『ソイビオ豆乳ヨーグルト』STP・4P分析

こんにちは。新3年の茨木です。

最近私が虜になっているポッカサッポロ フード&ビバレッジ株式会社の「ソイビオ豆乳ヨーグルト プレーン無糖(400g)」について、STPと4P分析を行います。

 

STP分析

・Segmentation「健康効果を全面に押し出し、ターゲット層を絞った市場へ」

まず初めに、ヨーグルト市場について考察する。日本食糧新聞(2018)によると、2018年度(18年4月~19年3月)のヨーグルト市場は、前年比1~2%減少傾向にある。ヘビーユーザーからの需要はあるが、メディア露出の減少やヨーグルト以外のカテゴリーで健康訴求商品投入が続き、ライトユーザーを中心に需要が流れたとの見方もあると述べている。市場成長が一段落する中、各メーカーは、さまざまな新価値訴求を進めており、特にターゲット層を絞った健康効果を前面に押し出す商品展開が目立つ。

豆乳ヨーグルト市場は14年から5年連続で伸長し、健康・美容ニーズやSDGsなど環境意識の高まりにより今後も成長が見込まれる。市場の過半のシェアを握る当社の豆乳ヨーグルトが牽引役となり、同社の豆乳ヨーグルト事業は前期(12月期)前年比33%増の18億円となった(食品新聞、2020)。

・Targeting「美容や健康に関心がある女性」

ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社(2019)によると、美容や健康に関心のある30-40代の女性に向けた商品で、毎日おいしく食べながらイソフラボンと乳酸菌を一緒に摂取でき、手軽にすっきりキレイをサポートしている。仕事や家事などで忙しい中でも、自分や家族の健康に気を付けたいという要望に応え、家族でも食べられる大型容器の商品。なめらかなおいしさのプレーン無糖タイプでくせのない味わいなので、アレンジや料理にも向いており、様々な食べ方で家族の健康もサポートできる。デザートやおやつとして食べるだけで、手軽に毎日のすっきりキレイをサポートできると30-40代の女性の方々を中心に評価を得ている。

・Positioning「成分における大差はないが、女性中心にしていることや味わいに相違点がある」

ヨーグルト市場として考えると、豆乳の機能性がある点が普通のヨーグルトと異なることは言うまでもない。豆乳ヨーグルト市場における製品は、当社以外にマルサン、フジッコ、トップバリュ、ホリ乳業などが主としてある。各社の成分を比較したが、現時点では他社との大差は見当たらなかった。当品は、味覚を向上するため、アク抜き抽出や、大豆を丁寧に細切りし微細化することで、おいしさにこだわった豆乳を搾汁していることが特徴。大豆たんぱく質、大豆イソフラボン、食物繊維入り、コレステロールゼロ、乳製品不使用の設計になっている。

4P分析

・Product「吸収しやすいイソフラボン」

豆乳ヨーグルトとは、大豆たんぱく質・大豆イソフラボン入りでコレステロールゼロの乳製品不使用の植物性ヨーグルトのことで、豆乳を乳酸菌で発酵させた点を特徴とし、このメリットについてはイソフラボンの吸収量を増加させるなど複数の研究結果が発表されている(食品新聞、2018)。

誰もが食べやすいおいしさにこだわり、サッポログループでおいしさに関する研究を行う「サッポロホールディングス(株)おいしさ技術研究所」が、農研機構と豆乳ヨーグルトのおいしさについて共同研究を行い、研究結果を活かしたおいしさにこだわった設計をしている(ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社、2019)。

