観察法とは!

こんばんは。松浦です。

1からの商品企画

この本のp38~p56を読んで学んだ観察法についてまとめます。

観察法とは、「自分ではない誰か」の潜在ニーズを見つけ出すために用いる方法のことです。

具体的にどのようなことをするのか?

①   
理解…観察を始めるまえにテーマを理解する必要があること。いろんな人からヒアリングをしたり、文献を調べたりする。また、類似の事象の調査(アナロガスリサーチ)をして比較することも大切です。

②   
準備…どのようにして観察法を進めるのかを決めます。この本では、相手に意識されず、雰囲気を壊さずに行為を「見る」こと。宅に訪れてインタビューをしたり、実演してもらうという「頼る」こと。自ら体験し相手の視点を理解する「試す」こと。の3つが紹介されています。また、少数派の意見にこそ潜在にニーズがあることが多いことを念頭にリクルーティングをします。

③   
観察…2~3名ほどで観察に出向き、デジカメやノートを使い記録をつける。その後、記録を整理し、共有します。

④   
アイデアの創出…議論を展開し、洞察、気づいたことを抽出したりします。

では課題に取り組んでいきます。

1.最後の一文「読者には、この会社の何が間違っているか、もうおわかりだろう。」の答え。

この会社とは、商品購入者からその商品の設置場所の写真を集め、「床に置いている人が一番多いことがわかりました」という「統計」をとるのに観察法を使用したと言う会社のことである。

この会社が用いた方法は観察法ではないと思います。これはただ統計を得ただけにすぎず、潜在ニーズを見つけていません。統計を見つけるのでなくこの会社が用いた方法は観察法ではないと思います。これはただ統計を得ただけにすぎず、潜在ニーズを見つけていません。統計を見つけるのでなく潜在ニーズを見つけださないと観察法とは言えないと思います。また、写真を集めることは、観察法につながることではありますが、観察法であると断定するには早すぎます。   

2.続きの一文「統計的な事実に従っても、潜在ニーズをうまく拾えず」という理由。

統計からみえることは、具体的な数値やデータです。それらを生かして、ただのニーズであれば見つけることは容易だと思います。しかし、本書では、見過ごしがちな「言葉にされない人々の思い」=潜在ニーズであるとされています。よって、観察法を用いず、統計的な事実だけでは潜在ニーズを見つけるのは容易でないと思います。

3.テキストに反して、「統計的な事実に従っても、潜在ニーズをうまく拾える」可能性の考察。

これはできると思います。というのも先ほど述べた通り、統計的な事実からならただのニーズ、顕在ニーズをみつけることは可能です。潜在ニーズは顕在ニーズの裏側にあるものなので、掘り下げていけば、潜在ニーズを見つけることは可能だと思います。そのためには相手に質問を繰り返したり、選択肢をつくってあげることが必要だとはおもいます。

4.結局の所、観察法で何ができるのかについてのまとめ。

観察法を用いることで、今まで見られなかった問題が浮かび上がったり、自然であることが本当は不自然だったり、またその逆だったりみたいなことに遭遇することができる。その因果を探ることで「自分ではない誰か」の潜在ニーズを見つけ出すことができると考えます。

「極端」から始まる商品企画

こんばんは!長澤です。

今回は
「1からの商品企画」
編著:西川英彦,廣田章光
発行:碩学舎
発売:中央経済社
という本を参考にした記事です。

この本は、商品企画のプロセスやノウハウについて書かれていてマーケティングを勉強する側としてはとてもおもしろい内容です。この本の第3章「観察法」について以下で述べていきます。

観察法とは商品企画を行うにあたり、自分ではなく他人の「言葉にされない思い」に注目し潜在ニーズに気付くことです。例えば文中で紹介されているATMの例ですが、ATMの利用者に話を聞くのではなく、実際に自分でATMを使ってみたり、普段人々がATMをどのように利用しているか観察したりしています。また平均的な人だけを観察するだけでなく、ATMは絶対窓口の人と一緒に操作する、というような極端な人の観察も行っています。あえて極端な人の観察を行うことは「先入観を覆されに行く」ことでもあるのです。

