こんにちは!野口です。
今回はテレビコマーシャルについて分析していきたいと思います。(以下、CMと略します)
私はよく、番組の良いシーンで途中CMが入ってしまうと早送りしてしまいたいと思うことが多々あります。しかし、CMは企業が消費者とのコミュニケーションをはかる重要なツールです。テレビCMの宣伝効果は絶大です。
オリジナルキャラクターの作成、オリジナルソングの作成、芸能人の起用、ストーリー性を持たせるなどの様々な工夫をしています。
まず、情報が誰から発信されたのかにより信憑性が高まります。例えば、専門家の言うことは信用、安心できます。サプリメントのCMで使われていました。芸能人の発信することには、ハロー効果や憧れなどがあります。化粧品のCMには、ターゲットとしている世代の女優さんが起用されています。消費者の口コミは、リアルな感想を聞くことができます。ダイエットのCMで実際使ってみてどうだったのか、効果の有無を訴えています。(ちなみに、この口コミに関しては、CMよりネットの方がより効果的です。)
このように、CMの中でアピールする人がどのような人であるかが非常に大切であることが分かります。
次に、どのような内容を訴えるのか考えたとき、以下のような5つの方法を用いています。
1つ目は、良い面を強調する一面提示です。栄養ドリンクのCMではそれを飲むと元気になるというメリットが強調され、糖質が多いなどのデメリットは提示されていません。2つ目は、良い面・悪い面を提示する両面提示です。3つ目は、相手を引き付けるようなユーモア喚起です。進研ゼミの明るく前向きなCMが思いつきます。また、auのストーリー性があるCMには毎回注目してみてしまいます。4つ目は、相手に恐怖を与える恐怖喚起です。カビキラーのCMでは、掃除をしないと実際こんなにたくさんのばい菌が存在していることを示しています。5つ目は、つい口ずさんでしまうようなフレーズを繰り返し流し定着させる反復があります。「ピッカピカの1年生♪」というフレーズは多くの人が認知をしているのではないでしょうか。
早送りしたくなるCMですが、色んなCMについてどのような説明的コミュニケーションを取っているのか考えてみると面白いと思いました。