無料で学習まんが日本の歴史が読めるよ
コロナウイルス流行の拡大が止まらない今日この頃。死者の数は世界中でどんどんと増えているし、株価はかつてないほど乱高下しているし(基本は右下がり)、オリンピックはなくなったし、外出もできなくなったし、スーパーではいろいろ物がなくなって困るようになっている。思い切って2週間ぐらい「世界完全ストップ」の音頭が必要かもしれない。昔ならば、国連がと言った感じもありそうだけど、そういえば国連という言葉はこのところあまり聞かなくなった気がする。
というわけで歴史を知るには最適のシリーズ、「学習まんが日本の歴史」が小学館より無料で公開されている。コロナウイルスには本当に困らされているが、それに対応する企業の試みはとても素晴らしいと思う。小学館に限らず、KADOKAWAや科学漫画サバイバルなどもいろいろな本を子供向けに公開している。この辺りは電子書籍ならではの可能性かもしれない。ということで、碩学舎でも、アプリ上のみながら1からシリーズを無料公開できるようにした。
「日本の歴史」は子供の頃に学校や太田君の家に全巻揃っていて、結構読んだ記憶がある。家にも何冊かあった気がするけれど、全巻というわけではなかった。戦国時代がやはり人気だったが、その前後、例えば江戸時代なども面白かった記憶がある。それが無料で読めてしまうというわけで、家で暇しているこどもにもこの機会に読め読めと言っている次第。タブレットもこういう時に役に立つ。
とりあえず第一巻から読み始めたようで、先日聞いたら室町時代まで来たらしい。北朝と南朝が何たらかんたら、後白河法皇がなんたからかんたらと言っていたので、多分その辺りなのだろう。コロナ流行前にはおそらく日本の歴史はほぼ知らなかったはずなので、この数週間で卑弥呼から後白河法皇までは読んだことになる。小学館の方々ありがとうございます。
こないだはマリ・アントワネットを読んでいた。可愛い少女漫画キャラクターで書かれているので読み始めたようだが、最後まで読んでビビっていた。「これヤバくない?」とのこと。それが歴史ですよ。そういう時代があったんだよ、そこから市民の時代が始まったんだよと言ってみたが、農民は悪口ばっかりだという(笑
とはいえ、日本の歴史の方がヤバいらしい。ムホンばっかりとのこと。「謀反」ね、いつの間にそんな言葉を知ったのだろうと思いつつ、確かに謀反は多かっただろう。あー昔は親子とか兄弟とかでも争っていたからねというと、藤原氏が特にヤバイという。お兄さんを陥れるべく弟たちが共謀してムホンするらしい。・・・覚えていないけれど、そういう歴史もあったかもしれない。あとは偉い人同士が争うだけならまだしも、結局は農民やら一般人(そういう身分があったかどうかは知らないが)が割りを食ったり、ムホンの罪を着せられたりするらしい。それは確かにヤバい。でもやっぱりそういう時代があったんだよ。。
私なら、とこどもが言う。まずは税金を安くする。それで一般人を助けてあげる。自分は贅沢できなくなるが、ちょっとは我慢する。なるほど。それでは、立場を変えて、自分が一般人だったらどうするかを聞こうかと思ったけれど、それは止めておいた。その時は、革命しかないと言うかもしれない。
「時は一切のものをもたらし、良いも悪いもどれこれかまわず連れてくる(マキャベリ、かな)。」
歴史はその記録。良いことも悪いこともある。それを読んで、僕たちは良いなと思えば参考にできるし、良くないなと思えば、そうならないようにこれから努力もできる。コロナウイルス流行も、いずれは良くも悪くも歴史の一ページになる。学習まんが日本の歴史も最終巻はすでに平成時代になっていた。僕たちが生きた時代のいくつかはすでに歴史になったということだ。今回の件も、きっといつか令和時代として掲載されるのだろうと思う。そして今回、僕たちはそのいつか記述される歴史の当事者にもなっている。