この章のおわりに自社製品の購入者から設置場所の写真を集め、床に置いている人が一番多いという統計を出したことを観察法といっている会社があるが、この会社の何が間違っているのかという記載がありました。
この問いの答えは、観察法の意味を履き違えているということに尽きると思います。観察法は大多数が言っているような平均的な意見を知るためだけではなく、極端な人から満たされないニーズや競合に打ち勝つヒントを発見するための方法です。そのため、購入者の意見を集計して満足するのではなく、少数意見にも注目して新たな商品企画のヒントを見つけ出す必要があります。
潜在ニーズというものは「極端」な人の意見に隠れていることが多いため、統計的な事実に従っても潜在ニーズをうまく拾えないのだと考えました。

では「統計的な事実に従っても、潜在ニーズをうまく拾える」ことはないのでしょうか。これについては全くないとは言い切れないと思います。そもそも観察がしっかりできていないまま世に出回っている商品であれば、大多数が不満に思っていたり改善の余地があると思っていても商品制作側に伝わっていないという状況になっているはずです。そのため、平均的な人、極端な人双方の意見を大切に扱っていく必要があるのだと感じました。

観察法では、他人の行為から商品のアイディアや改善点を見出していくことができます。自分一人では考え付かないようなものが見えてきて、最終的に潜在ニーズに気付くことができるのが観察法だと思います。

観察法でできること

こんにちは、西尾です。

今回はSカレに向けて、「1からの商品企画」という本の第3章であげられている探索的調査の1つである観察法について考えたいと思います。
まず観察法とはどういったものなのかについてですが、観察法とは…
アンケートなどでは伝えきれない思い、すなわち「明言されない潜在ニーズ」を発見するための手法です。

この説明ではよく分からないと思うので、水越先生から出された4つの設問にそって、さらに観察法について考えたいと思います。

先生から出された設問はこれらの4つです。
1.「読者には、この会社の何が間違っているか、もうおわかりだろう」の答え。
2.「統計的な事実に従っても潜在ニーズをうまく拾えず」という理由。
3.テキストに反して、「統計的な事実に従っても潜在ニーズをうまく拾える」可能性の考察。
4.結局のところ、観察法で何ができるのかについてのまとめ。
まず1.について考える前に、「この会社」について説明します。「この会社」とは、自社商品の購入者から設置場所の写真を集め、「統計」をとるのに使用し、それを観察法だと思い込んでいる会社のことです。
「観察法=写真を撮ること」でないし、あくまで観察法とは統計に使用するものではないと考えます。統計とは、アンケート調査などを行って、多くのサンプルから「平均的」な人々の「傾向」を知るためのものであり、統計をとるには多くのサンプルが必要です。
それに引き換え、観察法はユーザーの自然な行為を観察するために、少数で行う場合が多い。そのため、サンプルが少ないので、そもそも統計をとるには適さないのではないでしょうか。
では、観察法とはどういう意図で行うのかというと、統計から外れた「極端」な人から、満たされていないニーズや、競合に打ち勝つヒントを発見するために行います。

これらから、「この会社」は間違っていると言えるのではないでしょうか。

次に2.についてですが、1.の答えでも述べたように、統計は「平均的」な人々の「傾向」を知ることに優れている。つまり、顕在ニーズを知るのに有効であり、潜在ニーズに迫ることは難しいと考えられます。
しかし、本当にそうなのでしょうか。これを考えるため、3.の設問にうつります。
例えば、「○○が売れた」という統計だけでは、消費者の「○○が欲しい」という顕在ニーズしか拾えません。しかし、「全く関係がないように思われる○○と××が同時に売れた」などの統計があれば、潜在ニーズに迫れる可能性があるのではないかと考えます。デパートで「ビールとおむつが同時に売れた」という話は有名ですが、これがその例ではないでしょうか。このように、統計的な事実に従っても、それを組み合わせることで、潜在ニーズに迫ることができるのではないかと考えます。
では結局のところ、観察法で何ができるのかですが、一般的に、アンケート調査などで得られる顕在ニーズは、誰しもが簡単に気付けてしまうことなので、同じような商品での競争や、価格競争などになりやすく、差別化をしにくいという欠点があります。しかし、観察法を用いて、潜在ニーズを拾うことで、ほかの商品と差別化ができます。これによって、新たなビジネスチャンスをつかむきっかけになるのではないでしょうか。

「観察法」で潜在ニーズを捉える!

