こんにちは!3年の近藤です。
皆さんは最近運動をしていますか?高校の部活動以来運動をしなくなったという方も多いのではないでしょうか。私は所属していたダンスサークルを先日引退したばかりで、今後運動不足になることが心配です…。
実際、近年では若い世代の運動時間減少がみられており、さらに新型コロナウイルス感染症によりその減少は加速しているといわれています。また、自宅での学習の増加により肉体的・精神的ストレスを抱えやすい環境に置かれている若い世代も多くいると考えられます。
そこで今回は、このような環境をふまえてスポーツブランド「ナイキ」が立ち上げたプログラム「NIKE塾」について紹介します。
NIKE塾とは、日本の高校生を中心とした若い世代に向け、スポーツや体を動かすことを通じてストレスから解放し、ウェルビーイングの実現を目指すプログラムです。
授業や勉強の合間にできる短時間のシンプルなエクササイズ「スタディブレイク」を提案し、堀米雄斗選手(スケートボード)やRIEHATAさん(ダンサー)等のアスリートやアーティストをコーチとしたエクササイズ動画をYouTube内で公開しています。
またこれらの取り組みを身近に感じてもらうため、2022年9月には期間限定で「カラオケ館」の4店舗を自習室として開放しました。そこでは、から勉と言われるカラオケ店で勉強する日本独自の学生カルチャーに注目し、勉強セットやフードドリンクセットの配布を行いました。勉強の合間には先ほど紹介したスタディブレイクも実施し、非常に好評だったそうです。
このようにスポーツブランドであるNIKEは、「体を動かすことや広い意味でのスポーツは、学業に励む高校生のウェルビーイングの実現をはじめ、人生のさまざまなシーンをより豊かにすることにつながる」(ナイキジャパン)という考えのもと、日本特有の問題に向けた企画を行っています。
「スポーツが体に良いことは周知の事実ではあるものの、学生たちの多くは日々の忙しさにより、運動から遠ざかっているのが現状。しかし、ナイキは勉強とスポーツは両立できるものだと考えており、大切なのはその方法。スポーツは心身の健やかさを促し、勉強のパフォーマンスも向上することができると信じている」(ナイキジャパン)
現在日本では多くの企業がSDGs達成に向け活動していますが、それらを先導してきたナイキは環境関連だけでなく人間のウェルビーイングにも注目しました。今回のプログラムは、商品以外の価値を社会に提供したといえるでしょう。また、スポーツブランドとして日々変化する生活に対応し課題解決を目指すことで、顧客との関係性構築を図っていることが分かります。
今後も若い世代に向けたプログラムのために企業や教育機関と連携した取り組みを予定しているとのことなので、これからの動きにも注目してみたいと思いました。
今回のブログは以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。
〈参考文献〉