リピーターor不平等感

こんにちは!3年の清水です。

今回は先月話題になったある映画のリピーター獲得の手法についてです!

ある映画といっても非常に有名な作品で、「エヴァンゲリオン」です。3月8日から現在まで4ヶ月にわたって上映されており、興業収入は100億円を目前としています。コアなファンが多く作品の考察も盛んに行われているこのシリーズですが、6月12日から新バージョンが公開されています。

新たなバージョンと言ってもストーリーに大きな変化はなく、カットの差し替えや細かい修正だけのようです。しかしコアなファンの多いこの映画は、その程度の修正でもまた見に行きたいとたくさんの人々に思わせてしまいます。

それだけにとどまらず、新たな入場特典も配布されるとのことです。4作品からなるこのシリーズですが、この冊子では3作目の前日譚が描かれているそうです。こちらは未だに明かされていない内容であり、考察の盛んなこの作品では、多くのファンを惹き付けるものとなっています。

こうしたリニューアルや新たな特典の配布というのは、リピーターを獲得する上で非常に効果的だと思います。映画というサービスは、公開当初は大きな話題になり観客も非常に多くなりますが、時期が経つにつれてその伸びは段々落ち着いてきてしまいます。その中でも観客を獲得し続けるには、新しい価値を消費者に提示していく必要があります。その点において、この施策はリピーターを増やすことに繋がり、まだ観たことのない消費者にも「これなら観に行こうかな」と思わせることもできます。

自分はこの映画を初日に観に行ったのですが、これ程豪華な特典はありませんでした。正直な話をしてしまうと、「始めからやってくれよ」という感情はあります笑。もちろん運営側としては非常に有効な戦略で利にかなっています。しかし後から魅力的なサービスを付け加えるとなると、サービス開始初期の消費者との不平等が生まれてしまい、マイナスな印象を持つことに繋がるのではないかと考えました。この方法を続けていくとなると、後から観た方が得だと思われてしまい、いいスタートダッシュを切れなくなるのでは、、、

と言いつつも、公開初期に観ることはそれだけで十分な価値になりますし、ファン層はそんなことは気にしないと思います笑。

もしファンの方で、これから観に行く人がいましたら、誘ってください笑。

参考:6月12日(土)より『シン・エヴァンゲリオン劇場版』ラストラン、感謝を込めて3つの大サービス! – エヴァンゲリオン公式サイト (evangelion.co.jp)

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」、新バージョン「EVANGELION:3.0+1.01」が6月12日より上映開始 – GAME Watch (impress.co.jp)

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