ギターを弾く

先日最近のビジネスの話をしている中で、フェンダーがギター学習アプリを出して人気になっていると聞きました。ギターを好きな人はいるけれど、結局すぐに挫折してしまう。そんな人たちが楽しく学べるアプリがあるというわけです。ビジネス的に言えば、ギターという物を売るビジネスから、ギターを楽しく弾いたり、一緒に歌うことができるという経験を売るビジネスへの変換ですね。サービスドミナントロジックとか、サブスクモデルとか、経験価値とか?いろいろ連想することができます。

これは面白いなと思っていたところで、さらに先日ブログにも書いたところでしたが布袋さんが60歳という番組を見て、歳とってもギター弾くのはいいのかもと思った次第でした。とりあえずアプリをダウンロードして1から勉強と思ったところで、うまくダウンロードできずに断念。どうも日本だとうまくできないのですかね?

でとりあえずギターだけ物置の奥にしまっていたものを取り出しておいたところ、うちの子が弾いてみるということになりました。すごい昔にもなんどか遊んでいたことはありましたが、今回はちょっと大きくもなり、ギターを握る手も大きくなってきたこともあり、初心者ルートで弾き始めました。

ドの音はここで、レの音はここで、と教えたところで、最初の数日はキラキラ星みたいなものを直接弾いていました。まあこれはこれである程度弾けるみたい。というかそれは昔も挑戦していたと思います。

次にということで、今度はコードをいくつか教えてみる。といっても、順番に一つずつ教えても仕方ないので、ウェブでコード進行のある曲を探してみたところ、「日曜日よりの使者」がいいとのこと。最近はなんでもネットで見つかるのが便利。

これまた幸いなことに、コード進行が簡単。ブルーハーツはコード進行がシンプルだから弾きやすいかも。ということで、それならTRAIN-TRAINもいけるんじゃないということで、そちらも検索して教えてみる。こちらはBmがあるのでそこだけ。F系は難しいんだよーとか言ってみる。

たぶんうちの子はどちらの歌もうろ覚え程度なので、ギターのコードに合わせて曲調がちょっと変になる。ちょっとアレンジ効きすぎ(笑、と思いながらも、そう言えば自分も小学生か中学生ぐらいの時にギター弾いてみたかもと思い出す(高校の時かも?)。

数日経つと、適当にネットで検索して挑戦しているようで、今風の曲もなんか歌っている感じ。そんなにすぐにギターが弾けるようになるとは思えないけれど、面白がって続けていれば、ちょっとはうまくなるのかもしれない。

別途ハーモニカも弾いてみたりして、将来はゆずか長渕剛になれそうです。

こういうのがサービスドミナントとか経験価値というのだろうけど、重要な点は、家にあったギターは安く買ったノーブランドだということ。フェンダーは東京に引っ越す時に捨ててしまったのでした。残念ながらこれらの体験はブランドには紐づかない(し、消費者側としては、それで何の問題もない)。

あと、1週間もすると、飽きてしまったようでギターは再び棚の奥に。経験価値は難しいです。


2022年05月19日 | Posted in エッセイ | タグ: Comments Closed 

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