新しい店を探してもらうか、同じ店に繰り返し来てもらうか ローソン・スタンプラリー2015

このところ時々行われるコンビニのスタンプラリー。仮面ライダーとか妖怪ウォッチとか、あるいはセブンイレブンでもやっていますが、ちょうど今やっていたのがローソン スタンプラリーでした。

店舗を回ってスタンプを集めるとアニメのシールがもらえたりする子供にとってはゴージャスな企画ですが、一緒に連れ回される親は大変ですね(笑。スタンプだけもらって帰るのはちょっと気が引けたりするので、ついでにジュースの一つでも買おうかということにもなりかねません。

まあそんなこんなではあるのですが、以前のものといつの間にかやり方が少し変わったようです。確か2013年の頃は(うろ覚えながら)、10店舗ぐらいのスタンプを集める必要がありました。それはそれで面白くて、通常そんなに沢山の店舗に行くことはないので、ネットで店舗の場所を調べるわけです。そうすると、以外に知らなかった近場にローソンやセブンイレブンがあることがわかる。あー、こんなところにもあったんだ、的な発見があり、店舗の認知のようなものが期待できました。

一方、今回の2015年版は、スタンプの数は同じように見えながら、実は4スタンプで1ステージという設定になっているため、実質的には4店舗をぐるぐる回れば事足りるようになっています。沢山の店舗に行ってもらうという前回のアイデアとは違い、今回は、同じお店に何度も行ってもらうことを狙っていることがわかります。

最終的な売上に貢献するということを考えると、今回の方が有効のようにもみえます。4店舗であれば、自宅や仕事場から回れる範囲でもみつかるかもしれません。これらの店舗はいわば行きつけの店舗であり、この店舗を短い期間に3回程度訪れることになるわけです。店舗としても、なんとなく常連顧客の認知になりますし、顧客側としても、その繰り返しの行動がその後もつづくようになる、かもしれません。前回の10店舗以上だと、明らかにそのほとんどは一見さんになってしまうでしょう。それに比べれば(親の労力も含め)、いいかなと思った次第でした。

ちなみに、セブンはwifiを利用したポケモンの電子スタンプですかね。店舗数が多すぎますし、スタンプいちいち作って配っていたのではコストかかりすぎという感もあります。それぞれ各社の思惑や考えがあり、このあたりを調べてみるのも面白いかもしれません。

観察法はすごいのか?

こんにちは、中嶋未希です。
Sカレに向けた課題ということで、
著書「1からの商品企画」の第3章、観察法について考えようと思う。

まず、観察法とは、観察によって内側からの理解を重視する商品企画の手法だ。

人の言ったことや客観的な事実などのデータを用いて顕在ニーズを明確にするだけでは素晴らしいアイディアは生まれない。なぜなら客観的な「傾向」は分かっても、そこから自分ひとりでは思いつかなかったような画期的なアイディアに結びつけるのは難しいからだ。

競争力のある商品企画を行うには「言葉にされない人々の思い」、すなわち潜在ニーズに気づくことが大変重要である。
アンケート調査などは、多くのサンプルから「平均的」な人々の「傾向」を知ることに優れている一方で、少数派の意見は見過ごされがちだ。これが統計的な事実に従うだけでは潜在ニーズを拾えない最大の理由である。少数派の「極端」な対象のニーズをとらえることが、これまでにない新しい商品開発のヒントになると考えられる。

ここで頼りになる手法が今回のテーマである観察法だ。
観察法といってもただ観察をしていればいいというわけではない。55ページの例に挙げられた、とある会社のように、集めた写真から分かる事実を集計したデータを使ったところでそれは単なる統計値に過ぎない。その商品やサービスを利用している人自身も気付けなかったことを発見するのが観察法だからだ。

