松屋フーズの沖縄進出

こんにちは、保科です。

突然ですが、みなさんは牛丼のチェーン店といえばどこが思いつくでしょうか。最近ニュースで牛丼チェーン「松屋」を展開する松屋フーズが、2018年5月に沖縄県内に初進出するという話を聞きました。驚くべきことは、「松屋」が沖縄県にないこともそうですが、とんかつ店の「松のや」が松屋フーズ沖縄第1号店になることでした。ではなぜとんかつ店を牛丼店より先に進出させることになったのでしょうか。

とんかつ店を出店する理由としては、競合他社である吉野家やすき家が沖縄県ですき家より先に進出していることが考えられます。吉野家は19店舗、すき家は23店舗沖縄県にはある(2018年4月現在)ため、牛丼市場で松屋はその2企業の後塵を拝すかたちになっています。沖縄県内の牛丼市場は競争が激しいと考え、とんかつ店ほうが有利ではないかという決定になったのではないでしょうか。また沖縄では古くから豚を食べる習慣があるため、なじみやすいと考えた可能性もあります。

今後、「松のや」が沖縄で成功を収める際のポイントとして考えられるのは、ライバルとの差別化にあると思います。「松のや」は500円程度でかつの定食が食べられるため、家族連れや揚げ物が面倒な女性をターゲットとして、松屋で培ったノウハウを基に安さや速さで差別化を図ろうとしています。沖縄にもA&Wや既存のチェーン店があり、簡単にお客さんが獲得できるとは考えにくいです。店舗のローカライズも必要ではないでしょうか。
リーズナブルなとんかつが受け入れられ、新たな市場を開拓できるのか、そして「松屋」も進出させることが出来るのか注目したいです。

 

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