新たなマンガとの出会いのきっかけ

みなさん、こんにちは!3年の有吉です。

突然ですが、みなさん新しい本を買うときには、何を参考にしますか?

友人からの勧め、本屋のポップ、ネットでのレビューといったさまざまなものを参考にすると思います。

私は、漫画を読むことが好きで、ジャンルを問わず、様々な漫画を買って読んでいます。ただ、なかなか、自分の知らない面白い漫画に出会うのは、難しいものです。

そこで私が、新しい漫画を買うときの参考情報として、よく利用するサイトは宝島社が運営している「このマンガがすごい!」です。

page1image49989456
画像元 https://konomanga.jp/special/145303-2

「このマンガがすごい!」では、毎年、前年10月1日~本年9月30日に単行本が発行された作品を対象として、マンガ好き著名人(10名)、書店員(19店舗)、雑誌編集部(5誌)、ライター、ブロガー、フリー編集者、マンガ研究者などの各界マンガ好き(94名)により投票が行われ、そこに専門学校生などのマンガ家のタマゴたちによる投票が加わります。マンガ家のタマゴ以外の選者の個人名・団体名と、それぞれが投票した作品の顔ぶれは、書籍上ですべて公開されているため、様々なマンガ賞が現在ある中でも、「選者と投票結果の透明性」はこのマンガ賞の強みであると言えるでしょう。

ちなみに「このマンガがすごい!2022」では、オトコ編では、藤本タツキさんの『ルックバック』が、オンナ編では、たらちねジョンさんの『海が走るエンドロール』が一位を獲得しています。

私は、「このマンガがすごい!」もきっかけに、2022年オンナ編一位のたらちねジョンさんの『海が走るエンドロール』、2021年オトコ編3位の眉月じゅんさんの『九龍ジェネリックロマンス』、2021年オトコ編4位の田島列島さんの『水は海に向かって流れる』の三作品を実際に過去購入しました。月並みな感想ですが、どの作品もそれぞれの個性がありとても面白かったです。

「このマンガがすごい!」は年々反響が高まっており、ランクインした作品はTwitterのトレンド入りするほど話題になるようになっています。実際の書店でも、特集コーナーがすぐに組まれるほどの話題性。実際のデータとして、「このマンガがすごい!2015」のオンナ編で一位を獲得した、阿部共実さんの『ち-ちゃんはちょっと足りない』(全1巻)は、以下のグラフからわかるように、ランキング発表後に売り上げが40倍に跳ね上がるといった結果も残しています。

(参考)ほんのひきだし「『このマンガがすごい!2016』が発表 「このマン」の影響でコミックは売れるのか?」(週別売上推移は、日販オープンネットワークWIN調べ)

このように、消費者の関心を惹きつけ、大きく知名度や売り上げが跳ね上がる可能性のある賞が存在することは、消費者にとって、関与の高い商品であり、事前の情報がないと、気軽に買われることが少ない「漫画」にとっては、そのマンガがどのようなマンガであるか、どのくらい注目度が高いのかという情報を簡単に得ることができるため、非常に存在価値が高いと思います。

今年も「このマンガがすごい!2023」が発表され、新たな漫画との出会いがあることを楽しみにしたいと思います!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

参考文献

このマンガがすごい!WEB 「『このマンガがすごい!2022』今年のランキングTOP10を大公開!!【公式発表】」 https://konomanga.jp/special/145303-2 (最終閲覧日 2022/06/11)

Walkerplus 「1位獲得で売上40倍?『このマンガがすごい!』の強みは“選者と投票結果の透明性”」 https://www.walkerplus.com/article/1016043/ (最終閲覧日2022/06/11)

ほんのひきだし 「『このマンガがすごい!2016』が発表 「このマン」の影響でコミックは売れるのか?」 https://hon-hikidashi.jp/enjoy/7351/ (最終閲覧日 2022/06/11)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です