しかしここで疑問が1つある。
果たして本当に統計的な事実だけでは潜在ニーズを発見することできないのだろうか?
答えはNOだ。
私は統計データを出すうえで必要な「アンケート」の方法と内容で可能性は大きく変化すると考える。
皆さんは適性診断というものを今までにした経験はあるだろうか。私は先日、マイナビというサイトの適職診断をネット上で行った。同じような質問にいくつも答えた結果、私の性格、特性が診断される。確かにな、と頷けるような診断だった。そして最後に私に合った職業をいくつか提案してくれる。こんな性格の私にはこんな職種が合うのか、と意外なものもあり、とても参考になったと思う。

そこでだ。私はこれを活用、そして応用したい。
マイナビの例でいえば、こんな性格、特性の人が多いことがわかった、その人にはこんな職種が合うことがわかった、という統計、だけではなく、さらに、その結果をその通りだと思ったのか、意外だと思ったのか、そこまで聞き出してデータにまとめたらどうだろうか。具体的な商品企画でこの方法は試したことはないが、これからもし統計データをとるときには意識した質問を考えようと思う。

最後に、マーケティングはたくさんの手法を適材適所で用いて組み合わせることが大事だということを強調したい。結局のところ観察法は潜在ニーズの発掘に焦点を当てた手法であって、より競争力のある発想を得る手掛かりに過ぎない。その商品を企画するための基礎知識の習得には統計的なデータを採用することが前提条件であるし、これを使えさえすれば良いアイデアが生まれるという手法はないだろう。多方面からのアプローチを地道に行う努力をしたいものだ。

観察法とは?

こんにちは。佐藤です。

今回、Sカレの商品開発に向けて「1からの商品企画」という本から、観察法について考えてみたいと思います。

ここで、水越先生から挙げてもらった4つのことに注目してみます。

1.最後の一文「読者には、この会社の何が間違っているか、もうお分かりだろう。」の答え。

2.続きの一文「統計的な事実に従っても潜在ニーズをうまく拾えず」という理由。

3.テキストに反して、「統計的な事実に従っても、潜在ニーズをうまく拾える」可能性の考察。

4.結局の所、観察法で何ができるかについてのまとめ。

まず観察法がどういう目的で使われるかについて説明したいと思います。観察法とは、消費者が言葉にできないような思い、つまり潜在ニーズを発見する方法です。

1について、”商品の購入者から設置場所の写真を集め、「床に置いている人が一番多いことがわかりました」という「統計」をとるのに「観察法」を使用していた。”

この会社の間違いは、観察法というのは潜在ニーズを発見するものであって、統計から何が一番多かったかを調べるものではないこと。上記でも述べたように、観察法とは潜在ニーズを発見するもの。むしろ、少数派の部分に注目すべきである。

2について、統計的な事実というのは、多数派の特徴などを掴みやすいとは思います。それはつまり顕在ニーズであって、潜在ニーズは掴みにくいと考えてられるからです。

3について、これは単なる統計的な事実からでは、潜在ニーズを見つけるのは困難だと考える。

しかし、統計から多数派のデータではなく、少数派のデータに注目し、その違いの理由を探る。さらに、その少数派のグループで統計を取る。その中でまた多数派、と少数派分けて調査する。こういったことを繰り返していけばもしかしたら潜在ニーズを発見できるかもしれない。

だが、もしこの統計の人数が膨大な場合は非効率的に思える。やはり、潜在ニーズを探る場合には、観察法が効率は良さそうである。

4について、観察法では消費者が言葉にできない思いを引き出すことが可能である。この潜在ニーズから得られる発想は、市場競争力が高い製品を作ることができるかもしれません。しかし、観察法も商品開発の一つの手段であり、必ずしも成功するわけではありません。さらに色々な手段でアプローチしていくことが必要です。

観察法が導く答え

3年の森桶です。今回は「1からの商品企画」という書籍を使って観察法という商品企画のプロセスについて考察しました。先生から出された問いに対して自分なりの考えを書くという形で進めましたが途中から頭がこんがらがり非常に混乱しました。

観察法・・・商品企画において人の言ったことや客観的事実などの顕在ニーズではなく、言葉にされない人の思いである潜在ニーズを導く方法

統計を観察法と呼ぶことがなぜ間違いなのか。

(商品の購入者から設置場所の写真を集めた統計を批判している。)

