六大学野球の動画マーケティング

こんにちは!3年の木村です。
私は先日、神宮球場に行き、初めて東京六大学野球の早慶戦を観戦しました。
選手だけでなく、大きな声で応援する応援団やチアリーダー部、自分の大学の選手を一面に載せたクオリティの高い新聞を販売する新聞部の人たちなどがいて、学生たちの迫力や熱量に圧倒されました。
しかし、プロ野球や高校野球に比べると、大学野球は人気度・知名度共にあまり高くないように思われます。
そこで、六大学野球の素晴らしさを広めるために行われているサービスはないのかなと思い、今回調べてみることにしました。

今まではテレビでスポーツの中継を見ることが一般的でしたが、近年ネット上での動画配信サービスが普及してきています。
株式会社スポーツマーケティングラボラトリーは、株式会社運動通信社との共同事業として、同社が運営するSPORTS BULL上で展開される、東京六大学野球2017年春季・秋季リーグ戦を全試合無料でネットライブ配信するサービス「BIG6.TV」を運営開始しました。
また、このサービスでは、全試合のハイライト映像や、各大学のスポーツ新聞部と連携した関連記事、試合結果などを無料で閲覧することができます。

ここで、このサービスについて自分なりに分析していきたいと思います。

・Product
 上記のとおり、東京六大学野球のネットライブ配信やハイライト動画などを無料配信するサービスです。

・Price
 このサービスは全て無料です。ちなみに東京六大学野球開催時の明治神宮野球場
の入場料は以下の通りです。

特別内野席券 1,500円
内野席券 1,300円
学生内野席券 800円
外野席券 800円
応援席券 500円
ファミリーシート(5名:BOX) 8,500円
ファミリーシート(4名:BOX) 6,800円
ファミリーシート(4名:テーブル) 6,800円
ファミリーシート(2名:BOX) 3,400円
ペアシート(2名) 3,400円

http://www.big6.gr.jp/jingu/index.html

・Place
 ネットを使用できる場所であればどこでも利用可能です。ハイライト動画もあるため、時間と場所を選ばないという強みがあります。
・Promotion
 Twitterの公式アカウントがあり、Facebookとも連携しています。Twitter限定動画もあります。
・Personnel
 サービスを提供している2社が主体ですが、情報を提供している新聞部の人たちや、そもそもプレーをしている選手たちがいてこそのサービスと言えます。
・Process
 神宮球場から試合をネット配信したり、選手の情報やハイライト動画を、「BIG6.TV」を通じてユーザーに提供します。
・Physical Evidence
 東京六大学野球連盟の公認の下、株式会社オープンハウスが冠スポンサーを務めています。Twitterの公式アカウントを持っていることも、このサービスの安全性・正確性の証拠になっています。
このサービスの最大目的は「球場にファンを運ぶこと」です。
ハイライトや情報を拡散することによって試合への興味を膨らませて、球場を訪れるファンを増やそうとしています。
無料でサービスを利用でき、球場の入場料も高くないので、お金のない若者もターゲットになります。
このサービスが観客数の増加に貢献したのかはまだ分かりませんが、少なくとも六大学野球の認知度を高め、ファンを獲得するためのきっかけにはなっていると思います。
甲子園で活躍した選手が多くプレーしているので、高校野球ファンをさらに取り込んでいければ、より多くのユーザーを獲得できるのではないかと感じました。
これからもこのサービス、そして東京六大学野球に注目していきたいです!
参考:https://newspicks.com/news/2248465
         https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000018536.html
         https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000024241.html
 

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