果汁グミのプロモーション

こんばんは!3年生の瓦井です。先日アルバイトの後輩から果汁グミをもらい、久々に食べながら最近石原さとみさんが出ているCMをよく見るなと思い出しました。そこで少し調べてみると面白いプロモーションがあったのでそれについて紹介したいと思います。
 
2012年に放送された「メグミとタイヨウ」というTVCMがあります。これは全編アニメーションで出来ていて、「果汁グミ」のプロモーションにもかかわらず、「宣伝」や「食べるシーン」などはありません。このように、ドラマの中で商品を露出させる方法をプロダクトプレースメントと言います。

消費者の購買意思決定において時間のかかる耐久消費財の場合は、ブランドの認知度やイメージを高めることがマーケティングの中で優先されることが多いです。しかし、その時間があまりかからない飲食品の場合だとプロモーションにおいていかに消費者に行動してもらうかが重要になります。つまり、購入方法を伝えたりするほうが有効です。

果汁グミはスーパーの店頭においてのシェアは高いけど、コンビニエンスストアでのシェアは3,4番目と他者製品より少し遅れをとっていて、若年層の購買率があまり高くないようです。なのでターゲットを若年層にしてTwitterを使ったプロモーションを取りました。

一般的に考えたら、果汁グミは後者のケースであるし、このようなプロダクトプレースメントという手法は実際にPR会社に依頼しても広告より内容重視になってしまい、どのくらい商品が露出されるかわからないところがネックでなかなか踏み出せないプロモーションだったそうです。

しかし、この「メグミとタイヨウ」のプロモーションは結果として話題になっただけでなく、売上も前年比150%程度という驚異的な結果を出したようです。

このCMはTwitter連動的アニメーションストーリーとなっていて、メグミとタイヨウという二人の登場人物のTwitterアカウントをフォローすることでストーリーに参加することができます。CMにおいて謎かけが出題され、これが解けたフォロワーにはスペシャルムービーが先行公開されるなどの特権がありました。

SNSが普及し、プロモーションがTVCMだけでは広告としては弱くなってしまっているのかもしれません。このようにTwitterと連携することで、多くのユーザーがこのプロモーションに関わるツイートをし、あまりテレビをみない人たちにも情報が拡散されました。また、従来からあるプレゼント企画も同時におこない、そちらの情報も一緒に拡散されたことで販促につながったと考えられます。

今ではTwitterで企業のアカウントをフォローして拡散すると抽選でプレゼントがあたるなどの企画は多く見られます。このようにテレビで見ているものの世界観にTwitterを通して実際に入りこめるのはとても面白く、今では一番注目を集めるのに効果的なのではないかと思います。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%9C%E6%B1%81%E3%82%B0%E3%83%9F

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です