・Price

価格は、250円。他社の豆乳ヨーグルトは同値、もしくはそれ以上であった。普通のヨーグルトを考えると1.5倍程高いが、機能性を考慮すると妥当ではないか。

・Place

スーパーやネットで販売されている。沖縄を除く。

・Promotion「認知率とトライアル率を向上させる必要がある。一度食べてもらい価値を理解してもらい、リピートにつなげる」

まずは商品を認知してもらう必要がある。豆乳ヨーグルトを食べてもらえない理由として未知、イメージ不能、効果の不透明さを挙げた。認知や理解を得るために、「豆乳を発酵させた豆乳ヨーグルトであることをしっかり訴求していく」との考えの下、パッケージは“豆乳”の文字を大きくあしらうとともに“豆乳ヨーグルト”を一体で見せるようにした。味わいについては、クセと酸味がないまろやかな味であることを明記し、物性価値は“吸収しやすいイソフラボン”のアテンションを大きくデザインして訴求強化した。メインユーザーとなる健康志向の強い女性層は、原材料への関心も高いことから裏面に食物繊維がイヌリンであることや4種の乳酸菌も記載。乳製品不使用の表記も大きくした。店頭では当初4月からマネキン販売を強化していく予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けプランを練り直し、4月13日から5月31日にかけて「おいしくなかったら全額返金キャンペーン」を実施してトライアルを促進していく(食品新聞、2020)。

 

市場の成長を見込み豆乳ヨーグルト市場に積極的に参入したことが分かる。また当社は、以前は1人向けですぐ食べられる豆乳ヨーグルトのみを販売をしていたが、400gサイズにすることで主婦の女性だけでなく、その家族も巻き込むことが可能になった。本商品の成分としての差別化は難しいが、強調する部分を他社とは変えることで差別化を図っているのではないか。

 

〈参考資料〉

・日本食糧新聞(2018)「ヨーグルト・乳酸菌飲料特集:ヨーグルト市場、再ブーストの助走期間へ」 https://news.nissyoku.co.jp/news/ozawa20190523034259854アクセス:2020/04/27

・食品新聞(2020)「豆乳ヨーグルトって何? 「ソイビオ」刷新して疑問解消へ ポッカサッポロフード&ビバレッジ」https://shokuhin.net/29757/2020/03/24/kakou/%E6%97%A5%E9%85%8D/%E5%A4%A7%E8%B1%86%E8%A3%BD%E5%93%81/アクセス:2020/04/27

・ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社(2019)「SOYBIO(ソイビオ)豆乳ヨーグルト プレーン無糖 400gカップ」 https://www.pokkasapporo-fb.jp/company/news/release/190326_01.htmlアクセス:2020/04/26

『日清旅するエスニック』のSTP・4P分析

こんにちは!水谷です。

さっそくですが、『日清旅するエスニック』「匂わせたい 篇」のMVがとても良いので見てみて下さい!

 

0:54からネタバレするのですが、それまで私は気づきませんでした(笑)

そこで、今回は『日清旅するエスニック』のSTP・4P分析を行っていきたいと思います。

 

STP分析
Segmentation

即席麺の市場を性別と世帯規模で、下図のように細分化します。

 

 

Targeting
細分化された市場から参入する市場を決定します。色が付いている部分が参入するセグメントです。

 

図のようにターゲットを絞ったと考えた理由として、「日清旅するエスニック」シリーズは、女性を中心に人気で、MVのターゲットもSNSを使う女性です。また、具付き3食パックの袋麺とカップ麺で販売されており、袋麺では5食入りでの販売が多いからです。

Positioning
参入する市場の中で、競合と差別化をして、製品のポジショニングを行います。
「日清旅するエスニック」シリーズは、トムヤムクンとグリーンカレーの2種類の味です。
醤油や塩などのラーメンの味をメジャーなものだとすれば、トムヤムクンやグリーンカレーはマイナーです。また、1食当たり300kcal未満と低カロリーなので、下図のようになると考えました。

 

4P分析
STP分析から導いたターゲットにしている顧客:本格エスニックを低カロリーで楽しみたい、SNSを使用している女性

Product:「日清旅するエスニック」は、自宅に居ながら簡単調理で本格エスニックが味わえる商品です。そのため、具付き3食パックの袋麺とカップ麺で、それぞれトムヤムクンとグリーンカレーで展開されています。またノンフライ麺を使用することで300kcal未満となっています。

Price:価格に差はほとんどありませんでした。袋麺では「あなたにご褒美」、カップ麺では「おうちでカンタン旅気分」とパッケージに書かれているので他の製品と比べて高い価格設定かと思っていたので意外でした。

Place:スーパーやオンラインストア等で販売されています。

Promotion:『日清旅するエスニック』では「ここにあるよ」と「匂わせたい 篇」の2つのMVがYoutubeに載せられています。「ここにあるよ」ではミュージカル『刀剣乱舞』で人気の俳優を起用し、「匂わせたい 篇」ではSNS女子あるあるをネタにしたMVとなっているので、ターゲット顧客に合わせてプロモーションしています。私はTwitterで話題になっていたのでこの商品の存在を知りました。

 

おわりに
私もエスニック料理が大好きなので、今度スーパーに行ったときに探してみます!