こんにちは。小山です。

今回のブログは、「1からの商品企画」(碩学舎)という本の第3章に書かれている、観察法(オブザベーション)について考えてみたいと思います。

『1からの商品企画』(碩学舎)→アマゾン リンク

今回は、水越先生から挙げられた

1.最後の一文「読者には、この会社の何が間違っているか、もうおわかりだろう。」の答え。
2.続きの一文「統計的な事実に従っても潜在ニーズをうまく拾えず」という理由。
3.テキストに反して、「統計的な事実に従っても、潜在ニーズをうまく拾える」可能性の考察。
4.結局の所、観察法で何ができるのかについてのまとめ
の4点を軸とした内容の記事を書いてみたいと思います。

まず、そもそも「観察法」とは何なのかということを簡単に整理しますと、観察法とは、
“見過ごしがちな「言葉にされない人々の思い」、すなわち潜在ニーズに気づくために、調査対象の行動を根気よく観察し、記録して分析する方法”
(参考:「1からの商品企画」(碩学舎)、
http://www.bizglo.lv9.org/ka/k010.html、
http://www.shinki-kaitaku.com/s07_word/ka/ka26.html)
という風にまとめられます。

まず1について、
“「観察法」を始めたという会社が、自社商品の購入者から設置場所の写真を集め、「床に置いている人が一番多いことがわかりました」という「統計」をとるのに「観察法」を使用していた。”
という内容に対するものなのですが、何が間違っているかというのは明白で、観察法で大事なことは、このケースでいうと「○○が一番多いということが分かった」という事ではなく、むしろ「××をしている人がいた」という所であると思います。

統計的な事実は、このケースを含むほとんどの場合誰がどこから見てもわかるような普遍的な内容しか浮かびあげることはできません。


対して観察法では、少数派である「極端」な意見をしっかりと記録し分析することによって、満たされていないニーズや、競合に打ち勝つヒントを発見できることが多いです。

なぜなら、潜在ニーズというものは=「言葉にされない人々の思い」、つまり統計的な事実によって得られる「客観的事実」や「人の言ったこと」とは真逆のものであるため、統計学的な事実だけでは
潜在的なニーズをうまく拾えません。

これが2に対する答えでしょう。
つづいて3について、「統計的な事実に従っても、潜在ニーズをうまく拾える」だろうものの一つとしてネットワークサービス関連があげられると考えられます。

例をあげると、グーグルは検索結果などの情報が入った時、ビックデータの中の統計的な事実に従って、その消費者が欲してるであろうものを予測して表示させたり、アカウントに広告のメールを送っているそうです。

このようにネット上でのやり取りでは、消費者の行動がネット上にしか反映されない分、裏を返せばほとんどのプロセスがネット上で行われていると考えると、統計学的な事実に従っても、潜在的なニーズをうまく拾えるのではないでしょうか。

最後に4について、まとめといたしまして、

普段日常生活で客観的にしか見ることのなかった物事を、観察法を用いて外側からではなく内側から物事を観察することによって、今まで考えられなかった新しいイメージや考えが浮かんでくると思います。

あくまでこれが正しいとまでは言い切れませんが、一つの発想のプロセスとして非常に重要なものなのではないかな、と感じました。

観察法によるニーズの発見

こんにちは、上川です。今回のブログのテーマは観察法(オブザベーション)ということで、『1からの商品企画』(碩学舎)の第3章「観察法」を読んで水越先生から出された、4つの点について考えます。

  まず初めに、「観察法」について。

  これは、アンケートなどの統計的な手法に頼らず、人々を観察することから使用している人も気づいていない潜在ニーズを引き出し、それまで誰も発見できなかった視点から商品企画を行う手法です。「自分ではない誰か」の求めているものを見つけ出し、競争力のある発想の手がかりを得るために使われます。

