劇映画 孤独のグルメの感想1点など

孤独のグルメ面白いですね。面白いというか、なんかのタイミングでボーとテレビで見てしまう感じはあります。なんででしょう。ということで、映画も久しぶりに観てしまった次第です。以下ネタバレ含みます。

映画館で見たこともあり、あの大きさの画面や音になると、より食欲を促進させる感はあります。終わった後にご飯何食べようかなと思いながらとか、今度旅行に行こうかなとか、そんなことを思います。パリは難しそうですが。。

そんな中、タイムリーなところだったので考えさせられたのは、後半のくだり。スープ作りの中で、最後に出てくるのはラーメンでした。興味深いことに、このスープにはこれまでの流れがうまく生かされており、話の出発点となったフランスや元シェフ、途中に行き着いた韓国の具材、途中で合流したアメリカ人的な軍人?、それから日本の具材はもちろんと、国際的な料理として仕上がります。最近はラーメンは世界的に人気とされており、食の日本映画として持ってくる題材や構成としてはベストでしょう。

ただ、ここで思ったのはラーメンの出自であるはずの中国の不在でした。深読みして、話のない麺や付け合わせに中国的側面があるということかもしれません。ラーメンというカテゴリで中国ということなのかもしれません。いずれにせよ表立っては出てこないように思いました。なぜでしょう。

ラーメンは不思議な料理です。中華そばであり、中国から来たことは誰もが知っていますが、日本で随分とアレンジされ、今や中華を超えた推しも推されぬ国民食となっています。ただだからと言って、寿司やうどんのようにもはや和食かと言われると、そうではないと答える人が多そうです(うどんももともと空海が中国から持ってきたという話がありますが)。和食は総じてヘルシー感があるのに対し、ラーメンはアンヘルシーな感じもする、のかもしれません。

そういえばたんぽぽの場合はどうなっていたかな、、と思ったところでもあります。確認してみることにします。(これ以上の話は、いつか論文にできた時に。。。)

p.s.その後タクシーに乗っていて、ちょうど番宣を見ました。そこで思い出したのは、井の頭さん昔ラーメン屋で働いていましたね。クロマニヨンズに曲も作ってもらったということで、そのあたりで中華なのかも。


2025年03月04日 | Posted in エッセイ | | Comments Closed 

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