参考サイト

https://www.nissin.com/jp/news/7691

https://www.nissin.com/jp/news/8539

 

リベラにスイッチ!

こんにちは!小田です。

自宅にずっといるとついついお菓子に手が伸びてしまう…なんて悩みありませんか?私は毎日そんな誘惑と格闘しています!

そこで今回はグリコのリベラというチョコレートのSTP・4P分析を行います。リベラは機能性表示食品であり、脂肪と糖の吸収を抑える効果があります。(*1)

まずはSTP分析を行います。

チョコレートは老若男女から愛されていますが、リベラは健康志向が高い、働く若い女性にターゲティングしています。下の図は、市販のチョコレート菓子の市場を「味」と「ヘルシーさ」の2軸で表しました。リベラは甘くてヘルシーな製品としてのポジショニングを行っています。

次に4P分析を行います。

product

一般的なチョコレートとは違い、難消化性デキストリン(食物繊維)が入っていて、脂肪や糖の吸収を抑える効果がある機能性表示食品です。ダイエットなどでチョコレートを食べるのを我慢している若い女性にも手に取りやすい商品です。ジップ付きの小袋で、底のマチのおかげで自立するため、デスクに置いても邪魔になりません。仕事の合間にも食べやすいパッケージになっています。

price

他のチョコレート菓子と大きな値段の差はありません。他の機能性チョコレートと比べると比較的安いです(*2)。

place

コンビニエンスストアやスーパーマーケットで手軽に購入できます。働く女性がランチのついでに買いやすいと考えられます。

promotion

主にCMやWebムービーで宣伝を行っています。Webムービーは「仕事の間に、お菓子食べちゃう。」「夜に限って甘いものが食べたくなる。」など日常生活でチョコレートが食べたくなるシーンをあげて、「でもチョコはリベラなんで」とリベラなら我慢せずに食べられることをアピールしています。

 

私は「リベラなら食べて良いかな!」とリベラを食べながらこの分析を行いました。(お菓子の誘惑に負けています…)このようなヘルシーで甘くておいしいお菓子がたくさん開発されて欲しいと一消費者として思っています!

 

参考

*1https://cp.glico.com/libera/index.html

*2https://www.asahi.com/articles/ASLB56R90LB5PLFA00P.html

 

スターバックスの4P分析

新3年生の南部日和子です。今回はスターバックスの4P分析をしていきたいと思います。

最近では新型コロナウイルスの影響で多くの店舗が営業休止や時短営業となっています。その影響を受けたのはスターバックスも同じで、営業休止前には多くの行列を生んだと話題になっていたのを耳にしました。そんな大人気のスターバックスは、どのような4P戦略があるのでしょうか。

①promotion(販売促進)

スターバックスはクーポンやCMなどの販売促進方法をとっていません。ではどのようにして売上を得ているのでしょう。

②place(立地)

往来の多い住宅地を中心に出店しています。また、流行やファッションに敏感で比較的所得水準の高い、いわゆる”スターバックスがありそうな街”に出店しています。その地域によって店舗の雰囲気を変えるなど、店舗そのものが広告としての役割を果たしています。

③product(製品)

スターバックスオリジナルの商品を数多く揃えており、季節などによって限定商品を販売しています。また、スターバックスコーヒーという名の通り、コーヒー豆にもこだわりがあるようです。ある調査によると、スターバックスは顧客期待、つまりサービスを利用する際に利用者が事前に持っている企業・ブランドへの印象・期待・予想と、知覚品質、つまり実際にサービスを利用した際の満足度で1位を取っているようです。

④price(価格)

スターバックスの商品は、決して安いとは言えません。それはブランド化のために高価格戦略をとっているからです。

 

このような4P戦略を取っているスターバックスですが、まだまだ課題があるのも事実です。その課題を乗り越え、コロナの打撃に負けず頑張って欲しいです。

 

