こんばんは。今年度からゼミの新メンバーになりました、丹羽です。初投稿ということで緊張しています。今回は『グランピング』について触れていきたいと思います。グランピングとは、グラマラスとキャンピングを合わせた造語で、平たい話が『あらゆるサービスの付いたキャンプ』です。食材をグランピング運営サイドが用意してくれ、利用者は手ぶらで参加出来たり、ホテルの一室のような贅沢なテントが準備されていたりと、まさに至れり尽くせりです。
しかし、そんな中で少し違和感のあるプランもいくつかありました。例えば都会のビルの屋上に会場を設置していたり、あるいは宿泊プランが用意されていなかったりと一般にキャンプというとイメージされる要素がいくつか欠けている様でした。
そうした違いは、どうやらターゲットにしている年齢層、人物像の違いから来るようです。各グランピング企画会社のサイトを覗いてみると、各社のSNSアカウントのリンクが添えられていることがあるのですが、都心型、非宿泊型のグランピング企画を持つ会社のアカウントは「Facebook」か「Instagram」しかありませんでした。というよりも、グランピング企画会社のアカウントはほぼ全てこの2つに集中していました。調べてみると、「日本国内に限ればアクティブユーザー率(登録だけでなく、ログイン、投稿なども行うユーザー率)、登録者数共に1位はTwitter」(Gaiaxより)です。しかし、TwitterにおいてグランピングのPRは数件でした。
つまり、非宿泊もしくは都心型グランピングのターゲットとなる人々はInstagramやFacebookのユーザーということになります。Instagramのメインユーザーは二、三十代の女性であり、ほぼ全ての年齢層において男性よりも多いです。これは他のSNSには無い特徴です。また、あくまで私見ですが、Instagramのユーザーはインスタ映えという単語が生まれる程度には他人の目を気にして消費行動を行ったり、顕示的消費を行う傾向があるように感じます。
一方Facebookのユーザーは全年齢にバランスよく分布しており、男女比もほぼ拮抗しています。実際にFacebookを使ってみて感じたことですが、海外のユーザーが圧倒的に他のSNSより多いことから、海外を意識した人々(いわゆる意識の高い人々)が集まっているように感じます。
Twitterのユーザーは、三十代のユーザーが少ないという点が他と違うところです。また投稿の内容も余暇の内容を見せるようなものから、生活の知恵までとても幅広いように思います。
これらのユーザー層から考えるに、「都心型かつ非宿泊型のグランピング」のメインターゲットは、二、三十代(特にいわゆるSNS映えを意識する)の人々である、と推察されます。このことから、グランピングに求められていることは自然の中での休息、自然と触れ合うことだけでなく、スイーツやナイトプールように、「贅沢な余暇を消費する自分」を作りあげる意味もあるように感じました。その点ではキャンプと言えど自然の中でする必要はなく、宿泊する理由もないのかも知れません。
ここからは推論に過ぎませんが、 企業はこういった消費者層にアプローチするのみでなく、そういった人々の多いSNSアカウントを持つことで自社のブランドイメージを形成しようとしているのでは、とも考えます。今回でいえば、ラグジュアリーなイメージを付け、そういった客層を呼びこみたいグランピング会社は、たとえ利用者が多くとも、また基本的に無料で広告が出せるとしてもTwitterは利用しない、といった具合です。単に客をより多く呼び込みたいだけならば、Twitter含め複数のSNSを使えば、費用もかからず、閲覧者が増えるのですから、非常に簡単です。しかし、SNSを用いるグランピング企画会社は前述の通りTwitterを利用していません。これはTwitterを使わないことによる利益があると考えられます。そのうちのひとつが自社イメージの形成だと思われます。
初の分析でしたが、グランピング自体はもちろんですがSNSでどうやら利用者の人間性ごとに『住み分け』が起きていて、それを企業が認識し、ターゲットの絞込みやアプローチに(もしかしたら自社のイメージ形成にも)利用しているようだということが面白いと感じました。
出典
ソーシャルメディアラボGaiax(https://www.google.co.jp/amp/s/gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/amp/)
参考
