「富士宮焼きそば」による町おこし

こんにちは。3年の阿部です。
今回は「富士宮やきそば」のマーケティングについて考えます。
1.   
目的は何か

地元で食べ続けられてはいるものの単に「焼きそば」としか認識されていなかったものに着目し地域名を冠してブランド化、そして単に焼きそば業界の収益を上げるのではなく、中心市街地の空洞化により地域活性化計画の立案を迫られていた富士宮市の町おこしのツールとして使い 地域振興を図る。

2.   
顧客は誰か

富士宮市以外の人々、つまり観光客。
また市内の人々も地元文化の再発見、それに対する愛着が湧くことで地元から人が出ていかない、進学等で地元を離れている人も帰ってくるという効果も期待できるのではないだろうか

3.   顧客に対して、どのようにアプローチしたのか

4Pの視点で考えると「地元に古くから普及し、庶民の味として親しまれていた」ことからProduct,
Place, Priceの3つは初めから満たされていたが、最後の一つ「Promotion」が満たされていなかった。しかも活動資金はないため宣伝や広告を打つお金はなかった。
そこでマスコミが注目し、取り上げられるような行動を始めた。
具体的には「富士宮焼きそば学会」や、メンバーを「焼きそばG麺」と名付けるなどありきたりではないユーモアのあるネーミングで興味を惹いた。
県内外のイベントに出向き、富士宮焼きそばの認知度を高めていくという取組みを「ミッション麺ポッシブル」と名付けより多くのマスコミの関心を引き寄せる。
さらに同じく焼きそばによって町おこしを計画していた秋田県横手市、群馬県太田市と共同して行ったイベント「三者麺談」を開催し、結果的に3つの焼きそばはカップ焼きそばとして商品化。大きく認知度を拡大した。
その後、北九州市小倉の焼うどんと富士宮焼きそばで「天下分け麺の戦い」と称し、先着400人の方にどちらが美味しいか投票してもらうというイベントを開催。結果は北九州市小倉の焼うどんの勝利であったが、まだ認知度の低かった九州でも富士宮焼きそばは脚光を浴び、お弁当、インスタント、レトルト商品化へとつながりさらなる全国的知名度を獲得した。
  町おこしといってもお金をかけた活動ができない。その中で初めの一歩をどうするのかということにとても関心が持てました。
  私の出身である富山県も新幹線が開通し、関東圏の方々もこれまでよりぐっと行きやすくなったため町おこしのチャンスなのでは!と思いました。
参考HP

B-1チャンピオン、富士宮やきそば!!

こんにちは、西尾瞳です。

今回は、「富士宮やきそば」のマーケティングについて考えたいと思います。

「富士宮やきそば」とは、静岡県富士宮市で古くから一般的に食べられていた焼きそばである。この「やきそば」は、製麺方法に特徴があり、通常のやきそばよりもコシが強く、さらに肉ではなく、豚のラードを絞った絞りかす(富士宮では「肉かす」と呼ぶ)を使用し、最後にイワシなどの魚粉をかけるというものである。

そして、この地域では、ただ「やきそば」としか呼ばれていなかったものに、「富士宮」という地域名を冠して発信することとし、そのグループを「富士宮やきそば学会」と呼び、富士宮やきそば学会による活動は、2000年から10年間でおよそ500億円の経済波及効果を出し、今でもほとんど毎日観光バスが訪れるが、そこに至る過程で行政の予算も関連業界の投資もほとんどないという、費用対効果無限大の事業である。

1.目的

単にやきそばを売るもしくは業界の収益高めることではなく、あくまで中心市街活性化を踏まえた地域振興であり、活動資金がほとんどないということから、新しい製品や施設というよりも、富士宮市ですでに定着しているやきそばをブランド化することで、富士宮市の周知性を高め、その波及効果として地域活性化を図ることである。

2.顧客

当該地域以外の人々。

デスティネーション・マーケティングによって、富士宮やきそばの周知性があがることで、経済効果が生まれたり、それにより直接的、間接的な雇用が創出される。さらに、当該地域に対して、他の地域の人々が良いイメージを抱くことが期待される。一方、当該地域の住民は、自分たちの文化を再確認し、地域への愛着を深めるという効果も期待する。

