360°ホラームービー

こんにちは、斉藤です。

1年以上前の話になるのですが、2014年11月22~24日にSHIBUYA TUTAYAで「360°ホラームービー」というイベントを開催していたのをご存知でしょうか。

http://360-horror.com/

簡単に説明すると、「Oculus Rift」とヘッドホンを使用し、ホラーを360°の視覚体験できるイベントです。体験中には心拍数が測定され、その最大心拍数に応じて「パニックーポン」という、SHIBUYA TUTAYA店での利用可能なクーポンがもらえます。心拍数が高い方がより高額のクーポンがもらえるため、怖がれば怖がるほどお得になります。このイベントは、土・日を含む3日間に、渋谷のセンター街で行われたことによって大盛況だったようです。

近年、音楽をCDなどの物質として手に入れるよりも、ネットから簡単にダウンロードする人が増えてきたこともあり、店舗に訪れる人が減少してきています。このイベントは、もっと店舗に来てもらうために行われた販売促進マーケティングでした。体験している本人だけでなく、その叫び声を聞いて集まってきた人々、さらにその人だかりを見て「なんだろう?」と興味を持つ人々、そしてその情報はSNSを通じて多くの人に広がっていき、多くの集客につながっていきます。

また、仮想現実を体験できるヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」を使ったマーケティングは、ほかにもいろいろなところでも実施されています。

イギリスのスーパー最大手のTescoは、「Oculus Rift」を使ったバーチャル店舗プロモーションを実施しています。他にも、ラグビー強豪チームが参加する練習や、タイムラグがある世界を体験できるものもあるそうです。日本でもすでに、不動産情報サイトHOME’Sがバーチャルの世界で物件の内覧ができるアプリケーションを使用しています。

今後、「Oculus Rift」マーケティングだけが広がっていくと、なんだか実店舗は消えて行ってしまいそうですね。しかし、TUTAYAのように上手く「Oculus Rift」を駆使することで、実店舗の販売促進につなげていけたら理想だと思いました。

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