撮り鉄問題から逆転の発想!

こんにちは、3年の橋本です。

みなさんは旅行やお出かけのときにどのくらい写真を撮りますか?好きなものや写真映えするものは撮影して思い出にしたいと考えますよね。

写真を撮るのは誰しもがする行為ですが、そのマナーの悪さやトラブルで連日のように「撮り鉄」について報じられているように感じます。そもそも撮り鉄とは、鉄道の写真や動画の撮影を趣味にしている人々の総称です。ほとんどの撮り鉄はマナーを守って誰にも迷惑をかけずに撮影楽しんでいますが、一部の人のモラル違反やトラブルで、撮り鉄全体が批判されることが多いのです。ホーム上の黄色い線からはみ出しての撮影、線路上に出ての撮影、私有地に侵入しての撮影が行われ、鉄道会社は安全な運行をするのに支障が出てしまっています。

そこで多発する撮り鉄トラブルから逆転の発想をし、収益を得ようと動いた事例を2つ紹介します。

1つ目はJR東日本が去年の8月から始めた有料の撮影イベントです。撮影会には臨時列車として運行されている車両が用意され、普段は見れないような車両が並べられていたようです。子ども連れや女性の姿はほとんど見られず、多くの鉄道ファンが参加していました。ある撮影会は5万円という高めの値段設定でチケットが売られていましたが、わずか7時間で完売したらしく、撮り鉄の熱量を感じられました。JR東日本は他にも参加費2万円の親子向けイベントを開催しており、列車を運行すること以外からも収益を得ようとしています。

2つ目は長野電鉄が企画した撮影会です。2070円の「1日フリー乗車券」を買った人は線路に入って止まった電車を撮ることができるというイベントです。私は鉄道に詳しいわけではありませんが、長野電鉄の車両は地下鉄日比谷線を走っていた車両が使われており、さらに引退して解体されることが決まっていたため、このイベントは絶好の撮影機会になりました。この撮影会に参加した人は、有料にすることでマナーの悪い人を除外できてとても良いと感じていたようです。

このように会社にとって困りごととして考えていたことを収益性のあるイベントに利用することで、問題も解決できて利益も上げられ、一石二鳥だと感じました。

また、人気列車の最終日には多くの人が押し寄せ、その列車に乗らずに見送る人は数百円の入場券でホームに入ることができてしまっています。それでは鉄道会社は儲からず、警備費用がかかってしまうだけなので、そのような特別な日は入場券(撮影権利)の数を限定し、希少性を持たせて高値で販売する、もしくはオークションで販売して利益をあげるのはどうだろうかと考えている人もいるようです。優良顧客とだけ付き合うことでコスト削減、利益増加につながると思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

Yahoo!ニュース デイリー新聞  9/6

テレ朝ニュース 2022 10/7

読売新聞オンライン 2022 9/19

アゴラ言論プラットフォーム 長井利尚「撮り鉄」を収入源に変えよう!

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