 観察法の定義は言葉にされない潜在ニーズを読み取ることが目的である。

統計を取ることは一見これに当てはまるようにも見えるが、統計を取るだけでは潜在ニーズは汲み取ることが難しい。なぜなら、観察法には対象の基礎知識が必要だからである。対象についての土地勘がなければ、周知の事実を気づきと勘違いしてしまうことがあるからだ。統計を取ることに基礎知識は必要だろうか。さほど必要ではない。さらに今回の事例に関しては全く基礎知識がなくとも統計を取ることができるだろう。統計を取ることを観察法と呼んでいては、気づくことも浅はかなものになりかねない。

話を変えると、その基礎知識をもっている状態で観察を始めたと仮定する、するとその観察の方法として3つの方法が挙げられる。それは「見る」「頼む」「試す」である。今回の統計という事例で統計を取ることは、観察法の手法として「見る」が一番近いものだろう。

 「見る」は、無意識に実際の状況や前後関係の中で、人がどのような行為をするかを観察する手法である。と述べられている。

 統計を取ることも一見これに該当するようにも見えるが、統計を取ることは実際の状況や前後関係の中で変化がみられるのか疑問でもある。批判対象によるところもあるが、今回の設置場所といった場合には、前後関係にもあまり左右されるとも思わない。意識して決まった場所においているだけかもしれない。これでは顕在ニーズしか読み取ることはできないのではないか

要するに統計を取ったところで客観的な傾向が分かるだけでその深みにある潜在ニーズを求めることは難しいと考えられる。

なぜ統計的な事実に従っても潜在ニーズをうまく拾えないのか。

統計的な事実では先ほど述べたように顕在ニーズを拾うことになる。理由は基礎知識を考慮しない統計をとるだけでは表面的なニーズしか読み取ることができないからだ。

また、潜在ニーズとは本人すら気付いてないことであり、読み取るには自然な人間の行動を観察し、複雑な前後関係から見えなかった傾向を導く必要がある。統計的な事実は客観的な事実は導くが、そこから一人で思いつかないような画期的な発想は出てこないだろう。出てくることは誰かしらが思いつくような発想に留まるものだ。

統計的な事実では潜在的なニーズを拾うことはできないのか。

統計的な事実からは画期的な発想は出てくることは難しいと思うが、一つの手段としては有用になることもあるだろう。例えば多くのユーザーを調査するのが困難な場合、統計に基づきあるグループに属するユーザーを限定的に調査することも可能である。

また、極端なユーザー(潜在ニーズを発見しやすい)を統計とを取ることで発見することもあるだろう。

統計的な事実から直接潜在ニーズを得ることは、やはり難しいと考える。

もしあるとすれば、平均的なユーザーと異質なユーザーとの違いから見えるかもしれない。

両者の統計分析における前後関係からその違いの理由を求めることでニーズの中庸したものや両者とも網羅することで潜在ニーズを発見できることはあり得るのではないか。

観察法で何ができるのか。

 観察法の他との違いは自然体の人間から得られる発想を非常に重視している点だと考えられる。それは個人の偏見を取り除き、本当に人間が欲しているものを追っている。人の人生はそれぞれなので口から発することには、その人の今までの生き方によって歪められた表面的なニーズになっており、本当のニーズに気づかないのだろう。人間という生き物が生まれながら共通して持つ欲求、ニーズを導き出すことが観察法の最終目的であると思っている。

