さらしぼ復活

こんにちは!3年の吉田です!

先日、Instagramを開いたら、友人の「さらしぼ再販だあ」というストーリーを見ました。

そうです、あの「さらっとしぼったオレンジ」が再販されることになりました!

 

「さらっとしぼったオレンジ」はDyDoから販売されていたオレンジパルプの入った清涼飲料水です。自動販売機などで販売されていたことから多くの人に親しみのあったジュースでしたが、昨年突如販売が終了されてしまいました。理由としては、売り上げの低迷ではなく、ラインナップの刷新のため渋々販売中止に至ったとされていました。

しかし、理由はこれだけだったのでしょうか。

ここからは個人の意見になってしまいますが、消費者の購買特徴を利用した、再販売を見込んだ販売中止だったのではないかと思いました。

実はこの再販売された「さらっとしぼったオレンジ」は、内容量が490gから375gに削減され、価格も115円から139円に値上げされています。味に関しても、オレンジピールエキスも加えてオレンジ感をアップさせた等と謳っていますが、実際私が先日飲んだ時はそれほど以前と違いを感じず、相変わらず中の下の味でした。販売中止がなくそのままこのようなリニューアルをしていたら、多くの消費者はネガティヴな印象を受けたはずです。ところが、一度販売を中止したことで、話題性が生まれるだけでなく、「もう飲めなくなったと思っていたジュースがまた飲める」というポジティブな印象が悪いイメージを上回り、売り上げが低迷することもないと思われます。さらに、販売終了を宣言することによって終了直前の売り上げ上昇も見込めます。

このように、飲食メーカーでは多くの販売中止、再販売等が行われています。消費者の私たちにとってはあまり良いニュースではないかもしれないですが、企業の視点からは賢いマーケティング戦略と言えるのではないでしょうか。