ガチャガチャ、〇〇に置いたら売り上げ3倍超え!?

こんにちは。3年の平松です。

皆さんは、小学生時代「ガチャガチャ」(カプセル自販機)にハマった時期はありましたか?

今回は、そんな幼児〜おとなまで幅広い世代に愛される「ガチャガチャ」について、タカラトミーアーツが新たに展開している〇〇への設置について取り上げたいと思います!

タカラトミーのグループ会社であるタカラトミーアーツが、2016年7月頃新たにターゲットとして注目したのは、日本を訪れた「外国人旅行客」です。

もう皆さんお気づきでしょうか?通常の売り場より約3〜5倍の売り上げを毎月達成しているガチャガチャの設置場所とは?答えは、  空港 です。

ではなぜ空港なのかと言うと…海外旅行へ行ったことのある方は経験したことがあると思います。帰国の際、余ってしまった海外の小銭、お札と違って両替できない場合も多く、どうやって使い切ろうか迷いますよね。なんと使われないまま海外に持ち帰られる額は、年間で200億円以上という金額になっているらしく、1人平均で900円くらい持ち帰っているということになるのです。タカラトミーは、そのような自国に持ち帰っても使い物にならない余った小銭を新たなビジネスチャンスとしてマーケットとなると捉え、空港への設置を始めたようです。

毎月、通常の売り場の約3〜5倍の売上を達成しているということでしたが、どんなところに成功の要因があったのでしょうか?

毎日ものすごい人数の方が入れ替わるため、種類に飽きられることがないという点。24時間いつでも利用できるため、長い待ち時間に空港のお店が閉まってからの深夜でもゆっくり楽しんでもらえるなどいくつか存在します。

もう1つ成功した大きな要因として、「JAPANESE CAPSULE TOY GACHA」という ブランドを作り、パッケージ化したという点があります。

このプロジェクトに関わった電通テックの担当者は、「海外の方は、ガチャのことを子供用のチープトイという印象を持たれいるが、日本のガチャは大人向けの商品もある。なので海外の大人の方にも楽しんでもらうために、デザイン全体を大人向けに設計した。」と述べています。

ただデザインとして流されそうなこのパッケージの部分にも、背景にこのような狙いがあると分かると、また見え方が変わってくると思います。

今回取り上げたタカラトミーアーツの例では、外国人旅行客をターゲットとした新しい展開。さらにただ置くのではなく、「ブランド化」することで子供だけでなく大人にも焦点を当て、1つだけではなく幾多もの要因が加わり成功に至ったということで非常に学べるポイントがたくさんありました。

皆さんも次に空港を訪れる際には、ぜひガチャガチャ売り場へ足を運んでみてください!

【参加文献】

タカラトミーアーツ公式ホームページ→http://www.takaratomy-arts.co.jp/specials/jctgacha/

電通テック メディア「Bae」http://bae.dentsutec.co.jp/articles/gacha-01/

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