作成者:南部日和子

参考文献

https://www.is-assoc.co.jp/brandinglab/starbucks-4p4c/amp

http://www.ssm-gcbm.com/pr/pdf/ssm-posivationzemi2019-ppt5.pdf

 

ストアカのSTP・4P分析

こんにちは!新3年生の水谷です。
最近では、モノを所有することよりもシェアすることに注目が集まっているようです。実際に、車や洋服等モノを対象としたシェアリングサービスがありますよね。シェアリングサービスとは、物品を多くの人と共有したり、個人間で貸し借りをしたりする際の仲介を行うサービスの総称です。
モノだけでなく、スキルを対象としたシェアリングサービスもあります。今回分析する「ストアカ」とは、国内最大級のスキルシェアリングサービスです。

・ストアカのSTP分析
Segmentation(市場の細分化)
スキルシェアリングサービスでは、ライフスタイルでセグメンテーションできます。
Targeting
スキルを教えたい人、学びたい人をターゲットとし、両者の仲介を行うCtoCのマーケットを構築しました。
Positioning
ストアカの特徴は、取り扱いジャンルがビジネススキルや料理、趣味と多岐にわたっており、登録者も多く、国内最大級のスキルシェアリングサービスであることです。講座の検索方法が、日付や場所、カテゴリ、ランキングなど検索をする方法が多い点でも他社との差別化を図っていると思います。

・4P分析
Product(製品)
ストアカ運営事務局がガイドラインをもとに審査し、承認された講座のみが掲載され、口コミも見られます。また、講座はオンラインで申し込み、事前決済なので、スキルを教える人にも学ぶ人にも安心して利用できるものとなっています。
Price(価格)
入会金がかからず、講座を開く人が設定するので、料金はさまざまです。
手数料は、売上が発生した時に、販売価格より10~20%の手数料が差し引かれます。講座の掲載は無料で行えます。
Place(流通)
ネットやアプリなど、オンライン上でのサービスとなっています。
Plomotion(コミュニケーション)
SNSでのストアカアカウント開設や、他企業とのコラボ企画、テレビ番組での紹介などを通してPRを行っています。

http://

この分析を通して、スキルシェアリングサービスは日本ではまだあまり馴染みのないものなので、ストアカは、利用のハードルを低くし、また安心して利用できるために、顧客との信頼を構築することに重点をおいて取り組んでいるように思いました。
いろいろな講座が開設されていて興味深かく、学ぶ側として講座に参加してみたいです。

参考
https://www.street-academy.com/

https://kotobank.jp/word/シェアリングサービス-1714685

みんなの「得意」をシェアできる「スキルシェアサービス」とは?

地域の”サードプレイス” – スターバックス

初めまして、こんにちは!新4年生の宮田です。

先日、スターバックスコーヒージャパンは国の緊急事態宣言を受け、対象7都府県の店舗の臨時休業を決定しましたね。ニュースでも大々的に報道され、驚愕された方もいらっしゃると思います。そんな大人気の「スタバ」について、今回はSTP及び4P分析を用いて企業分析を行います!

 

  • STP分析

◯ 年齢:生産年齢(20代〜50代が大半)

◯ 価格:競合他社と比べ高め

◯ 地域:人口の多い地域(17.8万人〜27.5万人規模の都市・地域)

◯ 特徴:「サードプレイス」の提供

上記の年齢や価格に関しては、利用された方も非常によくお分かりだと思います。一方で、地域に関しても具体的な数字を明記しました。このデータは国土交通省によるもので、ある施設が立地する確率が50%〜80%となる自治体の人口規模の数値です。

人口を多く抱える首都圏は別として、比較的人口の多い都市圏に立地していることがよくわかります。一方で、郊外型や公園などに隣接されているなど店舗の種類は様々ですので、一概に都市部をターゲットと断定することは難しいと思います。しかし、価格も手頃ではないため比較的富裕層が発生しやすい都市部を選択しているということも、あながち間違いではないと考えます。また、最近では「Starbucks Reserve」という独自のブランドを掲げ、コーヒー豆の品質に特化したサービスも提供しており、ハイエンド顧客層をも取り囲んでいます。