 
  この本の中では、IDEO社のATMについての観察法が例として挙げられています。観察を行うことでATMの利用者が後ろに並ぶ人の存在を気にしていてパーソナルスペースを求めていること(潜在ニーズ)がわかりました。そこでIDEO社は、利用者や銀行の担当者へのインタビューや実際に自分たちでATMを操作することでは浮かんでこなかった、バックミラーをつけるというアイデアを見つけ出しました。

  この他にも、ATMの設置方向を90度回転させることで安心してATMを操作することができるようにしたり、窓口の人に残高を確認してから一緒にATMを操作してもらうというような、ある種極端な利用者からも話を聞くことで、シンプルで機械の中で行われていることを視覚的にフィードバックするという工夫を行うことができました。



  そして、この章の終わりに、自社製品の購入者から設置場所の写真を集め、「床に置いている人が一番多い」という事実を発見したことを、「観察法」によるものという会社が出てきます。

  この会社のどこが間違っているかというのが、先生からの1つ目の設問です。

  この会社は、写真を集めそれらのデータを統計的に集計し、「平均的」な人々の「傾向」を掴んだだけです。これでは観察法とは呼べません。

 次は、統計的な事実に従っても、潜在ニーズをうまく拾えない理由です。統計調査では、平均的な値が好まれ、「外れ値」は除外されてしまいます。これでは、他社も気が付いているような点にばかり目がいってしまい、「極端」な例であり、他社が目をつけていない「潜在ニーズ」に気づくことは難しくなります。
では、統計的な事実に従ってしまうと、潜在ニーズをうまく拾うことはできないのでしょうか。私は、そのようなことはないと考えます。

  アンケートなどであっても、顕在化していないニーズに対する仮説を立て、それに関する設問を作ることで、観察法とは異なるアプローチの方法ではありますが、その仮説が統計的に有意であると証明されれば、それは消費者自身が気づいていない潜在ニーズを探し当てることになると思うからです。

  最後に、観察法を用いることで結局何ができるかについてです。

  観察法を用いれば、自分では当たり前すぎて気づくことのできなかったことや、自分では全く思い浮かばなかったような問題点に気が付くことができます。

  また、観察を通じれば本人ですら気づいていない思いに焦点を当て、人が上手く言い表すことのできない欲求を引き出すことができるのです。「不便だとは思わないが、どこか使いにくい」という点があったとして、その点に気づき改善することができれば、競争力のある商品を生み出すことが可能となります。

 

ニーズを調べるためには、たくさんの人の要望を知ることができるアンケートなどの方法が良いと思っていましたが、消費者が気付いているようなニーズに応えようとする企業はたくさんあります。そこで、たとえ極端な例であっても、そこから問題点を見つけ出し解決する方が、結果的に多くの人に求められることになるのだと思いました。

 

潜在ニーズを引き出す「観察法」

こんにちは。斉藤です。
今回は「1からの商品企画」という本の第3章『観察法』を読み、水越教授が挙げた以下の4つの点についてまとめました。

1、最後の一文「読者には、この会社の何が間違っているか、もうお分かりだろう。」の答え。
2、続きの一文「統計的な事実に従っても、潜在ニーズをうまく拾えず」という理由。
3、テキストに反して、「統計的な事実に従っても、潜在ニーズをうまく拾える」可能性の考察。
4、結局のところ、観察法で何ができるかについてのまとめ。

まず、本題に入る前に、
”観察法(オブザベーション)”とは?
⇒統計に頼らず、人々を観察することによって、見過ごしがちな「言葉にされない人々の思い」、すなわち潜在ニーズを引き出し、それまで誰も気づかなかった視点から商品企画を行うという手法のこと。

では、本題である4つの点についてのまとめたことを書きます。

とある会社が自社商品の購入者から設置場所の写真を集めたところ、「床に置いている人が一番多いこと」がわかりました。この調査方法をこの会社は「観察法」であるといっていますが、それは大きな勘違いです。この会社は”購入者は自社商品を床に設置する”という「傾向」をつかんだだけで、これは「観察法」ではなく「統計」をとっただけにすぎません。