じゃらん 「流行中!ラグジュアリーな超贅沢キャンプ『グランピング』おすすめ13選」
(https://www.jalan.net/news/article/27767/#bmb=1)
画像
いらすとや「グランピングのイラスト」(https://www.irasutoya.com/2017/10/blog-post_473.html?m=1)
投稿者: mizkos
グローサラント
こんにちは。先週ブログをし忘れた荒川です。
最近は寒くて死にそうですね。耐えましょう。
以前、大学で食品産業理解の就活イベントに参加したときに、成城石井の「グローサラント」というワードが話題になったので調べてみました。
グローサラントとはグローサリーストアとレストランを掛け合わせた造語で、食料品売り場で提供している食料を使って、店の中で食べて楽しむことができます。コンビニのイートインのもう少し豪華なバージョンのようです。また、酒類もあるのでチョイ飲みも楽しむことができます。
価格は、成城石井の高品質の食材を使っているには安く、黒毛和牛のバーガーが1000円以下の990円で食べることができます。バーガーにしては高いのですが、使用している食材を考えたらリーズナブルなものだと思います。
グローサラントを体験できるのは、調布駅の近くの成城石井トリエ京王調布のみになっています。
他の魅力は、料理で使われている食材をすぐ、隣の売り場で買えるということです。食料品売り場では、使われている食材を探しやすいように、メニューで使われている食材を商品のプライスカードに記載しているそうです。また、お家でも作れるようにレシピカードが用意されているのも魅力の一つだと思います。
グローサラントの本場はアメリカらしいのですが、日本でも拡大の兆候があり、店舗数も増えていて、食品業界ではキーワードになっています。他の食品業界が市場を東南アジアに移している中、成城石井の人事の方はまだまだ日本には隠された市場があるといわれていたので、今後の事業もどこのニーズにこたえようとするのか楽しみだなと思いました。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO22118510R11C17A0000000?channel=DF260120166489
手づかみレストラン
1年間早かったなぁ、3年の岩崎です。
今回は以前新感覚レストランとして話題になった「ダンシングクラブ」について感覚マーケティングの観点から分析していきたいと思います。
ipod touchやドクターフィッシュなど触覚を狙いにした製品・サービスがありますが、レストランでそのような感覚を持ち込んだということがおもしろいなぁと思いました。
味覚、嗅覚、視覚は言わずもがな、このお店では触覚と聴覚に他ではみられない特徴があります。
聴覚に関しては、レストランではなかなか流れない、クラブで流れそうなテイストの音楽が流れていて内面から楽しく食事ができるようになっています。
そしてこのお店の1番ユニークな点は、料理をお皿で出さずにテーブル上にぶちまけて、それを橋やフォークなどを使わず手をつかって食べることです。初めは抵抗がありますが、慣れてくると野性味が感じられて楽しくなってきます。どうしても手づかみに抵抗がある人にはナイフとフォークを用意してくれます。
また、手づかみで料理を食べることで、触感自体の楽しさ・心地よさと触感による味覚の引き上げ効果がもたらされ、それが経験価値の向上につながります。また手で食べるというイメージのしやすさからその体験をしてみたいという訪店意欲につながります。
触覚的特徴から人はさまざまな感覚を得ることができ、それが新たな経験として特別なものになることで再来店意向にもつながるのではと思います。
しかし、一般的には他の消費者がある製品に触れていることを知覚すると、その製品に対する評価が自然と悪くなってしまう傾向があります。特にこのお店では素手で食品を触るのでよりその印象が強くなってしまいます。お店にはダイソン製の乾燥機のついた手洗い場があり、いつでも手は洗えますが、潔癖症の人などにどうアプローチしていくかが今後の課題といえます。
参考
Web: http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20141014/1060812/?rt=nocnt
著書:「感覚マーケティング」著:Aクリシュナ
ダイソン
クーリスマスが今年もやってくるー
こんにちは、三年の小野です。
ドライヤー、扇風機、掃除機。これらは何だと思いますか?
