乗ってる」みたいなイメージをする人が多かったのですがこのコロナ禍が始まってからは満員電車の密を避けたいなどと言った理由でバイクの需要が急激に高まっています。そしてコロナの影響で半導体不足などが影響した結果バイクも品薄が続き新車より中古車の方が値段が高いというなんとも奇妙な現象まで起きている程です。

そして僕も友人がバイクの免許を取ったことから自分も乗りたくなり親の反対を押し切りバイクの教習所に通うことにしました。ですがなかなか自分の都合と教習の空きが合わず全然上達出来ないなぁ…と思ってYouTubeで「バイク教習のコツ」にまつわる動画を見るようになりました。「スラローム」「一本橋」「S字」「クランク」などさまざまな種目があるバイクの卒検に向けてこうした動画のアドバイスを取り入れてみよう…!!と思っていたらモトブログというものを見つけました。バイクに乗って景色が綺麗なところや美味しいご飯屋さんなどを巡ったりする動画はまさに自分がバイクを運転している気分になるしバイクに乗れるようになったらこんなことをしたいな、と思えるような動画ばかりでした。

もともとYouTubeで人気のある動画というのは「いつかやってみたいけどなかなかできない…」と言ったものが多かったように感じます。例えばゲーム実況や有名YouTuberの「〇〇してみた」系の動画などではそうした擬似体験をYouTubeというサイトを使って多くの視聴者が経験していたように思います。

モトブログの知名度自体はまだそこまで高くありませんがバイク系YouTuberは一定数存在していて40万再生を叩き出す人も少なくないです。またスピードワゴンの井戸田さんがハンバーグ師匠チャンネルでバイクYouTuberとして活躍されています。

これを読んでくださる皆さんも是非モトブログを見てみてはいかがでしょう。僕も免許こそ取れましたがバイクの購入、親の反対などまだまだ公道デビューまでの道のりは遠いのでモトブログを見て我慢しようと思います。

多様化する価値観と対応

こんにちは。3年の勝元です。

年度が新しくなって早々ヘビーな話題で恐縮ですが、消費者の価値観の変化と企業の対応について、最近思うことをお話しさせていただきたいと思います。

デジタル化、グローバル化や男女平等の推進により、人々の価値観は大きく変化し続けています。特にデジタル化の影響は凄まじく、それまで普通に過ごしていたら触れることはなかった少数の意見等に触れる機会が増えました。

最近の出来事で印象的だったのがR-1の広告です。R-1は体調を崩したくない受験生が購入することの多いヨーグルトで、広告も受験生をターゲットにしたものがあります。その1つとして、受験生の親から実際に集めた応援メッセージを広告として掲示するものがありました。駅から受験会場に向かうときは応援メッセージ、帰り道には労いの言葉が表示されるよう工夫した広告もあり、粋な演出だと話題になりました。

しかしSNS上では、わずかですが批判の声が。「母親がいない受験生に対する配慮に欠ける」等といったものです。(応援メッセージは母親からのものが多く見られました)

他にもサブカルチャー文化の拡大により、それまで一部消費者にひっそりと人気を得ていた所謂「萌え絵」が一般消費者の目に留まる場所に広告として掲示され始めたことで、不快感を訴える人やそれに対して表現の自由を訴える人等による論争(あるいは喧嘩)がSNSのそこかしこで見られるようになりました。その論争に決着はついておらず、法整備やガイドラインの形成もままならない現在の状況では、企業は自社の利益を追求するために自身で判断を下さなければなりません。「萌え絵」の例で言うならば、おそらく萌え絵に不快感を抱き批判の声を上げる消費者の殆どはその事業の顧客ではないため、反対意見に耳を貸す必要はないように思われます。当然、別の事業の(潜在的な)顧客である可能性等も考慮するべきかもしれませんが、いずれにせよ全ての消費者に受け入れられる広告はもはや難しく、消費者の取捨選択が必要になってきていると言えるでしょう。

(萌え絵に関連する騒動では「性被害者による苦痛の声」も同時に無視されることになってしまいます。それは大変心苦しく、何かしら対策が欲しいとは思いますが、マーケティングの話から外れてしまうため割愛します)

ただし、企業に与えられた選択肢は「消費者の変化に対応するか」「消費者の変化を無視するか」の2つだけではないことを忘れてはいけません。企業の行動自体が消費者の文化に変化を与えることもあります。

「イクメン」がその最たる例です。広告代理店「博報堂」のディレクターが、男性の育児参加を増やすために創り出した言葉で、それは狙い通り「子育ては格好悪い」といったマイナスの印象を取り払い、男性の育児参加に大きく貢献しました。今や男性の育児は当たり前と考える人から「イクメンという言葉は当たり前のことをしているだけの男性を美化している」と非難されるほどです。私はそういった否定的な意見を見かける度に「イクメン」という言葉の功績を感じます。企業が新しい価値観を社会に根付かせることは簡単なことではありませんが、1番理想的な形と言えるでしょう。

消費者の変化に対応するのか、抗うのか、あるいは変化を自ら創り出すのか、いずれにせよ多様化する価値観に注視して、冷静な判断を下すことが企業に求められていると感じます。画像もない堅苦しい長文となりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。