このような統計的な事実からは、客観的な「傾向」などの顕在ニーズしか拾えません。この場合、少数派の意見は見過ごされてしまい、潜在ニーズを拾うことはできません。見過ごされていた「極端」な人からこそ、潜在ニーズが発見できます。統計的な事実だけでは、自分一人では思いつかなかったような画期的なアイデアに結び付けられほどのインスピレーションを得ることは難しいのです。

しかし、必ずしも統計的な事実が潜在ニーズをうまく拾えないとは限りません。私はwebサービスやeコマースにおいては、その可能性があるのではないかと思います。わからないことやほしいものがあればすぐにスマホや携帯、パソコンで調べられる時代です。特にスマホや携帯は誰もが常備しているものであるために、その場その時の思いついたままの気持ちを知ることができます。アンケートやインタビューよりもずっと人の本音に迫れる気がします。

観察法では本人ですら気づいていない思いに焦点を当てることで、人がうまく言い表せない欲求(潜在ニーズ)を引き出すことができ、そこから画期的なアイデア商品が生み出されます。この本では、観察手法を「見る」「頼む」「試す」の3つに分けて紹介していました。その一つである「頼む」では、訪問インタビューなどが挙げられます。その人の普段の生活空間に行くことで、予期せず話題に出たものやことを実際に見せてもらい、実演してもらうことができます。また「試す」では、自らの体験と観察対象者の体験を照らし合わせることで、洞察に深みを与えられます。統計的な事実だけでは見えてこないことが、観察法では見ることができるのです。

統計と観察法の違い

こんにちは!三年の浅田です。
先週はブログをのせるのが一番遅かったので記事が連続してしまいました、、笑
今週のブログの内容はオブザベーション(観察法)についてです。
観察法とは、

統計に頼らず、観察によって人々の潜在ニーズを引き出し、それまで誰も気づかなかった視点から商品開発を行う手法

のことです。
この手法について『1からの商品企画』から読みとった内容をまとめます。
『1からの商品企画』の中の、
「デジカメがすっかり人々の手に行き渡り撮影が以前とは比較にならないほど手軽になりった。その影響で「写真を撮れば観察法」と勘違いしている人も多い。とある会社で「観察法を始めました」というので詳しくうかがったところ、自社商品の購入者から設置場所の写真を集め、「床に置いている人が一番多いことがわかりました」という「統計」をとるのに使用していたという笑えないエピソードがある。読者にはこの会社の何がまちがっているか、もうおわかりだろう。」
という部分ついて水越先生からの4つの問いに基づいてまとめたいと思います
1.最後の一文「読者には、この会社の何が間違っているか、もうおわかりだろう。」の答え。
2.続きの一文「統計的な事実に従っても潜在ニーズをうまく拾えず」という理由。
3.テキストに反して、「統計的な事実に従っても、潜在ニーズをうまく拾える」可能性の考察。
4.結局の所、観察法で何ができるのかについてのまとめ
「この会社」とは「自社商品の購入者から設置場所の写真を集め、統計をとるのに使用していた会社」のことです。この会社はこれを観察法だと言ってしまっていました。
統計をとる調査と観察法の違いは何でしょうか。
私は、消費者の行動のプロセスが見えるかどうかだと考えます。
統計はひとつの事実について多人数のデータを集めることができますが、商品が使用されたプロセス等は把握することはできません。
「この会社」は、商品が置かれている場所の写真を集めることしかしていません。写真からは消費者がなぜその場所に置いたかや、置き場所が決まるまでのプロセスが見えないため、観察法を実施したとは言えないと思います。
 