最後にこちらをご紹介します。この言葉は、彼らが掲げるスターバックスのミッションです。このように、彼らにとってコーヒーはあくまでツールであり、人々のライフスタイルの一部「第3の場所」を提供することが彼らのポジションだと捉えます。

 

  • 4P分析

すでに記した通り、スタバは飲料・飲食を提供する過程で生まれるコミュニケーション、そして「第3の場所」を提案しています。また、製品にもこだわりがあります。シーズンごとに限定商品を打ち出しや、Starbucks Reserveといった高品質の豆を提供するなどを行っています。こうした取り組みによるスタバのメリットは、店内での顧客の体験を顧客が広めていく効果だと考えています。後にご紹介しますが、テレビなどの媒体を使用した広告を打ち出しておらず、広告費などをかけずに地域に広がっていくといったメリットがあると考えています。

価格は他と比べて平均的に高く設定されています。STPの分析結果で、ターゲットは主な生産年齢層やハイエンド顧客であるということがわかりました。一方で、スタバの利用方法やシーンは、働きに来る顧客や会話を楽しむ顧客、コーヒー片手にテイクアウトして周りを歩くなど様々です。しかし、共通していることは「体験」であり金額による選択の影響は少ないと考えています。

流通に関しては、大きく「店舗」「その他」に分類されます。さらに、店舗は「店舗利用」「テイクアウト」「ピックアップ」「デリバリー」に細かく分類されます。繰り返し「第3の場所」について言及していますが、ブランドが広く定着したため、現在では店舗外でのビジネスの展開や店舗での注文方法など、場所にとらわれ図に顧客のニーズに応えています。

現在、緊急事態宣言により臨時休業を余儀なくされている店舗もありますが、オンラインでのコーヒー豆の購入やコンビニでの商品取り扱いがあるので、流通形態としては幅広く顧客に届く仕組みになっています。

最後に、販売促進に関してですが、先に述べたようにスターバックスは大きな広告を打ち出していません。SNSの公式アカウントでお知らせすることは多々ありますが、広告費を莫大に使ったプロモーションは一切おこなっていません。それは、彼らの地域社会に対する高い意識が生み出した顧客とのコミュニケーションにより、こうした「体験」を顧客同士で共有することがプロモーションとなっています。

 

何気なく「行きたい」と感じてしまうスターバックスコーヒー。近所や最寄りの駅にあるとステータスを感じるなんて人も多く、とある番組では街の規模や発展の指標として扱われたこともあります。今後、こうした視点で店舗を訪れるとさらに魅力を感じてしまいそうで、非常に恐ろしいですね。。。

最後までご覧いただきありがとうございました!今後ともよろしくお願いします!

 

(参考文献)

スターバックスジャパン株式会社 公式ホームページ「会社案内」https://www.starbucks.co.jp/company/ 最終アクセス日:2020年4月15日国土交通省 国土政策局 (2014) 「国土のグランドデザイン2050 参考資料」 https://www.mlit.go.jp/common/001050896.pdf 最終アクセス日:2020年4月15日

「お、ねだん以上。」の秘密

 

 

こんにちは!新3年の滝浪です。

 

新型コロナウイルスの影響でなかなか思うようにはいかない日々が続きますが、

4月になり、新生活や新年度が始まった方も多いのではないでしょうか。

 

おうち時間が増える中で、ふと、部屋の模様替えしたい…!という衝動に駆られて部屋の写真やいろんな家具を調べるなどしていました。

 

ということで今回は、業績好調で大注目の、

株式会社ニトリについて企業分析を行っていきたいと思います!

 

まずは、STP分析です。

 

SegmentationとTargetingについてです。

ニトリは、日常生活の暮らしに焦点を当て、主に家具、家電さらに日用品の販売を行っています。ニトリのオンラインショップを見ると、あらゆる生活用品を販売しており、その多種多様さには驚かされます。対象は世間一般で、企業理念は「住まいの豊かさを世界の人々に提供する。」他社とは違い、明確に細分化しているわけではなく大きく幅を持っていることもブランドを確立する強さなのかもしれません。

続いてPositioningです。

競合他社として思いつくのは、IKEAや大塚家具でしょうか。これは、「お、ねだん以上。」というフレーズからもわかる通り、安い価格で高品質の製品を提供する、という立ち位置です。

 

