飲むショートケーキ?

こんにちは! 3年白澤です。

皆さんは、最近話題になっている“ショートケーキ缶”、ご存じですか?

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こちらは札幌市と渋谷区にリゾット専門店と夜パフェを構える「株式会社GAKU」の橋本学さんが6月20日にtwitterで発売の告知をし大きな話題となり、現在渋谷で先行販売されていますがTwitterを中心にスイーツ好きの一般ユーザーの投稿でも度々取り上げられ、それらUGCによって更に拡散されたことでテレビなどのメディアでも特集が組まれました。

 

この映え映えなインパクトのある商品は、橋本さんによると『ショートケーキ缶は「24時間パティスリーのケーキを買える」がコンセプト。パティスリーの前に自販機を置き、そこで24時間買えるケーキを販売したいという思いから生まれました。仕事終わりの人や飲み会の帰りにコンビニスイーツ以上のクオリティーのスイーツが食べたい人、プレゼントしたい人のために開発した』ということです。

D9CF5615-AF3E-4C79-851E-BBAF04E1CF20お知らせ|株式会社GAKU (risotteria-gaku.net) より)

フルオープンのプルタブが付いた透明のプラスチックの容器に中身がそのまま入っていることで360度見る事が出来、噂によると通常のショートケーキの2倍量が入っているとか。そして1個900円…、内容量を考えるとなかなかお手頃なのかもしれないですね!今後は札幌に7月16日オープン予定のパティスリーOKASHI GAKUの店舗前自動販売機でも販売予定だそうです。

このショートケーキ缶をTwitterで告知し、それを見たスイーツ好きのユーザーがイノベーターとなって先行販売の行われている渋谷へ買いに来る。これらの人々がさらにSNS上で拡散することで新たに初期採用者が買いにきたり、テレビなどのメディアが取り上げることで更に拡散され、ある程度の地盤が固まったらいよいよ自動販売機での販売を行ない、更に前期追随者、後期追随者、遅滞者へと普及させる…というプロモーション政策になっているのではないかと考えられます。つまり、最初に「渋谷」という日本中にとどまらず世界から(今ではなかなか厳しいですが、、、)様々な人が集まる場所で先行販売を行ない、そこに集まるイノベーターや初期採用者に拡散してもらうことで消費者間コミュニケーションを発生させ、それらの話題性によりテレビ等のメディアに取り上げてもらうパブリシティなどといった、プロモーションミックスと販売場所が上手く利用され、最終的に夜帰りの遅い人たちへの普及を図っているのではないか、という点がポイントです。

Twitterを中心にバズッたショートケーキ缶ですが、まだまだ発売されたばかりで入手困難なようなので、インスタグラムではショートケーキ缶のハッシュタグ投稿は100件未満と少ないようです。しかし今後自動販売機での販売が開始されたり、渋谷での販売状況によっては普及と共に投稿数も徐々に増えてくるのではないでしょうか。今後も追ってみたいと思います。

私はフルーツが苦手なので中々手を出せませんが、苺好きの方、ショートケーキ好きの方、帰りが遅いけど良いスイーツが食べたい、、、そんな方、是非お手に取ってみてはいかがでしょうか?

参考文献

ショートケーキは飲み物だった・・・?「ショートケーキ缶」が話題。 | asology [アソロジー]7月3日

缶にケーキが入ってる! かわいいと話題の「ショートケーキ缶」、その狙いを聞いてみた | mixiニュース7月3日

【リゾッテリアガク】ショートケーキ缶の購入方法!ふわ缶は通販・取り寄せ可能!|東京カフェ (tokyo-cafeblog.com)7月3日

黒岩健一郎・水越康介(2018年)有斐閣 『マーケティングをつかむ〔新版〕』

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