3.アプローチ

product:富士宮やきそば、place:ご当地グルメを提供する店、price:庶民の味であるために低価格、3pは満たしているため、あとはpromotionである。しかし、行政や業界の資本を投入しての事業ではなく、市民活動であるので資金がない。そのために、印象的なネーミングやコピー(例えば、「ミッション麺ポッシブル」や「三者麺談」など)を使用して、マスコミの取材回数を増やした。

県内外のイベントに出向いて、富士宮やきそばを販売する出張サービスを行い、この活動を「ミッション麺ポッシブル」と呼ぶことで、マスコミの関心を仰いだ。

これにより、狙いどおりマスコミへの露出度は増えたが、まだ地方ローカルネタの域を超えないレベルであった。そこで考えられたのが、同じく焼きそばで町おこしをしている秋田県横手市と、群馬県太田市を招いて行った「三者麺談」というイベントである。これによって、一気に「富士宮やきそば」の知名度があがったと考えられる。

その後も、まだまだ認知度の低い九州地方に対しては、北九州市小倉の「北九州青年未来塾」と共同で、「小倉焼うどん」と「富士宮やきそば」のどちらが美味しいか投票で決めるというものを企画。その結果、勝負には負けたが、九州地方において「富士宮焼きそば」が一躍脚光を浴び、お弁当、インスタント商品などが商品化された。

首都圏、中京圏に住む人々に対しては、その近さを利用して、B-1グランプリで優勝した「富士宮やきそば」を昼食に組み込んだ格安の日帰りバスツアーを提案し、現在は、ほぼ毎日「はとバスツアー」が催行されている。

これらのアプローチの結果、現在県内外から10万人超の観光客が富士宮を訪れている。

最近では、知らない人が少ないB-1グランプリですが、ご当地グルメで町おこしをすることで、観光客が増えるだけでなく、その地域に住む人にとっても、改めて自分たちの住む地域の良さに気付けるのではないかと思います。このブログを書いていると、地元神戸のそばめしが食べたくなってきました…笑

参考HP
http://www.umya-yakisoba.com/contents/siru/

東京マラソンの狙いとは


http://www.tokyo42195.org/2012/archives/1286/index.htmlより)
一人一人名前があるそうです。

1.目的は何か

東京マラソンのもっとも大きな目的は東京の大規模な経済発展を図ることであった。東京マラソンは1981年から行われていた東京国際マラソンと東京国際女子マラソンというエリートランナー向けのフルマラソンと東京シティロードレースという市民ランナー・障害者向け10kmのロードレースを1つに統合し市民参加型の大規模マラソンを開催しようと企画されたものであった。マラソンにエリートランナーではなく一般市民の参加を増やした狙いは東京という土地の知名度を生かし日本のみならず、世界中から人を集めること。または大規模な参加者を募り東京全体を盛り上げるいわば祭りのようなことを行うことにより世界中から注目を集めることにあったと考えられる。実際、東京在住の参加者は全体の4割に満たず、62%が都外から訪れた。また外国人ランナーも全体の1割弱を占める数を集め、海外へのマーケティングにも成功している。(http://www.spnt.jp/sns/articles/DGXNASDJ1201D_01313M2Z000000/より)

さらに参加者受付を前日3日間に行ったことや、多くの観戦者を呼び込んだことで多額の宿泊費等の経済効果を生み出した。こうした大規模イベントを開催することでオリンピック開催への1つのアピールになることも見逃せない。こうした多くの経済効果の期待が東京マラソンにおけるもっとも大きな目的であることは間違いないだろう。

また、希薄化する人間関係を防ぐ地域コミュニティーの再生も1つの目的として考えられる。観戦者としてだけではなく、多数のボランティアによる参加を求めたことで地域全体の一体感は高まる。さらに応援やボランティアという共通体験を行うことは顔見知りになるきっかけにもなりうる。

