うまい棒が売れ続ける秘密

こんにちは!3年の松島です。
今日はお馴染みのロングセラー商品、うまい棒を取り上げようと思います。

子どもの頃よくうまい棒を食べた!という人も多いのではないでしょうか。駄菓子屋での定番商品ですよね。売れ続ける理由は何なのか、4Pを使いながら分析していきたいと思います。

〇product(製品)
 うまい棒の最大の魅力は、何と言っても味のバリエーションの豊富さです。現在は18種類ですが、なかでも人気のスリートップは、やはり「めんたい味」「チーズ味」「コーンポタージュ味」だそうです。発売した当初は売り上げの波が激しかったため、稼働しない機械も多かったのですが、その無駄を省くために別の味を増やし始め、現在のようなラインナップになりました。今ではこの種類の多さが消費者を飽きさせない工夫になっているようです。
 また、味や品質だけでなく、パッケージにも工夫を凝らし、基本的に派手な色使いで、楽しそうなイラストが入っています。キャラクターのセリフも3種類あったりと子どもたちが楽しめるパッケージになっています。

〇promotion(広告)
 薄利多売の性質を持つ商品は、なかなかTVCMなどで宣伝することができません。そのため、代わりに商品の知名度アップを果たしてくれるのが、キャラクタービジネスです。パッケージに描かれているキャラクターは、種類が増えても継続してパッケージに登場し続けたことで、買い手に強く印象づけられ、最近ではこれを生かし積極的にキャラクターを売り出しています。うまい棒のゲームのスマホアプリや、LINEのスタンプに加え、抱きまくらやぬいぐるみ、扇風機なども販売されていたそうです。また、うまい棒は企業が宣伝に使う「ノベルティ」として採用されるようにもなっています。

〇place(流通)
 発売当初は、駄菓子屋で売られる安価な駄菓子であったこともあり、積極的な広告展開はおこなわれずにきましたが、販売店が駄菓子屋からコンビニやスーパーへと広がったことをきっかけに、多くの人が知る人気駄菓子へと成長しました。

〇price(価格)
 発売から35年、原材料のとうもろこしの値上がりにもめげず、消費税アップにも屈せず、「10円」を守り続けています。
単純にコストを下げて儲けるという方策は取らずに、品質や味の向上にはむしろコストをかけています。こわれにくく食感のよい形状にし、湿気を防ぐ特別な包装フィルムを使うことで結果としてファンを増やし、長期的にはプラスに働いています。

このように、ロングセラー商品には多くの工夫が詰まっています。
また、駄菓子は子どもの頃を思い出して、ノスタルジーに浸れるため、大人になっても好きな人が多くいます。そのため、ターゲットは子ども世代でありながら、大人にも一定数の需要はあるのではないかと思います。
皆さんも久しぶりに駄菓子を食べてみてはいかがですか??

参考:http://diamond.jp/articles/-/103390
   https://www.advertimes.com/20120404/article61195/

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