お花見厳禁。

マーケティングというとあまり思い付かないのですが、消費文化というといろいろと思い出すこともある今日この頃。紅葉続きで、これはどこかに書かねばと思っていたことがありました。トロントは、アルコールに厳しい街です(泣

勝手な想像として、西欧諸国の多くは、アルコールに寛容なイメージがあります。もちろん、未成年の飲酒については日本よりも厳しいですが、なんといいますか、お昼からちょっとビールを飲むとか、シエスタするとか、そういうことに違和感がないと思っていました。ところがトロントはそうでもありません。

まず、屋外でアルコールを飲むことは基本的にできません。お花見や紅葉を見ながらというわけにはいきません。話半分とはいえ、助手席にビールでも置いて(置いただけですよ)アルゴンキン公園でもうろつこうものならば、見つかったら罰金とのこと。車で持ち運ぶ場合、アルコール類はトランクに入れておくのが無難です。持ち歩く際も袋に入れておくこと。

そもそもアルコールを買おうとしても、そう簡単には買えません。コンビニはもちろん、スーパーにも売ってないからです。アルコールは、LCBOに行く必要があります。LCBOは、Liquor Control Board of Ontarioですので、オンタリオ州直轄(ということは、別の州に行けばまたルールが変わるのかも?少なくとも、ケベックはもっと自由でした)。あと、The Beer Storeというところもありますが、こちらはそんなに多くないかも。

さらに、LCBOに家族で買い物に行って、子どもがビールを手に取ろうものならば、怒られます。未成年は触ることすら駄目。20歳ぐらいから飲んでも良いのですが(19歳?)、少なくとも見た目で25歳ぐらいまではIDを提示しなければ購入できません。このあたりはアメリカも同様かもしれません。

なぜこう厳しいのか。問題はそこですが、そこまでは今のところ。。。たぶん禁酒法の名残なのかなと思いますのと、考えてみれば、日本でもこんなにあちこちで買えるようになったのは比較的最近のことでした。ちょっと前までは免許で厳しく管理されてましたね。コンビニにビールが置かれるようになる話が、いろいろとニュースになっていたことが今となっては懐かしいです。と考えれば、このあたりも研究の余地が。。。

 

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