次に行うのは、4P分析です。

ニトリは一体、どんな製品(Product)を、いくら(Price)で、どこ(Place)で、どのように(Promotion)して販売しているのでしょうか。

 

Product

ニトリの商品はノックダウン生産によって作られています。ノックダウン生産とは、他国や他企業で生産された製品の主要部品を輸入し、現地で組み立てや販売をする方式で、生産コストが少ないのが特徴的です。つまり、組み立てとデザインはニトリの社内でされるため比較的デザイン性のあるニーズに合った製品を作ることができます。

 

Price

上記のノックダウン生産と、企画から製造、小売までを一貫して行うこと(SPA)により、生産や流通のコストが下がるため、消費者に提供する価格を下げることができます。

 

Place

SPAにより、流通の面で他社の手を借りずに無駄を省いた物流が行えます。また、都市部には生活必需品をメインとし、郊外には大型の家具や家電をメインとした商品配置を行っており、消費者のシチュエーションを考えた店舗展開を行っています。

 

Promotion

消費者が持つ「家具は一生ものだから、安すぎると怖い」というイメージに対してニトリは「お、ねだん以上。」というキャッチコピー使用して、高品質を低価格帯で提供することを強く表現しています。

 

以上から、業績を上げ続ける株式会社ニトリの強みがわかります。

 

部屋の模様替えに色々、お世話になろうと思います!

ありがとうございました!

 

参考文献

https://www.nitori.co.jp/

ニトリが32期連続の増収増益 国内は今後も積極出店

PlayStation4のSTP・4P分析

こんにちは。今年水越ゼミに入りました、ハン・チェリンと申します。まだ色々足りないと思いますが、よろしくお願いします。

私はゲーム業界に興味を持っていて、今回はSONYのPlayStation4についてSTP・4P分析を行いました。別にゲームが好きではない方でもPS4をまったく知らない、という方はほとんどいないと思いますが、どのようにして世界中の人気を集めるようになったのでしょうか。

<<STP分析>>

より簡単な理解のためグラフを描きます。

Segmentation

家庭用ゲーム機(または、コンソールゲーム機)市場は何人でプレイするか(人数)と遊ぶ場所(家庭か外か)を考えられます。

少し前まではオン・オフラインでのセグメンテーションも多かったのですが、最近はオンライン機能がない機器は少ないので除きました。

Targeting

SONYは家庭据え置き型で主に一人でプレイするプレイヤーをターゲットとして想定し市場を開拓しました。これはPS4だけでなく、PlayStationシリーズが共通している特徴でもあります。

Positioning

家庭据え置き型で主に一人でプレイするプレイヤーをターゲットを絞った結果、特にヘビーゲーマーの間で流行り始め、ゲーム市場でリーダーのポジションにつきました。

参考になるように反対のポジションのNintendo Switchを追加しました。

<<4P分析>>

それでは、PS4の4P分析を行います。

Product

PS4はNintendoより解像度が高く、ブルーレイプレイヤーなどの機能もあるので、ゲームだけでなく様々な場面で活躍できる製品です。また、現在生産されているモデルは深刻なハードウェア的問題を抱えていないので、急に壊れる可能性は低いと考えられます。

Price

PS4は本体も、ゲームソフトもNintendoの製品より値段が少々高いです。しかし、ソフトの方はタイムセールや割引イベントが結構あるので、あまり大きな差を感じないかもしれません。

Promotion

SONYは積極的にSNSを活用してプロモーションを実施してます。しかし最近は他の企業もSNSを利用しているので、特徴的とは言いにくいです。そこでSONYは、独特なCMで人気を得ています。既に有名な人、つまり俳優やアイドルではなく、ゲーマーの受けがいいと思われる実況者やゲーム監督をCMに出し、一般人向けではなくもともとゲームに興味がある人のための広告をも作っています。

Place

通信販売が発展している今は、店頭まで足を運んで直接ゲーム機本体を買うことはあまりないと思われます。そこで特定の店限定のコントローラを発売するなどの工夫をしています。また、ゲームもダウンロード版で楽しんでいる方が増えています。PS4のダウンロードショップ、PlayStation Storeは利用方法が簡単なので接近性がいいと考えられます。しかし、これは他の企業も同じく提供しているサービスなので、PlayStationだけの特徴とは考えられません。

