服を直して使い続けるという選択肢

こんにちは。新3年の村永です。

 

突然ですが、何かの拍子に穴が開いてしまったシャツやジーンズ。あなたならどうしますか?捨ててしまいますか?

 

直して使い続ける、という選択肢を提案するのがユニクロの「RE.UNIQLO STUDIO」です。

ここではユニクロで買った商品を、リペア・リメイク・リユース・リサイクルすることができます。使い古した服の回収ボックスが置いてある他、自分のユニクロの商品を持ち込めば、500円から2000円ほどで穴やほつれ直し・ボタンの付け替えなどを行ってくれます。さらに刺繍サービスによって自分だけの服を作ることもできます。

 

なかでも注目すべきは日本の伝統的な刺繍方法「刺し子」によってリペア・リメイクするサービス「SASHIKO by UNIQLO」です。

当初ロンドン・リージェントストリート店で話題となったこのサービスが、日本でも登場しました。刺し子とは「服に幾何学模様の刺繍を施すことで、補修や防寒、補強の役割を果たしてきた、日本の伝統的な刺繍(ユニクロ公式ホームページより)」のことです。一つ一つ丁寧に手縫いされた刺し子によってリペア・リメイクされた服は個性的でとてもおしゃれです。

破れた部分が丈夫に修理された上に、見た目もおしゃれに。これこそユニクロは一生着られる服を提案していると言って良いでしょう。世界で一つだけの服は、流行を超えてずっと着たいと思える特別な一着になること間違いありません。

(写真:SASHIKO by UNIQLOによる例 ユニクロ

 

リペア・SASHIKOサービスは現在は世田谷千歳台店のみで行っています。(2023年4月17日現在)。2023年4月21日にオープン予定のユニクロ 前橋南インター店にRE.UNIQLO STUDIO2号店が設置され、これからの展開が期待されています。

 

流行が目まぐるしく変わるアパレル業界では、衣類の大量廃棄処分が問題となっています。サスティナブルであることが重要視されるようになっており、多くのアパレル企業がサステナブルな商品やサービスを模索しています。

 

お気に入りの服を、何度も直し、個性を足しながら、ずっと着続ける。

これこそがサステナブルな未来のファッションの形でしょう。

 

 

【参考文献】

テレビ東京「日経スペシャル ガイアの夜明け 第1060回 お気に入りの服 いつまでも

~アパレル大量廃棄からの脱却~」(2023年4月14日放送)

ユニクロ公式ホームページ「RE.UNIQLO STUDIO」

https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/sustainability/planet/clothes_recycling/re-uniqlo/studio/ (最終閲覧2023年4月17日)