 潜在的なニーズは本人でも気づかないようなニーズです。
統計は先ほど例の、「商品が置かれた場所」のようにひとつの事実しか読み取れないことが多いです。本人でも気づいていない点を、ピンポイントでひとつの事実として切り取ることはできないため、統計では潜在ニーズをうまく拾えないと思います。
しかし私は、「統計的な事実に従っても、潜在ニーズをうまく拾える」可能性はあると考えます。ひとつの統計ではそれは不可能だと思いますが、様々な項目を統計データとして集め、それらの項目のつながりや因果関係を考え、順序だてることによって、消費者の行動のプロセスを仮定することができると思います。そしてそのプロセスの中に潜在ニーズを拾うことができます。
しかし、利用者にアンケートをとるなどして統計データを集める場合には、細かい質問項目を考えたり、多くの統計データを読み取らなければならないため、観察法に比べるとかなり手間がかかることが予想されるため、観察法を用いたほうが良いでしょう。
人間は困ったことや、問題にも結構適応して生きていけるので、小さな問題点には気づかなかったり、時間を経つと忘れたりしてしまいます。
観察法は、そのような自分でも小さな問題を、発生した瞬間にとらえることによって、問題として認識することができます。
問題の認識によって潜在的なニーズを引き出せることができるのではないかと思います。
参考:http://liskul.com/wm_bouserw-4472

東北六魂祭

こんにちは!浅田明子です!
実家で更新しようと思ったら
ログインにかなり手間取ってブログの更新が遅くなってしまいました
すみません。。。

今週末実家である秋田に帰省していました。
なぜかというと、東北六魂祭を見るためです!
皆さんは東北六魂祭知っていますか??

私も、最近地元で観光レディをやっている友達に
聞いて、初めて知ったので、知らない方も多いかもしれません。
しかしこのイベント、東北六県の代表的なお祭りが
一度に見られるという大胆かつ面白いイベントなのです!
震災からの復興を盛り上げようという目的で、
2011年から開催され今年で五回目になるそうです。

開催地は毎年変わっていて次のとおりです

  開催地
第1回 仙台市
第2回 盛岡市
第3回 福島市
第4回 山形市
第5回 秋田市

このイベントのメインは六つの祭がつらなるパレードです。
祭開催地    祭名前     踊り等
青森県 青森市     青森ねぶた祭       ハネト   
岩手県 盛岡市     盛岡さんさ踊り    さんさ踊り          
宮城県 仙台市     仙台七夕まつり    すずめ踊り          
秋田県 秋田市     秋田竿燈まつり    竿燈
山形県 山形市     山形花笠まつり    花笠音頭             
福島県 福島市     福島わらじ祭り    ダンシングそーだナイト    
次々と祭がやってくるため、他県の祭との違いも感じられて
普段の祭とは違った良さが見られました!
なかなか見られない祭を見られるいいイベントでしたが、
先週先々週とイベントのマーケティングについて調べていたので
その視点から感想を書きたいと思います。
特に気になった点として三点あげたいと思います。
①会場整備について
②広告について
③地域での盛り上がり
①会場整備について
会場についてはかなり疑問を覚えました。会場は駅から2キロほど離れており、徒歩だと結構な時間がかかります。それなのに、近くまでいくバスなどは出ていませんでした。車で行くとしても駐車場が遠く、そこからでるバスも往復900円と高めです。
もっと配慮したら、気軽に来られる人は増えるのではないかと思います。
会場整備しているスタッフも、どこに何の会場があるかよくわかっておらず質問してもうまく答えてもらえないこともしばしば。パレード会場の整備もスタッフ間で連携がとれていないようで観客の誘導ができていませんでした。
これでは何回も来ようというきにはなれないかもしれません。
②広告について
東北に住んでいたわたしでさえ今年まで六魂祭の存在を知りませんでした。
さらに、今年の開催地秋田に住んでいる人もこの存在を知らない人も多いようです。
せっかくこのように珍しいイベントをしていても、知ってもらわなければ何の意味もありません。
来場数は25万人ほどあったそうですが、もっと伸びるのではないかと思います。入場者数が少ないから協賛をやめる会社も出てきたそうです。一時はイベントの開催自体が危ぶまれる事態にも。
予算は約3億円と余裕はないかもしれませんが、もっと県内外に向けてアピールする必要があると思います。
③地域での盛り上がり
会場自体は盛り上がっていましたが、会場周辺の盛り上がりが見られなかったのがきになりました。
駅前はいつも以上に閑散としており、交通規制がかかっているためか小さいお店などはやっていないところが、ほとんどでした。
周辺のお店などにもスポットを当てて紹介するマップやパンフレットをつくる等開催地域にもメリットがあるようにすることで盛り上がりを得られるのではないかと思います。
全体的に何が目的なのか、誰に来て欲しいのかがはっきりしていないような気がしました。
震災復興が大きなテーマですが、それをどのように達成するのかがあまり見えませんでした。
大々的に募金をつのっている様子でもありませんでしたし、県外への広告も少ないため、外から人が来てほしいようにも思えません。また、地域の企業を盛り上げるような環境だとは思えませんでした。
イベントの内容としてはかなり面白いものなのに、いまのままではただただ開催しているだけのようにしか思えません。
前回調べた東京マラソンや、瀬戸内国際芸術祭のような盛り上がる仕組みを作るのは難しいことなのだと実感しました。

