若者の健康志向

こんにちは。新3年の酒井です。

私はテレビドラマを見るのが好きで、最近は「インハンド 」というドラマの第1話を見たのですが、トクホ認定を受けたオイルが、物語の謎を解くための重要なポイントになっているお話でした。それからトクホについて興味を持ったので、今回は調べてみたことを基に若者の健康志向について分析していきます。

先程からトクホという略称を用いておりますが、正式な名称は特定保健用食品です。これがなんなのか簡単に説明すると、健康づくりに役立つ商品として、その有効性や安全性が国から承認された商品ということです。

トクホマーク表示の許可が下りた商品は、定められた範囲内で、成分や効果を表現する機能性表示が認められるので、企業は広告でアピールすることができます。

一方、私たち消費者に対してトクホ認定の制度は何のためにあるのでしょうか。それは、健康への効果を謳った嘘くさい商品も数多く存在している健康食品の中から、安全なものを安心して選べるようにするためです。

トクホと聞いて私が最初に思い浮かんだのは、脂肪を気にするおじさんでした。しかし、サントリートクホ飲料レポートを見ると、平均飲用頻度は男女共に20代が最も多いことがわかりました。なぜ、20代が健康食品を消費するのか。

この疑問には、「SNSの普及」が答えの一つとして考えられます。自分を発信するためのツールであるSNSですが、視点を変えれば、常に他人から見られている状況を作っているのもまたSNSです。誰かから見られているという意識が、外面を整えよう、自身の体に投資して健康を保とうという気持ちにつながっているのではないでしょうか。

参考 サントリートクホ飲料レポート

https://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/SBF0439.html

出版形態

こんにちは!新3年の鈴木です。

先日森見登美彦氏著の『熱帯』(文藝春秋 2018年)という作品を読んでいた時にふと思ったことを今回の題材にしてみようと思います。

作中では多くの人物が『熱帯』という最後まで読んだ者はいないとされる幻の本の謎を追うことになるのですが、そこで「一般に流通していないということは自費出版なのではないか。」というような会話が出てきます。その時に出版形態にはどんなものがあるのだろうか、という疑問が浮かびました。ということで書籍の出版形態について分析していきます。

出版形態の分類としては大まかに商業出版・自費出版・オンデマンド出版・同人出版・電子書籍の5つが挙げられます。(分類の仕方によっては他の形態もあるかも知れないです。)

商業出版はもっとも一般的な出版形態であり出版社が費用を負担します。代わりに本の売り上げから利益を受け取り、著者には印税が支払われます。

2つ目の自費出版は費用を著者側が負担するという方式です。その分だけ著者の自由に書籍を作ることができます。売り上げ一冊ごとの還元率は商業出版よりも比較的に高いのですが、利益を上げるには何千部もの売り上げが必要になります。また自費出版の中でもブランディング出版と呼ばれ企業や経営者がブランドアピールの為に行う出版も存在します。

オンデマンド出版はAmazonなどの印刷と配送の両方が可能な企業が行なっているもので、ネット上に本のデータを置いておき注文が入った分だけ印刷して発送することで本の在庫管理などの問題を解決しています。欠点としては大量印刷には向かないことが挙げられます。

同人出版はいわゆる同人誌と呼ばれるもので自分たちで印刷して販売も行います。費用も売り上げも全て自分次第となります。

最後に電子出版についてですが、電子出版では紙に印刷することはなく電子データのまま配信を行います。例としてはAmazonのKindleがあります。ただし権利関係の手間がかかるなどの問題が存在します。

出版形態に関して分析して感じたことの一つは、自費出版は商業出版などと比較して費用を著者自らが負担する必要があるため利益が生じづらく、広く流通させることはやはり難しいということです。
もう一つはオンデマンド出版や電子出版といったネットを利用した出版形態が発展してきているということです。出版する側の視点で捉えることで新たな発見がありました。まとめとして、どんな出版形態にもメリット・デメリットはあるのでそれぞれについてよく知ることで最適な選択肢を選ぶことが大事だと思います。

参考サイト

出版形態の5種類〜商業出版・自費出版ほか


https://hansoku-legend.jp/on-demand-printing-feature/

電子書籍を出版する2つのデメリット

覆面アーティスト バンクシー

みなさんこんにちは!新3年の岡部です。

突然ですが、みなさんは「バンクシー」というアーティストをご存じですか?

バンクシーはイギリス出身でロンドンを中心に活動しているアーティストです。プロフィールなどは明かされておらず、その正体は謎に包まれています…。

ステンシルを使い、社会を風刺するストリートアートを残すことで注目を浴びています。

記憶に新しい2018年10月5日、ロンドンのオークションハウス「サザビーズ」でバンクシーの絵が1億5500万円で落札された後、バンクシーが仕掛たシュレッダーで絵が裁断されるという前代未聞の事件が起こりました。

この事件によってバンクシーの名は一躍有名になったのです。

なぜ私達は謎の覆面アーティストであるバンクシーに心を奪われるのでしょう?

