セブンカフェ

こんにちは!3年の松島です。

突然ですが皆さんはどのコンビニを一番よく使いますか?
私は昔からセブンイレブンをよく使うのですが、先日利用したときにレジ横にあった「セブンカフェ」にふと目がいきました。最近は淹れたてのコーヒーを扱うコンビニが増えているなと思い、今回調べてみることにしました。STP分析を用いて検討していきます。

コンビニコーヒーは、2013年に最大手のセブン‐イレブン・ジャパンが開始したわずか1杯100円で挽き立てのコーヒーが購入できる「セブンカフェ」の成功が引き金となり、現在のような定番商品になったのです。

〇セグメンテーション・ターゲット
 コンビニエンスストアの店舗展開先でセグメントを切り分けている
 ・大都市圏・・・会社員、学生などの固定客の確保
 ・住宅地・・・30~50代の主婦やシニアといった新しい客層の拡大
 
 特に、コンビニは従来男性客の利用が多いことから、コーヒーとともにドーナツなどのスイーツを売り出すことで、新たに女性客やシニア層を取り込もうとしました。
また、それまで外出先でコーヒーをテイクアウトするといえば、カフェ・コーヒーチェーン店での購入が主でありましたが、手軽で美味しい低価格の商品を提供することでそちらの顧客も取り込もうとする狙いがありました。

〇ポジショニング

(出典:http://lifework-kigyo.net/marketing/212.html
コーヒー市場をポジショニングするとこのようになります。
テイクアウトできるコーヒーの中では、缶コーヒーとほぼ変わらない価格帯でありながらも、スターバックスのようなコーヒーチェーン店に近い美味しさを提供しています。

そして中でもセブンカフェは、売上、利益共にライバルに大きく水をあけ、圧倒的なトップの地位に君臨し続けています。7億杯中4.5億杯を占めるなどライバル企業をまったく寄せ付けない販売実績を誇っています。
業界のリーダーにあたるセブンイレブンは、市場規模の拡大やマーケットシェアの拡大を目指した戦略を採用することになります。

競合他社の販売するコンビニコーヒーは以下の通りです。
・ローソン・・・MACHI cafe
・ファミリーマート・・・ファミマカフェ
・ミニストップ・・・M’s STYLE COFFEE
・サークルKサンクス・・・FAST RELAX CAFE
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(出典:http://arakabunitsuke.blog.fc2.com/blog-entry-76.html?sp)

見てわかるように、セブンカフェは、コンビニコーヒーの中で100円という最も安い価格で販売しています。加えて、コンビニ業界において店舗数もトップであることから、これだけのヒットを記録しているのではないかと思います。

私はあまりコーヒーを飲まない派ですが、今度コンビニに行く機会があれば是非利用してみたいと思いました。

参考:https://allabout.co.jp/gm/gc/442345/2/
   https://www.marsh-research.co.jp/examine/ex2512.html

果汁グミのプロモーション

こんばんは!3年生の瓦井です。先日アルバイトの後輩から果汁グミをもらい、久々に食べながら最近石原さとみさんが出ているCMをよく見るなと思い出しました。そこで少し調べてみると面白いプロモーションがあったのでそれについて紹介したいと思います。
 
2012年に放送された「メグミとタイヨウ」というTVCMがあります。これは全編アニメーションで出来ていて、「果汁グミ」のプロモーションにもかかわらず、「宣伝」や「食べるシーン」などはありません。このように、ドラマの中で商品を露出させる方法をプロダクトプレースメントと言います。

消費者の購買意思決定において時間のかかる耐久消費財の場合は、ブランドの認知度やイメージを高めることがマーケティングの中で優先されることが多いです。しかし、その時間があまりかからない飲食品の場合だとプロモーションにおいていかに消費者に行動してもらうかが重要になります。つまり、購入方法を伝えたりするほうが有効です。

果汁グミはスーパーの店頭においてのシェアは高いけど、コンビニエンスストアでのシェアは3,4番目と他者製品より少し遅れをとっていて、若年層の購買率があまり高くないようです。なのでターゲットを若年層にしてTwitterを使ったプロモーションを取りました。

一般的に考えたら、果汁グミは後者のケースであるし、このようなプロダクトプレースメントという手法は実際にPR会社に依頼しても広告より内容重視になってしまい、どのくらい商品が露出されるかわからないところがネックでなかなか踏み出せないプロモーションだったそうです。

しかし、この「メグミとタイヨウ」のプロモーションは結果として話題になっただけでなく、売上も前年比150%程度という驚異的な結果を出したようです。

このCMはTwitter連動的アニメーションストーリーとなっていて、メグミとタイヨウという二人の登場人物のTwitterアカウントをフォローすることでストーリーに参加することができます。CMにおいて謎かけが出題され、これが解けたフォロワーにはスペシャルムービーが先行公開されるなどの特権がありました。

SNSが普及し、プロモーションがTVCMだけでは広告としては弱くなってしまっているのかもしれません。このようにTwitterと連携することで、多くのユーザーがこのプロモーションに関わるツイートをし、あまりテレビをみない人たちにも情報が拡散されました。また、従来からあるプレゼント企画も同時におこない、そちらの情報も一緒に拡散されたことで販促につながったと考えられます。

今ではTwitterで企業のアカウントをフォローして拡散すると抽選でプレゼントがあたるなどの企画は多く見られます。このようにテレビで見ているものの世界観にTwitterを通して実際に入りこめるのはとても面白く、今では一番注目を集めるのに効果的なのではないかと思います。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%9C%E6%B1%81%E3%82%B0%E3%83%9F