橋本にリニアがやってくる!

こんにちは、中嶋です。
書評は、やろうとはしました、次から頑張ります。

突然ですが、みなさんはリニアモーターカーを知っていますか?
車庫から出てくるMLX01
これです。
正式名称をリニア中央新幹線と呼び、全国新幹線鉄道整備法(以下「全幹法」)の基本計画路線に位置付けられている「中央新幹線」を、時速500kmで走行する 超電導リニアモーターカーにより、東京都を起点に、甲府市付近、名古屋市付近、奈良市付近を主な経過地として、終点大阪市までを結ぶ新幹線のことをいいます。この計画が実現すれば、東京、大阪間が約1時間で結ばれることになります。http://linear-museum.pref.yamanashi.jp/about/shinkansen.html(山梨県立リニア見学センターから)

停車駅として下図の都市が決定されています。
http://www.nikkei.com/news/image-article/?R_FLG=0&ad=DSXDZO5989028019092013EA2000&bf=0&dc=10&ng=DGXNZO59890260Z10C13A9EA2000&z=20130919

その中の一つにあるのが私の生まれ育った街、橋本です。
リニアモーターカー開通に伴い、ヒト、モノ、カネの流通量が大幅に増えて、街の色ががらっと変わるでしょう。
県は建設期間を10年間と設定した場合の県内への建設投資額を約8400億円と見込んでいて、57年に東京-大阪間が開通して新駅に1時間5本が停車する場合、企業などが集積することで県内の従業員数はリニア開通前よりも約1万2千人増加し、生産額も年間約3200億円増えるとみています。観光面でも好影響が出ると予測し、年間約115万人の観光客増と、それに伴って約120億円もの経済効果を生み出すとの試算を描いているようです。

この予測をもとに相模原市は今から、開通の2027年に向けて事業拡大に奮闘しています。
慣れ親しんだ市民だからこそ一層、橋本が少しずつ変わっていく様子をひしひしと感じる毎日です。もっとお店が増えて、もっとサービスが良くなって、きっともっと良い街になれる。様々な経済波及効果に期待が高まっています。

しかし、リニアモーターカー開通はメリットだけの事業とは言い切れないのが現状です。
課題は大きく分けて2つあります。

1つ目は橋本が単なる「通過駅」化する可能性が高い点です。
巨額の資金を投入して施設の建設を行っても人が駅に降りなければ意味はありません。
住民の生活に支障をきたしてまで行った連日の工事が何の恩恵にもならないとしたら市民が怒るのも無理はありません。リニアモーターカー反対の街頭演説がしばしば橋本駅前で行われているのも納得できます。かといって、人が大量に収容できるほどの設備も整えられるのか、新たな交通網を増やすべきではないか(小田急線、中央線の延長計画)など利害調整が難しいでしょう。

2つ目は環境面に関する点です。
県内工事で発生する残土約1400万立方メートルの処理については360万立方メートルを相模原市緑区に建設する車両基地で活用することが決まっているものの、残る1040万立方メートルの使途は決まっていないのです。今後の方針としてJR東海は県や市で調整してもらうと言及しているようですが具体策はかくていしていないため不安が募ります。地盤沈下の調査も完璧には行われていないのも現状です。