日本陸連にとっては東京マラソンという世界的に注目されるマラソンは陸上競技の大きな宣伝となる。稼ぎ頭であるマラソンを盛り上げることで競技人口を増やすことや、スポンサーからの広告料を増やし様々な競技への財政支援を増やすという狙いもあっただろう。

2.顧客はだれか

東京マラソンにおける顧客は非常に幅広いと感じる。マラソンの参加者や観戦者またはボランティアはもちろんそれをテレビで見る人々や口コミで聞く人など少しでも関わる全ての人が顧客としての対象となる。東京マラソンのような大規模な行事は東京または日本という国の象徴とも捉えられるのでその開催が知れわたるだけでも宣伝効果を生むと考えられる。その中でも東京都は大きな経済効果を生む地方または海外からの参加者に重きを置いていると考えられる。

3.顧客へどのようなアプローチをしたのか

では最後に東京マラソンのマーケティング戦略を自分なりに考えてみたい。まずSTPを使って東京マラソンを分析しようとすると、東京マラソンは地方や海外からの参加者もしくは観戦者を呼び込むことが大きな目的であったと考えられると先ほど述べた。大きな経済効果が見込める上に市場に日本のみならず世界全体を巻き込むことができるからだ。そこでこの世界的にも知名度が高いTOKYOは開催地にはうってつけの場所であった。

 

ではこの東京に世界中から人を集めるためには何を開催するべきなのか。その答えが市民参加型の大規模マラソンだったように思える。日本を代表する世界各国から参加者が集まる大会というポジションを確立することで圧倒的なブランド力を発揮した。エリートランナーのみが走る大会は場所がどこであろうと観客数はある程度集めることができる。東京という信頼の知名度と便のよさがあれば、このようなポジションを確立することができるという戦略があったに違いない。

 

目指すべきポジションを決定した後、それではどのようなマーケティングミックスを展開すればそのポジションに近づけるのか。4Pの視点から考えてみると、東京の知名度と便の良さを考えればprice,place,promotionは必然的についてくるものと考えられる。よってこの重要なのはproductではないだろうか。この大会を長く続けていくにはそのマラソンのスタッフの質や安全性が重要となってくる。国を代表する行事は世界の人々から見ると国そのものにみられる。普通のマラソンよりも長い7時間の制限時間や各企業からの多くの補給品さらに5000人の警備体制や10000人以上のボランティアは参加者のマラソンの定員の3分の1近くに及ぶ。(2012年度のデータ)このような安全性などにおける質の高さがマラソンへの信頼性を高め、結果として参加者の年々の増加に大きくつながっているのだろう。

 

東京マラソンのかたち

こんばんは。3年の上川です。

今回は、東京マラソンのマーケティングを考えていきます。

画像引用:http://www.seejapan.co.uk/Libraries/Logos/Tokyo_Marathon_start.sflb.ashx

東京マラソンは日本で始めての都市型大規模市民マラソン大会として2007年に第一回大会が開催されて以降、毎年開催され、今では知らない人はいないのではないかと言うほどの、日本を代表するスポーツイベントです。

 

毎年、参加ランナーは抽選で選ばれます。1万円という比較的高い参加料にも関わらず、その倍率は年々上昇し、2015年大会では10.7倍にもなりました。

 こんなにも注目を浴び人気を博した理由はどこにあるのでしょうか。

1.「目的」は何か

・日本の首都である”東京”で、トップアスリートから市民ランナーまでが一堂に会して走る日本最大規模のマラソン大会を開催すること

・大規模であり注目を浴びる大会で、東京の観光名所を巡るコースを設定することで、都外・国外に対する観光PRを行う

・参加者や観光客が現地まで足を運ぶことと、その前後における消費による経済効果を期待

・東京マラソンを開催することで、ランニングというスポーツに興味を持ってもらうことでスポーツメーカーや、他のマラソン大会を誘発しスポーツ振興を図る

2.「顧客」は誰か

・トップアスリートも出場するような大会で走ってみたいと思っていたランナー

・フルマラソンを走ってみたいとは思っていたが、参加に踏み切れずにいたランナー

・東京マラソンが開催されるまで走ることに興味はなかったが、多くの市民ランナーが出場しているのを見て、新たな趣味作りや健康維持のため、東京マラソンに出場することを目標にマラソンを始めたランナー

