村尾隆介「安売りしない会社はどこで努力しているのか?」

こんにちは。松浦です。

普段あまり読書をしないので抵抗があった書評にチャレンジしてみます。(笑)

本屋へ行き、本書を手に取ってバーッと目を通すと、まだ読みやすそうなのと、表紙の質感が気に入ったのでこれにしようと思いました。
 

本書は、「価格」を下げずに、「価値」を上げる。ということを強調して書かれています。まず始めに低価格によっておこる問題がいくつか書かれていました。特に納得した問題が「アイデアのない会社になる」ということで、ちょっと高くても買っていただける工夫をできることが会社自体にビジネスの力が育まれると書かれていました。次にプライシングや「価値」をどのようにあげるかについて述べられていました。スキミングとペネトレーションという手法について少し述べられており、ペネトレーションについては、フリマアプリのメルカリが昨年に出品者側に手数料をかけはじめたのがこの戦略なのかなと個人的にと思いました。また、値付けの仕組みを変えることで成功した会社の話が面白かったです。後半は題名の「安売りしない会社が、普段からどんな努力をしているか」について述べられていました。主に会社やスタッフ、組織性について述べられていました。いい会社というのはスタッフも仕事に対してやはり同じベクトルを向くものなのかと考えました。

 

全体を通して、マーケティングに関する本を読んだのが初めてなせいか学ぶことが多かったです。経営者向けの本であるためか、会社をよりよくするヒントが多数書かれていますが、中にはすることが難しいことも書いてありました。ライフタイムバリューなんかは大きな会社である程度余裕のある会社でしかできないのでは?という気がします。また、スタッフについても、従順で素直のスタッフなら話は簡単だと思うが、現実では様々な人間関係や他の問題が生じると思いました。しかし、経営者がスタッフに気持ちよく仕事をしてもらう環境をつくることは大切ですよね。

本書では、基本的に難しいことは書かれていません。納得できることが多く書かれています。少し経営に心配を抱いている人が読んでみると、なにか変えてみようかと思うヒントが書かれていると思います。

 

最後に関連しそうな本を張っておきます。読んだことはないですけど!笑

会社を元気にする51の仕組み



      なぜか売れるの公式

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です