 

PlayStation4は2013年発売され(日本では2014年)ました。そして今までおよそ1億900万台が売れ、現在世界で最も人気のある家庭用ゲーム機です。歴史上2番目に多く売れたこのゲーム機がこれからはどのように変化していくのか、人々は注目しています。

出典

https://www.playstation.com/ja-jp/explore/ps4/

https://www.nintendo.co.jp/index.html

https://blog.vcnc.co.kr/m/24

カルビーのフルグラ®のSTP分析・4P分析

こんにちは!新3年生の酒井絢香です。

フリー写真, 食べ物(食料), 朝食, シリアル食品, 牛乳(ミルク)

国内シリアル市場シェアがトップのシリアルブランドは何だと思いますか?

実は、カルビー株式会社のフルグラシリーズなのです。そこで、今回私はフルグラのSTP分析・4P分析をしました。

 

まずSTP分析です。

シリアル市場は年齢・家族構成・職業・嗜好・健康志向の強さによりセグメンテーションできます。ターゲットは朝忙しい、働いている人や、健康志向な人で、基本的に大人であると考えました。ポジショニングでは、分量が800gと多めな製品があることと、健康機能性の高さを意識したGranola+シリーズの発売で他社と差別化を図っています。

 

次に4P分析です。

・Product(製品)

定番商品以外に期間限定フレーバーや、健康機能性の高さを意識したGranola+シリーズ、子供も大人も食べる商品として作られたチョコグラなどがあり、製品ラインは広いです。

・Price(価格)

価格は1g当たり1円ほどで、他社の商品とあまり変わります。

・Place(流通)

全国各地の食品スーパーやネット通販で売られています。

・Promotion(販売促進)

テレビCMを放送していますが、有名な芸能人の魅力を利用するというより、製品名を繰り返す歌による反復効果を狙っています。また、様々な人が食べている映像で、CM視聴者に親近感をあたえ、おいしさに説得力を与える効果があると考えられます。

 

以上より、フルグラは、製品の分量での差別化や、期間限定フレーバー・健康志向な製品による広い製品ラインを強みとし、市場トップシェアの位置を占めていると言えると思います。

 

参考資料

https://www.calbee.co.jp/ir/pdf/2019/calbee2019_all.pdf?v4

https://www.calbee.co.jp/frugra/

https://shop.tokyu-bell.jp/tokyu-store/app/catalog/list/init?searchCategoryCode=160301

ユニクロSTP分析・4P分析

こんにちは!新3年生の八柳です。

今回はユニクロについてSTP分析と4P分析をしていきたいと思います。

まずは、ユニクロのSTP分析について説明します。

ユニクロはMade For All の考えのもとで年齢、性別、国籍、職業など人を区別するあらゆるものを超えた服を目標としています。その中でもLifeWear(究極の普段着)というコンセプトに基づき世界中のあらゆる人々が日常を快適に過ごせるカジュアルな服をターゲットにしています。さらにユニクロは企画、計画、生産、物流、販売までのプロセスを一貫して行うビジネスモデルを持っておりお客様の要望をすぐに形にできるポジションにいると言えますフリー イラスト12種類のメンズファッションアイテムのセット

 

次に4P分析です。

製品はシンプルかつ高品質な日常生活のためのLifeWear(究極の普段着)を目指し作られている。

価格は低価格。世界の素材メーカーと直接交渉することで、高品質な素材を低価格で大量に調達することができている。

プロモーションは季節ごとに核となる商品のキャンペーンをやっており、テレビCMで商品の特性や機能性などを告知している。また、毎週金曜日に折り込みチラシ、Eメール、SNSなどを通して告知もしている。

流通は2019年8月末の国内ユニクロ店舗は817店舗と海外ユニクロ1379店舗まで拡大している。またEコマース販売の重要性が高まると考えており、年率30%増の成長を目標に、Eコマース販売の拡大を目指している。

参考

https://www.fastretailing.com/jp/group/strategy/uniqlobusiness.html

https://www.fastretailing.com/jp/group/strategy/tactics.html

https://www.fastretailing.com/jp/ir/direction/interview.html

http://www.uniqlo.com/made_for_all/jp/