こんばんは!
ついに4年という最終学年になってしまいました、斉藤です。
歴史分析の最終発表について投稿します。
1.タイトル
日本食ブームと訪日外国人
~インバウンドプロモーション~
2.概要・ポイント
健康志向による「日本食ブーム」、そして「訪日外国人」によるインバウンド需要への注目、また、口コミ情報を数多く掲載する世界最大級のサイト「トリップアドバイザ―」について新聞記事のヒット数の推移、記事内容から関連性を調査しました。
トリップアドバイザ―は2008年に日本に参入してきました。その後の記事数は、2014年に急上昇しています。これは、トリップアドバイザ―が「ぐるなび」と提携したこと、英語に限らず「多言語発信」を開始したことが理由であると考えられます。このように、情報収集能力の高い訪日外国人の「日本食への関心」を捉え、インバウンドプロモーションに成功したのだと考えました。
3.グラフデータ
4.ポイントとなる記事
『トリップアドバイザーのサイト、ぐるなび口コミ掲載、レストラン国内11万件。』
(2013/08/20 日経産業新聞)
旅行情報サイトのトリップアドバイザー(東京・渋谷)はぐるなびと提携した。トリップアドバイザーのサイトに国内約11万件のレストランに関する口コミ情報を掲載する。コンテンツの充実を図るとともに、ぐるなびのサイトへも利用者を誘導する。外国人の利用者を中心に利便性を高める。
トリップアドバイザーは旅行者の口コミ情報とホテル予約サービスから成る旅行情報サイト。世界30カ国でサイトを開設、1カ月に2億3000万人が利用する。交流サイト(SNS)の「フェイスブック」の利用者情報を使って、実名で利用するのが特徴だ。
今回の提携により、ぐるなびに掲載された国内11万件のレストランの口コミ情報を掲載する。トリップアドバイザー上に掲載される口コミ情報は、レストラン1件当たり5件まで。1件の口コミも一部を掲載する。
全ての口コミ情報を閲覧するには、ぐるなびのサイトに移動する。トリップアドバイザーは口コミ情報を充実でき、ぐるなびはトリップアドバイザーから流入する利用者による閲覧数増を期待できる。
まず8月中に5500件の情報を掲載し、10月中には全ての口コミ情報を掲載する方針。トリップアドバイザーは海外からの観光客が利用するケースが多い。
口コミの本文は日本語だが、写真を閲覧できるだけでも海外観光客のレストラン選びに役立つと判断した。
『日本の魅力、多言語発信、トリップアドバイザー、12ヵ国・地域別。』
(2014/08/18 日経MJ(流通新聞))
旅行口コミサイトのトリップアドバイザー(東京・渋谷)は訪日に対する意識が高い国・地域に対し、日本の魅力を発信するサイトを開設した。観光庁が実施する訪日旅行促進事業の一環。月間2億8000万人が訪問する自社サイトを活用して各国・地域の興味・関心に合わせた情報を提供していく。
中国や韓国、英国、米国など12カ国・地域を独自に選び、各国・地域ごとにサイトを開設。トリップアドバイザーのサイト上で人気のある観光名所やレストラン、ホテルを口コミと共に紹介。観光庁が作成した動画も掲載する。中国向けのサイトは中国語、米国向けのサイトは英語と、各地の言語に対応させた。
2014年上半期の訪日外国人は626万人で、前年同期比26%増加した。国・地域別では台湾や韓国の訪日が多く、いずれもサイト開設の対象となっている。