観察法で潜在ニーズを見つけ出す

こんばんは、阿部です。
今回は大学生が商品開発に挑戦する「Sカレ」に向けて、「1からの商品企画」という本の第3章に書かれている「観察法(オブザベーション)」について考えたいと思います。
まず観察法とは、「言葉にされない思い」である「潜在ニーズ」を見つけ出すための方法であり、「言葉にされない」という特徴からアンケートなどでは見つけられないため、実際に観察することで気づこうというものです。
今回水越先生から挙げられた設問は、
1.最後の一文「読者には、この会社の何が間違っているか、もうおわかりだろう。」の答え。
2.続きの一文「統計的な事実に従っても潜在ニーズをうまく拾えず」という理由。
3.テキストに反して、「統計的な事実に従っても、潜在ニーズをうまく拾える」可能性の考察。
4.結局の所、観察法で何ができるのかについてのまとめ
の4点です。
まず1についてですが、そもそも「この会社」とは自社商品の購入者から設置場所の写真を集めて「床に置いている人が一番多い」という結果を出してそれが「観察法」だと思っている会社のことです。
これでは「統計」になっており、多数のサンプルから「設置場所の傾向」が分かっているだけで決して「潜在ニーズ」に到達できているとは言えません。
「観察法」ではサンプルの数は多数ではなくむしろ少数であり、「平均的」よりも「極端」な人からヒントを得ようとします。
「多数」から「平均的な傾向」がわかって満足している点で「この会社」は間違っているのだと考えます。
次に2についてですが1で述べたのと同様に、潜在ニーズは「極端」な人の意見から発見されることが多いため、「平均的な傾向」を知るのに便利な統計では潜在ニーズがうまく拾えないのでしょう。
では3つ目の設問ですが「統計的な事実」から「潜在ニーズ」は絶対に見つけられないのでしょうか。
そうではないと考えます。
統計的な事実からは潜在ニーズではなく顕在ニーズが得られます。統計的な事実ひとつでは難しいかもしれませんが、統計的データが複数あれば顕在ニーズの裏側にある潜在ニーズが見つかるかもしれません。1に出てきた「この会社」がどのようなものを作っているのかわかりませんが、設置場所の写真があるのですから「平均的な傾向」を出して満足せずに、さらなる質問や、多数派の意見が判明したことを踏まえて少数意見に目を向ければ何かに気付くことができたかもしれません。

最後に4ですが、観察法はアンケートと違い客観的な意見を集めるというよりは自分で実際に体験してみる等、外側よりも内側から考える方法です。顕在ニーズは競合他社に打ち勝つためのヒントとなりえるもので、これを発見することができる観察法は新しいビジネス、商品を生むことができるのだと考えます。

消費者の隠れた心理を読み取る観察法

こんにちは。経営学系の大倉です。

今回は商品企画におけるひとつの手法であるオブザベーション(観察法)について書いていきます。

「観察法」とは調査対象の行動を観察することで、消費者自身さえも気づいていないような潜在的なニーズを知る手法です。

この「観察法」について『1からの商品企画』(硝学舎 西川英彦・廣田章光)より水越先生の質問である以下の4つの質問についてまとめていきます。

1.最後の一文「読者には、この会社の何が間違っているか、もうおわかりだろう。」の答え。

2.続きの一文「統計的な事実に従っても潜在ニーズをうまく拾えず」という理由。

3.テキストに反して、「統計的な事実に従っても、潜在ニーズをうまく拾える」可能性の考察。

4.結局の所、観察法で何ができるのかについてのまとめ

1の「この会社」とは自社商品の購入者から設置場所の写真を集め、これによる統計を観察法だと捉えていた会社のことです。しかし、冒頭にも書きましたが、観察法とはあくまでも消費者の隠れた心理を見つけるためのものです。この会社のような、消費者の自発的な情報を集めているようでは、それは潜在的ではなく顕在的なものとなり、観察法とは言えません。

これとつなげて2の統計的な事実からは潜在的なニーズを得られないというのはなぜかというのも、統計による調査は、大多数から「平均的」な「傾向」を探ることには優れている分、少数派の意見が見過ごされがちでありますが、消費者の隠れた心理は、こういった「極端」な人からこそ、発見が多いものであるため、潜在的なニーズは得られないのです。

しかし、3の統計的な事実に従って潜在ニーズを拾う可能性というのもあると思います。統計では「極端」な人の意見は知ることが難しいかもしれませんが、その大多数の意見である統計も組み合わせることで因果関係を考え、そこから消費者の隠れた行動プロセスが掴めれば、潜在的なニーズを発見したことになると思います。

最後に4についてですが、以上の1、2、3の話も踏まえて、観察法の可能性とは、ひとつはやはり統計とは対極的とも言える、少数派の気持ちが知れることです。もうひとつは消費者自身ですら気づいていないような潜在的なニーズを引き出すことができることです。これらによって商品企画において新たな市場の発見や競合に打ち勝つヒントの発見につながると思います。

観察法とは!

