カレンダー・マーケティング

こんばんは。3年の小山です。

もう気づけば6月です。
3年生になってからのこの2ヶ月、内容は濃いものでしたが終わってみればあっという間でしたね。このゼミも、これからより内容が濃くなっていくと思うので、充実できるように頑張りたいものです。

さて、先日は5月の”31日”でしたので、サーティワンでは「ダブルが31%オフキャンペーン」が実施されました。

サーティワン公式サイトhttp://www.31ice.co.jp/から画像引用

今回は特に天候にも恵まれ大盛況に終わった「サーティワンの日」でしたが、このキャンペーンが成功している理由としては、31%オフというお得さと、全国の皆さんに「31日だからサーティワンでキャンペーンやってるよ!」といった形でイメージされるまでにこのキャンペーンが有名になったことが考えられます。

こうした中で気になるのは「日付けに関連したキャンペーン・プロモーション」です。気になったので調べてみたところ、結構あることに驚きました。

ファミレスやファストフード等のイベント情報一覧

(上記のページに載っているイベント以外にもたくさんの企業やお店が色々とキャンペーンを考えていそうです。そういうものを気にしながら町を歩くのもありかもしれません。)

ここに挙げられている中で個人的に割とポピュラーなものだと思ったものは11月11日のポッキー&プリッツの日でしょうか。
“1”という数字がポッキーやプリッツの形に似ていることから1が4つ並んでいる11月11日がポッキー&プリッツの日と平成11年に正式に呼称されるようになったようです。

ポッキー&プリッツの日では様々なイベントが開催されています。11月11日という1年に1回しかない日を記念日にすることによって、消費者の意識の中にポッキーやプリッツのイメージを恒常的に残すことが1つの狙いでしょう。(→2014年 ポッキー&プリッツの日 イベント一覧)

他にも身近なイベントは数多く見受けられますが、今回注目したのはイベントの開催日です。
26日の風呂の日、29日の肉の日、31日のサーティワンの日、そして1日の丸亀製麺半額と映画1100円の日、etc…。

語呂合わせの関係で偶然かもしれませんが、今上にあげたこれらのイベントがすべて企業の一般的な給料日である25日以降で近くでした。(勿論そうではないものもたくさんあります!)

普段は少し高くて手を出すのをためらう映画や肉、そしてサーティワンのアイス等も、給料日後でキャンペーン開催中ともあれば、財布の紐は緩んでつい手が出てしまうでしょう。(個人的にゲームの発売日も25日近辺のものが多い気がします…!)

また、イオンのお客様感謝デー(5%オフ)は20日と30日に開催されてますが、20日に関して言えば、今度は給料日前の厳しい財布事情に救いの手をさしのべているようにも捉えられます。

しかし、重要なこととして、日付けに関連したキャンペーンやプロモーションの一つのゴールは、毎月(毎年)ある期間には決まって相手にできる固定客の創出と維持だと思います。

お客さんが決まったスケジュールで消費すれば、これほど安定した利益はありません。
これは”毎週○曜日のキャンペーン”というものにも当てはまりそうです。

ただ忘れてはいけないのが、上にかいた1つのゴールは同時に1つのスタート地点だということです。

安定して来てもらう為に、より多く来てもらうためにはモノやサービスの質の向上が必要不可欠です。
企業は色んなキャンペーンで試行錯誤していますが、まず顧客に知ってもらうこと、顧客を満足させること、そして顧客の関心を離さないこと、の3点を軸に考えていけば流れも上向きになっていくのではないでしょうか。

最近何かと記念日を作ってこのようなイベントを創出する傾向が企業に多々見受けられます。

マスコミと企業だけが盛り上がって終わるのではなく、顧客に響いてその後につながるキャンペーンを考えられたらいいな、と思いました。

参考記事…http://www.pocky.jp/event/pp_event2011/index.html
 (ポッキー&プリッツ)
 http://www.aeonretail.jp/otoku/kansyaday.html
 (イオンお客様感謝デー)

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