仏壇から飲食!?

こんにちは!3年の村岡です。           皆さん一度はこちらのCMを見たことはあるのではないでしょうか?

「おててのしわとしわ合わせて幸せ、お仏壇のはせがわ〜♪」のフレーズで有名な仏壇・仏具業界の大手企業である「はせがわ」ですが、なんとこのはせがわが今月の上旬をメドに、飲食業界に新規参入することになりました。今月の14日、東京都目黒区の自由が丘に新店「田ノ実」の出店を計画しているとのことです。こちらでは、30席の飲食スペースで米や旬の野菜を使ったメニューを提供したり、加工食品や地域の特産品、雑貨などの販売も行っていくとのことです。はせがわは1990年代にも飲食事業を手掛けることで多角化を目指した時期もあったが、2000年前後に撤廃し、再び本業に専念した。

今回、はせがわが飲食事業を始めた理由としては、昨今の仏壇、仏具関連市場の中長期的な縮小による収益の減少が考えられる。仏壇、仏具市場の動向としては、近年の生活様式の変化により、小さく、簡素なものの需要が高まっており、商品の単価は辛く傾向にある。売上高を2014年には役216億円であったが、2019年には約190億円にまで落ちこんだ。そこで飲食サービスを新規事業の一環として、開始したのではないかと考えられる。はせがわは祈りや供養のときに手を合わせる行為に基づいた「心豊かな日本の生活文化」の発信をコンセプトに本業ではなかなか獲得額難しい若年層の開拓を目指している。

今までさまざまな新規参入の例を見てきたが、ここまで方向性の違いを感じる新規参入は初めて見たしどのような戦略のもと行っていくのかが非常に気になった。