大都会東京で行われる一大イベント!

3年長澤です。
今回はイベントマーケティングを考えるということで、東京マラソンについての目的、顧客、アプローチ法を考えました。

【目的】
東京マラソンをマーケティング的な観点から見ると、「観光振興」が最大の目的だと考えました。マラソンコースを観光バスのようなコースにすることにより東京の名所をアピールしています。また、マラソンエキスポにおける観光名所や特産品のPR、海外大会における東京マラソンへのエントリー受付などスポーツツーリズムとしての役割を果たしています。東京マラソンの経済効果、社会的影響はとてつもなく大きいと言えます。

【顧客】
東京マラソンの顧客は大きく分けて三通りあると考えました。一つ目はマラソン初心者、二つ目は絆を求める都民、三つ目は国内外からの東京への来訪者です。以下で一つずつ説明します。

1.マラソン初心者
高齢化社会の日本では、「お年寄り」というよりは「元気な高齢者」と呼ぶのにふさわしい存在が多数になりました。このような人々をターゲットとした商品・サービスが大きな市場になってきています。また、ランニングは健康の維持・向上に役立つものの、始めるきっかけがないだとか、地味で苦しいのでとっつきにくいと考えられています。そういった考え方の人々を顧客として、動機づけやモチベーションを創出、維持させるのに東京マラソンは開催されています。

2.絆を求める都民
東京における家庭、社会における人間関係の希薄化は都民の大きなストレスとなっています。社会的動物である人間はなんらかの人間的なつながりを求めるのは当然のことで、SNSでサークル活動やボランティアグループが生まれることもよくあります。そこで、主役のランナーや共演者という位置づけのボランティア、沿道の観衆を全て含め、東京マラソンに「参加」することで人と人とのつながりの強化を実現しています。これはデスティネーションマーケティングの「自分たちの文化に対する再発見や地域への愛着を深める」という効果にも繋がってくると思います。

3.国内外からの東京への来訪者
都民に地元の魅力を再確認してもらうのはもちろんですが、都民ではない人や海外の人にも東京の魅力を発信するのは大切なことです。コースに観光名所を取り入れることによって走った人、テレビを見た人に「今度ここに行ってみよう」と思わせることができたり、東京マラソンを目的に東京に来た人に思う存分観光してもらったりということが可能です。

【顧客に対するアプローチ】

マラソン初心者に対しては、満19歳以上ならだれでも応募でき、開催回数が増えるにつれて募集ランナーの数を増やしているので、広く開かれたものとなっています。

絆を求める都民に対しては、前項でも述べましたがランナーとして参加するだけでなく、ボランティアや観衆としての参加で誰でも一員になることができます。特にボランティアを一般公募にしていることは人々のやってみようという気を起こさせるには最適だと思います。

国内外からの東京への来訪者に対しては、コースやマラソンエキスポでの東京の魅力のPRが大きなアプローチとなっています。

以上東京マラソンについて述べましたが、考えれば考えるほど私も参加したくなりました。私自身は地方から上京してきたので、東京の魅力を理解するのにとても良い機会だと思います!今さら感はありますが来年の東京マラソンにはどのような形でもいいので携わりたいです^^

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