こんばんは。松浦です。

1からの商品企画

この本のp38~p56を読んで学んだ観察法についてまとめます。

観察法とは、「自分ではない誰か」の潜在ニーズを見つけ出すために用いる方法のことです。

具体的にどのようなことをするのか?

①   
理解…観察を始めるまえにテーマを理解する必要があること。いろんな人からヒアリングをしたり、文献を調べたりする。また、類似の事象の調査(アナロガスリサーチ)をして比較することも大切です。

②   
準備…どのようにして観察法を進めるのかを決めます。この本では、相手に意識されず、雰囲気を壊さずに行為を「見る」こと。宅に訪れてインタビューをしたり、実演してもらうという「頼る」こと。自ら体験し相手の視点を理解する「試す」こと。の3つが紹介されています。また、少数派の意見にこそ潜在にニーズがあることが多いことを念頭にリクルーティングをします。

③   
観察…2~3名ほどで観察に出向き、デジカメやノートを使い記録をつける。その後、記録を整理し、共有します。

④   
アイデアの創出…議論を展開し、洞察、気づいたことを抽出したりします。

では課題に取り組んでいきます。

1.最後の一文「読者には、この会社の何が間違っているか、もうおわかりだろう。」の答え。

この会社とは、商品購入者からその商品の設置場所の写真を集め、「床に置いている人が一番多いことがわかりました」という「統計」をとるのに観察法を使用したと言う会社のことである。

この会社が用いた方法は観察法ではないと思います。これはただ統計を得ただけにすぎず、潜在ニーズを見つけていません。統計を見つけるのでなくこの会社が用いた方法は観察法ではないと思います。これはただ統計を得ただけにすぎず、潜在ニーズを見つけていません。統計を見つけるのでなく潜在ニーズを見つけださないと観察法とは言えないと思います。また、写真を集めることは、観察法につながることではありますが、観察法であると断定するには早すぎます。   

2.続きの一文「統計的な事実に従っても、潜在ニーズをうまく拾えず」という理由。

統計からみえることは、具体的な数値やデータです。それらを生かして、ただのニーズであれば見つけることは容易だと思います。しかし、本書では、見過ごしがちな「言葉にされない人々の思い」=潜在ニーズであるとされています。よって、観察法を用いず、統計的な事実だけでは潜在ニーズを見つけるのは容易でないと思います。

3.テキストに反して、「統計的な事実に従っても、潜在ニーズをうまく拾える」可能性の考察。

これはできると思います。というのも先ほど述べた通り、統計的な事実からならただのニーズ、顕在ニーズをみつけることは可能です。潜在ニーズは顕在ニーズの裏側にあるものなので、掘り下げていけば、潜在ニーズを見つけることは可能だと思います。そのためには相手に質問を繰り返したり、選択肢をつくってあげることが必要だとはおもいます。

4.結局の所、観察法で何ができるのかについてのまとめ。

観察法を用いることで、今まで見られなかった問題が浮かび上がったり、自然であることが本当は不自然だったり、またその逆だったりみたいなことに遭遇することができる。その因果を探ることで「自分ではない誰か」の潜在ニーズを見つけ出すことができると考えます。

「極端」から始まる商品企画

こんばんは!長澤です。

今回は
「1からの商品企画」
編著:西川英彦,廣田章光
発行:碩学舎
発売:中央経済社
という本を参考にした記事です。

この本は、商品企画のプロセスやノウハウについて書かれていてマーケティングを勉強する側としてはとてもおもしろい内容です。この本の第3章「観察法」について以下で述べていきます。