その理由は2つあります。1つ目はゲリラ性です。いつ、どこに作品が現れるか分からないドキドキ感によって私達はバンクシーの作品を渇望するのです。

そして2つ目は話題性です。シュレッダー事件のように、当たり前を壊すスタイルによって人々は衝撃を受け、また、社会への皮肉が混じったステンシルアートは政治的な活動にも働きかけているため、多くの人の興味や関心を惹き付けていると言えます。

さらに上記の2つに加え、バンクシー自身がSNSを使用し、シュレッダーにかけられる絵の様子などをTwitterやInstagramを用いて世界に拡散していることで、より話題性が高められているのです。

現在ではバンクシーのステンシルアートを用いたTシャツなども販売されています。もしかしたらバンクシーは自身をマーケティングする立派なマーチャンダイザーなのかも…?

バンクシーさらなる活躍に期待ですね!

参考https://www.cnn.co.jp/style/arts/35126661.html

未来のスター選手がNIKEに与えた損失

こんにちは。新三年の浅井です。

私はバスケットボールが好きで、アメリカのプロバスケリーグであるNBAやアメリカの大学バスケをよく観るのですが、日本ではあまり報道されないというのが現状です。しかし先日、アメリカの大学バスケの選手が日本のLINEニュースに載りました。しかしそれはあまりいいニュースではありませんでした。

https://www.wwdjapan.com/807535

こちらの記事にある通り現地時間の2月20日に行われた試合で、今年のNBAドラフトで上位指名されると予想されているデューク大学の一年生ザイオン・ウィリアムソン選手が、履いていたバスケットシューズの破損により試合開始わずか36秒で怪我をし、退場するという事件が起こりました。バスケットシューズが通常ではありえない破損の仕方をしていた上に、その試合が伝統の一戦だったということもあり、そのシューズのメーカーに批判が殺到しました。そのメーカーというのが日本でも有名なNIKEだったのです。

ナイキ ザイオン・ウィリアムソン Zion Williamson PG 2.5 ポール・ジョージ paul george バッシュについてコメント

 

 

 

←破損したシューズとザイオン     ウィリアムソン選手

 

この一件により、NIKEの株価は下落。試合の翌21日のニューヨーク株式市場では終値が前日比1.1%減、時価総額で11億ドル(約1200億円)もの損失となりました。

そもそもこのザイオンウィリアムソン選手は身長201㎝に対して体重が129㎏という規格外の体格をしており、シューズもそこに対応しきれなかったのではないかという意見もあります。NIKEにとっては少し不運な事故となってしまったと言えるのではないでしょうか。

しかし批判が収まることはなく、NIKEも声明を発表。「選手の一刻も早い回復を願うとともに原因の究明を急ぐ。」というものでした。

その3週間後、ザイオン選手はコートに復帰。29得点を挙げ勝利に貢献しました。復帰戦で履いていたシューズはなんとNIKE製でした。怪我の後、NIKEの担当者がザイオン選手の足を計測しなおしたそうです。

世界的な有名メーカーであってもたった一つの出来事で信頼が揺らぐということ、今の企業にはあらゆる批判に冷静かつ迅速に対処する対応力が必要ということがこの件を通してわかりました。

参考文献:https://hypebeast.com/jp/2019/3/zion-williamson-wears-nike-kyrie-4-for-his-return-game

https://hypebeast.com/jp/2019/2/nike-official-statement-zion-williamson-breaks-shoe-and-injures-knee

「アレンジレシピ」

皆さんこんにちは、新3年の伊藤です。

初投稿の今回は、最近流行っている、インスタントラーメンなどのアレンジレシピについて考察したいと思います。

最近、YouTubeやTwitterなどのSNS、さらにはテレビなどで、インスタントのラーメンや焼きそばのアレンジレシピが紹介されているのをよく目にします。

右の画像にあるように、YouTubeで検索してみると数えきれないほどのアレンジレシピの紹介動画が見つかります。

「お湯を注いで数分待つだけで食べられる」という便利さ手軽さから、インスタント麺をよく購入して食べているという方も多いのではないでしょうか。しかし、そのような便利なインスタント麺にあえて「ひと手間」を加えて、いつもとは違った、よりおいしい食べ方をする人も多いようです。

そのような流行のなか、日清のチキンラーメンの公式ウェブサイトでは様々なレシピを紹介しています。また、ペヤングソース焼きそばを作るための専用ホットプレート「焼きペヤングメーカー」が、ライソン株式会社(大阪の家電・雑貨の企画販売を行う)とペヤングのマルカ食品株式会社のコラボレーションによって発売され、話題となりました。

さて、昨今のSNSの普及により、誰もが様々な情報を取り入れ、発信するようになりました。YouTubeに投稿されたアレンジレシピを、実践しインスタグラムに投稿、それを見た友人が真似する、、、といったように身近な人が、ある商品を推奨しているということもたくさんあります。企業が意図していなくとも、消費者の間で「消費の仕方」について盛り上がるというのは、とても面白い現象だと感じます。

企業にとって、マーケティングにおけるSNSの役割がとても大きく、重要であると考えさせられる事例だと感じました。

 

〈参考〉

日清チキンラーメンウェブサイトhttps://www.chickenramen.jp/recipe/

「焼きペヤングメーカー」紹介ウェブサイトhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000039618.html