きっと生活家電という答えになると思います。
どの家庭にも一つずつ、少なくともどれか一つはおいてあると思いますが、あまり積極的に人に見せたいものではないと思います。
しかしダイソンが目指すものは違うようです、ということで今回はダイソンの製品、ドライヤーにしぼって考えていきます。
紹介するのはDyson supersonicです。
Product
Price
Place
Promotion
蔦屋家電
ティファニーの「おねだり」機能
参考:ティファニー公式サイトhttp://www.tiffany.co.jp/jewelry
ボジョレー・ヌーボー
日清の「謎肉戦略」
こんにちは。佐山です。
ここ最近急に肌寒くなってきましたね。
この時期に無償に食べたくなるのがカップ麺だと思います。
自分は飲み会後の締めとして毎度お世話になっていますが。笑
そんなカップ麺の王道、日清のカップヌードルが最近とても気になるワードを使って宣伝し始めています。それが「謎肉」です。
もともと日清のカップヌードルには1971年の発売当初から四角い肉らしきものが入っていました。この謎肉の正式名称は「ダイスミンチ」。見た目と食感は肉、だけど肉じゃない。と発売当初からカップ麺愛好家の間で話題でした。確かに、現在はカップ麺の技術も進歩してもっと本格的なラーメンに近いものもたくさん発売されていますが、自分も日清のダイスミンチは嫌いじゃないです。笑
そして、発売46周年の今年、発売当初から伏せられていたダイスミンチの材料が明かされたのです。それは、大豆でした。謎肉の正体は「肉と大豆由来の原料に、野菜などを混ぜて味付けしたミンチ」であると日清は発表しました。また、この発表の仕方がとてもユニークで、「名探偵コナン 犯人の犯沢さん~謎肉の正体~」と題し、有名漫画とコラボまでしました。
それと同時に発売した「カップヌードル ビッグ帰ってきた謎肉祭W」は、日清のオンラインストアで一時売り切れになるほどの反響を呼びました。
このような面白い宣伝を生み出せるのはどうしてなのか。それは、「企業と消費者が一緒になって楽しむことができるプロモーションを考えることが大切」と説明しています。また、「日清の根底には「普通を嫌う心」があり、人と同じことをしない。SNSが発達している今、情報が回るのはとても早く、消費者の反応を瞬時に確認することができる。それを生かして宣伝をすることでより消費者に受ける情報を流すことができる」とも説明していました。
自分たちもそんな「普通を嫌う心」を持ってグループワークをしたら、静岡の未発見な場所や名産品を見つけ出すことができるのかなと思いました。笑
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170918-00000020-it_nlab-life
ユニクロ ヒートテック
こんにちは!三年生の瓦井です。だんだんと寒くなってきましたね~
こんな季節はヒートテックが欠かせないですよね!なので今回はヒートテックについて4Pを使って分析してみたいと思います。
〇Product
〇Price
ユニクロの「ヒートテック」は990円~1990円くらい
一方、他のところと比べてみると、
しまむらの「ファイバーヒート」は980円~1290円くらい
GUの「GU WARM」は790円~1290円くらい
他の下着ブランドだともっと高いところもありましたが、低価格な商品を提供しているブランドのなかでは、ユニクロは少し割高な印象を受けました。
また、ユニクロのヒートテックの影響で競合他社も発熱保温などの機能性をうたうインナーを販売しだし、ユニクロが一時値上げしたのをきっかけに他の商品へと客離れしてしまったそうです。
〇Place
全国のユニクロで販売しています。
〇Promotion
全国の消費者に試着してもらい、その声を地域ごとにまとめた、全27タイプのご当地CMがあります。
また、ヒートテック販売から15年目で最も進化したヒートテックをより多くの人に実感してもらうために、各地域の冬の生活を支えている企業や団体、学生などを対象に無料配布や、抽選で当たるというキャンペーンを実施しています。
http://www.uniqlo.com/jp/tryheattech2017/
ユニクロはヒートテックを販売して、暖かいインナー=ヒートテックと一般的に言われるまでに知名度を上げましたが、2015年ごろでは他社の商品もたくさん販売されたことで売り上げがあまり伸びなくなったようです。このようなキャンペーンを実施することで、単純な機能を改良するだけでは他の競合の中で目新しさが目立たなくなってしまっていましたが、消費者に直接実感してもらえるので違いを感じてもらえるし、今後の改善にもつながるのではないかと思います。
https://kakakumag.com/houseware/?id=11112