観察法とは商品企画を行うにあたり、自分ではなく他人の「言葉にされない思い」に注目し潜在ニーズに気付くことです。例えば文中で紹介されているATMの例ですが、ATMの利用者に話を聞くのではなく、実際に自分でATMを使ってみたり、普段人々がATMをどのように利用しているか観察したりしています。また平均的な人だけを観察するだけでなく、ATMは絶対窓口の人と一緒に操作する、というような極端な人の観察も行っています。あえて極端な人の観察を行うことは「先入観を覆されに行く」ことでもあるのです。

この章のおわりに自社製品の購入者から設置場所の写真を集め、床に置いている人が一番多いという統計を出したことを観察法といっている会社があるが、この会社の何が間違っているのかという記載がありました。
この問いの答えは、観察法の意味を履き違えているということに尽きると思います。観察法は大多数が言っているような平均的な意見を知るためだけではなく、極端な人から満たされないニーズや競合に打ち勝つヒントを発見するための方法です。そのため、購入者の意見を集計して満足するのではなく、少数意見にも注目して新たな商品企画のヒントを見つけ出す必要があります。
潜在ニーズというものは「極端」な人の意見に隠れていることが多いため、統計的な事実に従っても潜在ニーズをうまく拾えないのだと考えました。

では「統計的な事実に従っても、潜在ニーズをうまく拾える」ことはないのでしょうか。これについては全くないとは言い切れないと思います。そもそも観察がしっかりできていないまま世に出回っている商品であれば、大多数が不満に思っていたり改善の余地があると思っていても商品制作側に伝わっていないという状況になっているはずです。そのため、平均的な人、極端な人双方の意見を大切に扱っていく必要があるのだと感じました。

観察法では、他人の行為から商品のアイディアや改善点を見出していくことができます。自分一人では考え付かないようなものが見えてきて、最終的に潜在ニーズに気付くことができるのが観察法だと思います。

観察法でできること

こんにちは、西尾です。

今回はSカレに向けて、「1からの商品企画」という本の第3章であげられている探索的調査の1つである観察法について考えたいと思います。
まず観察法とはどういったものなのかについてですが、観察法とは…
アンケートなどでは伝えきれない思い、すなわち「明言されない潜在ニーズ」を発見するための手法です。

この説明ではよく分からないと思うので、水越先生から出された4つの設問にそって、さらに観察法について考えたいと思います。

先生から出された設問はこれらの4つです。
1.「読者には、この会社の何が間違っているか、もうおわかりだろう」の答え。
2.「統計的な事実に従っても潜在ニーズをうまく拾えず」という理由。
3.テキストに反して、「統計的な事実に従っても潜在ニーズをうまく拾える」可能性の考察。
4.結局のところ、観察法で何ができるのかについてのまとめ。
まず1.について考える前に、「この会社」について説明します。「この会社」とは、自社商品の購入者から設置場所の写真を集め、「統計」をとるのに使用し、それを観察法だと思い込んでいる会社のことです。
「観察法=写真を撮ること」でないし、あくまで観察法とは統計に使用するものではないと考えます。統計とは、アンケート調査などを行って、多くのサンプルから「平均的」な人々の「傾向」を知るためのものであり、統計をとるには多くのサンプルが必要です。
それに引き換え、観察法はユーザーの自然な行為を観察するために、少数で行う場合が多い。そのため、サンプルが少ないので、そもそも統計をとるには適さないのではないでしょうか。
では、観察法とはどういう意図で行うのかというと、統計から外れた「極端」な人から、満たされていないニーズや、競合に打ち勝つヒントを発見するために行います。