このようにリニアモーターカー開通は橋本駅にtおって不安と期待どちらも与えている存在です。
市民の一人として責任をもって問題を意識します。
ちなみに私としては期待のほうが大きいです。もう決定したことですからよりよくする方法を考えていきたいです。

カレンダー・マーケティング

こんばんは。3年の小山です。

もう気づけば6月です。
3年生になってからのこの2ヶ月、内容は濃いものでしたが終わってみればあっという間でしたね。このゼミも、これからより内容が濃くなっていくと思うので、充実できるように頑張りたいものです。

さて、先日は5月の”31日”でしたので、サーティワンでは「ダブルが31%オフキャンペーン」が実施されました。

サーティワン公式サイトhttp://www.31ice.co.jp/から画像引用

今回は特に天候にも恵まれ大盛況に終わった「サーティワンの日」でしたが、このキャンペーンが成功している理由としては、31%オフというお得さと、全国の皆さんに「31日だからサーティワンでキャンペーンやってるよ!」といった形でイメージされるまでにこのキャンペーンが有名になったことが考えられます。

こうした中で気になるのは「日付けに関連したキャンペーン・プロモーション」です。気になったので調べてみたところ、結構あることに驚きました。

ファミレスやファストフード等のイベント情報一覧

(上記のページに載っているイベント以外にもたくさんの企業やお店が色々とキャンペーンを考えていそうです。そういうものを気にしながら町を歩くのもありかもしれません。)

ここに挙げられている中で個人的に割とポピュラーなものだと思ったものは11月11日のポッキー&プリッツの日でしょうか。
“1”という数字がポッキーやプリッツの形に似ていることから1が4つ並んでいる11月11日がポッキー&プリッツの日と平成11年に正式に呼称されるようになったようです。

ポッキー&プリッツの日では様々なイベントが開催されています。11月11日という1年に1回しかない日を記念日にすることによって、消費者の意識の中にポッキーやプリッツのイメージを恒常的に残すことが1つの狙いでしょう。(→2014年 ポッキー&プリッツの日 イベント一覧)

他にも身近なイベントは数多く見受けられますが、今回注目したのはイベントの開催日です。
26日の風呂の日、29日の肉の日、31日のサーティワンの日、そして1日の丸亀製麺半額と映画1100円の日、etc…。

語呂合わせの関係で偶然かもしれませんが、今上にあげたこれらのイベントがすべて企業の一般的な給料日である25日以降で近くでした。(勿論そうではないものもたくさんあります!)

普段は少し高くて手を出すのをためらう映画や肉、そしてサーティワンのアイス等も、給料日後でキャンペーン開催中ともあれば、財布の紐は緩んでつい手が出てしまうでしょう。(個人的にゲームの発売日も25日近辺のものが多い気がします…!)

また、イオンのお客様感謝デー(5%オフ)は20日と30日に開催されてますが、20日に関して言えば、今度は給料日前の厳しい財布事情に救いの手をさしのべているようにも捉えられます。

しかし、重要なこととして、日付けに関連したキャンペーンやプロモーションの一つのゴールは、毎月(毎年)ある期間には決まって相手にできる固定客の創出と維持だと思います。

お客さんが決まったスケジュールで消費すれば、これほど安定した利益はありません。
これは”毎週○曜日のキャンペーン”というものにも当てはまりそうです。

ただ忘れてはいけないのが、上にかいた1つのゴールは同時に1つのスタート地点だということです。

安定して来てもらう為に、より多く来てもらうためにはモノやサービスの質の向上が必要不可欠です。
企業は色んなキャンペーンで試行錯誤していますが、まず顧客に知ってもらうこと、顧客を満足させること、そして顧客の関心を離さないこと、の3点を軸に考えていけば流れも上向きになっていくのではないでしょうか。

最近何かと記念日を作ってこのようなイベントを創出する傾向が企業に多々見受けられます。

マスコミと企業だけが盛り上がって終わるのではなく、顧客に響いてその後につながるキャンペーンを考えられたらいいな、と思いました。

参考記事…http://www.pocky.jp/event/pp_event2011/index.html
 (ポッキー&プリッツ)
 http://www.aeonretail.jp/otoku/kansyaday.html
 (イオンお客様感謝デー)