・沿道での応援やボランティアをすることで、ランナーを支えたい人

3.顧客に対して、どのようにアプローチしたのか

・トップアスリートも参加するような大会に参加するチャンスが誰にでも与えられていているという点や、東京の中心地を走ることができる点というのは他のマラソン大会にはない、東京マラソン独特の魅力

・開催が近づくと、毎日多くのテレビ番組で取り上げられ、これも大きな宣伝効果を生み出している

・認知度や人気の高さから数多くのスポンサーがついており、大会関連グッズが販売される点、参加賞として記念Tシャツがもらえる点、完走するとメダルがもらえる点などは、ランナーにとって参加する意義の1つにもなる

 ランナーだけではなくボランティアも募集と同時に定員に達するほどの人気であり、これは「する」・「見る」スポーツだけでなく、「支える」スポーツという形を提案し、それに対して興味を持つ人が非常に多いことも示しています。最初はボランティアとして参加し、後にランナーとして参加する人もいるのかもしれませんね。

 東京マラソンによりスポーツに対する関心が高まっていることは、スポーツ好きの私にとってはとても嬉しいことです(^^)

参考HP:

希少糖とは?

ローソンで何気なく買った「uchi cafe」のカフェオレ。買った理由は(という授業を先日したばかり。詳しくは『マーケティングをつかむ』unit1をご覧ください)、周辺的ルートでしょうね。マウントレーニアにするかどうかは迷いました。

飲み終わってふと気づいたのは、「希少糖」なるマーク。これは何だろうと思った次第でした。甘味料は、このところ人工甘味料のトレハロースやキシリトール、それからスクラロースあたりは何となく聞いたことがありました。あえて希少糖というからには、これらとは違うのでしょう(聞くところによると、去年あたりから流行っている?)。

香川大学希少糖研究センター

香川大学に研究センターがあり、さらに「国際希少糖学会」なるものも設立されているらしい。何か新しい糖の研究がされているようです。下の記事をみると、キシリトールも希少糖の一種だったらしい。ただし、「国内で「希少糖」と言えば、ほぼ後述のD-プシコースを指す」ということです。

メタボに効く「夢の糖」と騒がれるのに希少糖が大ブームにならないこんな理由

D-プシコースはでんぷんから作られるらしい。通常の糖を何かしら処理をすると、希少糖になる。この技術が確立されることで、希少糖の大量生産が可能になりつつあるということですね。しかも驚くべきことに、このD-プシコースは、糖尿病予防やアンチエイジングなどの効果がある。

こんなすごいものをコーヒーに入れるとはさすがローソン。「まちの健康ステーション」を標榜するだけのことはあります。しかも周辺的ルートで買うぐらい安い(笑。まあ、作っているのはグリコ乳業ということですが(両方えらい)。

何にせよ、パッケージを見ると、いろいろと企業の思いが詰まっていることがわかります。

世界の休日、日本の休日

まだ元気に働いてます、3年の中嶋です。ログイン出来なくてかなり遅れました、すみません。
そろそろゴールデンウィークですね
これといった予定もないのですが楽しみではあります。

さてみなさん、突然ですが
ゴールデンウィークの名前の由来はご存じでしょうか。

ご察しの通り、和製英語です。日本語に言い換えるなら「春の大型連休」というそうです。確かに間違っていません。ではこのゴールデンウィークという言葉はいつ頃から使われているのでしょうか。

日本文化いろは事典によれば、1951年に現在のゴールデンウィークにあたる期間に上映された映画「自由学校」が、正月やお盆時期よりヒットしたのを期に、より多くの人に映画を見てもらおうということで作られた造語だったという「日本映画界造語説」。もう1つは、大型連休の期間が最もラジオの聴取率の高い時間帯だったため「黄金週間」といわれていましたが、インパクトに欠けることから「ゴールデンウィーク」になったという「ゴールデンタイム説」です。どちらの説もはっきりとした確証はなく、はっきりとした由来は分かっていないそう。