これらから、「この会社」は間違っていると言えるのではないでしょうか。

次に2.についてですが、1.の答えでも述べたように、統計は「平均的」な人々の「傾向」を知ることに優れている。つまり、顕在ニーズを知るのに有効であり、潜在ニーズに迫ることは難しいと考えられます。
しかし、本当にそうなのでしょうか。これを考えるため、3.の設問にうつります。
例えば、「○○が売れた」という統計だけでは、消費者の「○○が欲しい」という顕在ニーズしか拾えません。しかし、「全く関係がないように思われる○○と××が同時に売れた」などの統計があれば、潜在ニーズに迫れる可能性があるのではないかと考えます。デパートで「ビールとおむつが同時に売れた」という話は有名ですが、これがその例ではないでしょうか。このように、統計的な事実に従っても、それを組み合わせることで、潜在ニーズに迫ることができるのではないかと考えます。
では結局のところ、観察法で何ができるのかですが、一般的に、アンケート調査などで得られる顕在ニーズは、誰しもが簡単に気付けてしまうことなので、同じような商品での競争や、価格競争などになりやすく、差別化をしにくいという欠点があります。しかし、観察法を用いて、潜在ニーズを拾うことで、ほかの商品と差別化ができます。これによって、新たなビジネスチャンスをつかむきっかけになるのではないでしょうか。

「観察法」で潜在ニーズを捉える!

こんにちは。小山です。

今回のブログは、「1からの商品企画」(碩学舎)という本の第3章に書かれている、観察法(オブザベーション)について考えてみたいと思います。

『1からの商品企画』(碩学舎)→アマゾン リンク

今回は、水越先生から挙げられた

1.最後の一文「読者には、この会社の何が間違っているか、もうおわかりだろう。」の答え。
2.続きの一文「統計的な事実に従っても潜在ニーズをうまく拾えず」という理由。
3.テキストに反して、「統計的な事実に従っても、潜在ニーズをうまく拾える」可能性の考察。
4.結局の所、観察法で何ができるのかについてのまとめ
の4点を軸とした内容の記事を書いてみたいと思います。

まず、そもそも「観察法」とは何なのかということを簡単に整理しますと、観察法とは、
“見過ごしがちな「言葉にされない人々の思い」、すなわち潜在ニーズに気づくために、調査対象の行動を根気よく観察し、記録して分析する方法”
(参考:「1からの商品企画」(碩学舎)、
http://www.bizglo.lv9.org/ka/k010.html、
http://www.shinki-kaitaku.com/s07_word/ka/ka26.html)
という風にまとめられます。

まず1について、
“「観察法」を始めたという会社が、自社商品の購入者から設置場所の写真を集め、「床に置いている人が一番多いことがわかりました」という「統計」をとるのに「観察法」を使用していた。”
という内容に対するものなのですが、何が間違っているかというのは明白で、観察法で大事なことは、このケースでいうと「○○が一番多いということが分かった」という事ではなく、むしろ「××をしている人がいた」という所であると思います。

統計的な事実は、このケースを含むほとんどの場合誰がどこから見てもわかるような普遍的な内容しか浮かびあげることはできません。


対して観察法では、少数派である「極端」な意見をしっかりと記録し分析することによって、満たされていないニーズや、競合に打ち勝つヒントを発見できることが多いです。

なぜなら、潜在ニーズというものは=「言葉にされない人々の思い」、つまり統計的な事実によって得られる「客観的事実」や「人の言ったこと」とは真逆のものであるため、統計学的な事実だけでは
潜在的なニーズをうまく拾えません。

これが2に対する答えでしょう。
つづいて3について、「統計的な事実に従っても、潜在ニーズをうまく拾える」だろうものの一つとしてネットワークサービス関連があげられると考えられます。

例をあげると、グーグルは検索結果などの情報が入った時、ビックデータの中の統計的な事実に従って、その消費者が欲してるであろうものを予測して表示させたり、アカウントに広告のメールを送っているそうです。

このようにネット上でのやり取りでは、消費者の行動がネット上にしか反映されない分、裏を返せばほとんどのプロセスがネット上で行われていると考えると、統計学的な事実に従っても、潜在的なニーズをうまく拾えるのではないでしょうか。

最後に4について、まとめといたしまして、

普段日常生活で客観的にしか見ることのなかった物事を、観察法を用いて外側からではなく内側から物事を観察することによって、今まで考えられなかった新しいイメージや考えが浮かんでくると思います。

あくまでこれが正しいとまでは言い切れませんが、一つの発想のプロセスとして非常に重要なものなのではないかな、と感じました。