“タグ”を“フラッグ”に

こんにちは!3年の小林です。

 

皆さんは日頃Twitterを利用していますか。国内5310万人、世界3億2000万人が利用するTwitterは、誰もが知る主要SNSの1つになっています。

そんなTwitterの基本機能の1つに「#(ハッシュタグ)」があります。皆さんご存じの通り、自分が投稿する内容に関連したフレーズに#を付ける事で拡散を狙ったり、逆に自分が検索したい情報に#を付ける事で関連する投稿を検索したりと、ユーザーに広く使われるTwitterの機能になっています。

 

そんなハッシュタグ機能ですが、皆さんは「#○○」の後に絵文字が付いた、下の画像の様なものを目にした事はあるでしょうか。

 

これは2015年から活用が広まったTwitterの機能「ハッシュフラッグ」と言います。このハッシュフラッグ、Twitter社が流行語などに独自にハッシュフラッグを付ける事でユーザーを盛り上げるほか、企業がTwitter社に申請をして使用するケースも見られます。今回はそんなハッシュフラッグ機能について、現時点での長所と短所をマーケティングの視点で簡単に考えたいと思います。

 

まず、企業がこの機能を活用する目的にあたる長所についてです。先述した通り、Twitterにおけるハッシュタグ機能は投稿/検索両面で重要な役割を担い、Twitterが持つ拡散力の源となっています。このハッシュタグに絵文字が付く事で、元々そのハッシュタグに関心が高いTwitterユーザーは勿論、あまり関心の高くない人にも興味を持って貰える可能性が考えられます。したがって、各企業は自社のブランドロゴや商品に関連する絵文字をハッシュフラッグとして活用する事で、既存のハッシュタグ機能の持つ拡散効果に上乗せしてブランドイメージ向上を狙っていると考えられます。

 

一方、ハッシュフラッグには2つの短所が挙げられます。

1つは、その価格の高さです。企業がハッシュフラッグを申請するには最低でも約2500万~3000万円程度の料金をTwitter社に支払う必要があり、非常にコストが高くなっています。しかも、これらの金額は1つのハッシュタグ毎かかってくるため、下記の画像の様に複数のハッシュタグで申請すると、その分コストも2倍3倍となってしまいます。こうした事実から、費用対効果を考慮するとハッシュフラッグは決して手軽に使える機能とは言えません。

 

もう1つは、期間限定である点です。正確な期間設定については分かりかねますが、これまで各企業が設定してきたハッシュフラッグには最短で3日、多くは2~3週間程度で消えてしまっており、期間終了後は過去の投稿からも絵文字が消え去っています。先に述べたように、1つ2500万円以上も払って短期間しか活用できないという点が、企業がハッシュフラッグ機能を使うにあたり障壁となっていると考えられます。

 

このように、ハッシュフラッグは拡散力という点で強みを持つ一方、現時点ではコスト面・期間面で短所も抱えています。とはいえ、最近ではハッシュフラッグを活用する企業も増えてきているので、今後コスト面が改善さればさらにその輪が広がり、Twitterを活用したマーケティングの新常識になるかもしれません。

 

以上です!最後までお読みいただきありがとうございました。

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