ミズノのブランド戦略

皆さん、こんにちは。
最近はとても暑いですが、天気も良く夏が来たのかなーと感じています。
夏と言えばやっぱりスポーツをしたくなりますよね。笑
というわけで、今回はミズノ社が行っているグラブのブランド戦略を見てみたいと思います。

まず、ブランドの基本戦略として4つの選択肢があります。
①ライン拡張
②ブランド拡張
③マルチブランド
④新ブランド

では、ミズノのグラブのブランドはどうなっているのか。

ミズノはグラブだけで4つのブランドを持っています。
1.MIZUNO PRO(軟式用)⇒ 30,000円前後
2.Global Elite(軟式用) ⇒ 20,000円前後
3.Victory Stage ⇒ 15,000円前後
4.PRO MODEL ⇒ 7,000円前後
となっています。

それでは、ここからミズノのブランド戦略を分析していきたいと思います。
①のライン拡張はすでにあるブランドの中に新しい製品を追加するという方法です。
例えば、3番のVictory Stageは現在軟式用のグラブしか製造されていません。しかし、Victory Stageの硬式用グラブの需要が増えれば、もしかすると製造されるかもしれません。
すると、ブランド・エクイティが生まれ、この場合であれば、Victory StageはMIZUNO PROやGlobal Eliteよりも安価なブランドであるため、より手に取りやすい硬式野球初心者用のグラブという付加価値がつくかもしれません。

②のブランド拡張は既存のブランド名称やマークを他のカテゴリーにも利用するというものです。
これは実際にミズノでも行われていて、同じブランド名をバットにも使用しています。これにより、バットにも製品の優劣が付きやすくなり、高性能な高価なバットには.MIZUNO PROが使われ、子供が使うようなバットにはPRO MODELが使われています。

③のマルチブランドは同じカテゴリーでも複数のブランドを用意するというもので、すでに分かるようにグラブという1つのカテゴリーにミズノは4つのブランドを用意しています。

④の新ブランドはその会社の中で新しいブランドを構築するというものです。

この4つの中であれば、Global Eliteが最も新しいブランドにはなりますが、それでも誕生したのは2009年なので、ミズノは近年は新ブランド構築は行っていないと考えられます。
 
                                             
ミズノプロ グローブ に対する画像結果
                        参考:マーケティングをつかむ
                            www.products.mizuno.jp/c/category/baseball/glove

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