さらにこの「大型連休」、実は世界共通のものではないのです。
日本人は働きすぎだと言われてきましたが、日本には祝日が年に15日あります。これは世界で3番目に多いのです。祝日が最も多いのはコロンビアとインドで18日、一方最も少ないのはメキシコで7日。しかし休みが多いと言われても実感のわかない人がほとんどだと思います。それは日本が一斉休業日を好むことに関係しているのです。ゴールデンウィークもその一例です。対して欧米諸国の休業日は基本自分で設定し長期休暇を楽しむいわゆる「バカンス」と呼ばれます。

ではなぜ日本にはこのようなバカンス制度がないのか。
興味深い文章があったので引用します。

 
 
「日本企業の経営者たちの多くは、『社会が動いているのに、自分の会社だけ長く休んでいるわけにはいかない』と考えるでしょう。ですが、フランスのバカンス期間はどの会社も同じですから、自分が休んでいるときは周囲のクライアントなども休んでいる状態。つまり、社会全体の動きが全てストップしている。だからこそ、バカンスが終わって仕事が始まっても、『自分だけ周囲から取り残されてしまう』ということは起こりません」
「長く働いたものが偉い」という旧日本式の価値観がいまだに労働者に根付いていることと、休暇取得に対する社会全体のコンセンサスが無い状況が、日本社会で長期休暇がなじみにくくい要因となっている。
 
 
バカンス制度を導入するメリットとして観光収益のアップや高速道路などのインフラ整備がみこまれ、労働者が長く休みを取っても最終的には社会にとってプラスの利益になると言われるようになってきました。しかし、日本にバカンスがないからといって良くないと言っているわけではありません。それこそ、社会全体が休暇モードになるゴールデンウィークという言葉を浸透させることで、日本人全体がその期間、娯楽やレジャーに消費をするようになります。さらにそれを狙った多くの企業が様々な企画をもって日本経済を潤わすようなサービスや商品を生み出していくのです。これが日本らしい経済の動きであって文化といえるのではないでしょうか。

乾杯はビールで!

こんばんわ。3年の大倉です。突然ですが、みなさん飲み会等お酒を飲む場面、最初の一杯はもちろんビールですよね?

私もお酒が飲める年齢になって、いろいろな場で飲み会に参加させてもらっていますが、いつも乾杯はビールという流れがあります。

この乾杯をビールという文化はどこから生まれたのかとふと思い、調べてみたらこんな記事を見かけました。

http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/rxr_detail/?id=20090302-90006392-r25

最初の一杯はビールというのは、こういった理由があるのだと知ることができた上で、あまり今の人はそういったことを知って頼んでいるわけではないのだろうと思います。

それでもやはり乾杯をビールにするのはそういった文化が定着しているからで、その分他の飲み物よりも一杯目に多く頼まれやすい傾向にあるため、売り出していく側はビールに対してどう力をいれていくかは興味深いところです。

また、その反面、これも時代の流れで定着してきたものでありますが、この記事にも参照してあるように、実際、ビールの出荷数のピークは過ぎています。発泡酒の登場により発泡酒に流れていってしまった人、お酒の飲めない人、ビールを好まない人も中にはいます。

ふるさと納税の今後

経営学系3年の森桶です。

今回は今テレビなどで話題になっているふるさと納税について紹介したいと思います。まずふるさと納税って聞いたことはあるけどなんなのか?という人が多いと思いますが、説明したいと思います。(まだあいまいな知識なので語弊はあるかも)

簡単に言うと、自治体への寄付です。まずいくらかの寄付を特定の自治体に向けて行います。その寄付が各地によって異なるある限度額を超えると、その寄付を受けた自治体からお礼の品が送られます(送らない自治体もある)また、寄付をした金額から2000円を超えた額(たとえば1万円を寄付したら8000円分)が自分の支払う所得税や住民税の一定の割合で引かれ、実質2000円でお礼の品がもらえるという制度です。(ちなみに私のような学生は所得税や住民税を多くは払ってないので2000円で品がもらえることは難しいです。)これが注目されている理由は何と言ってもそのお礼の品です。各自治体いろいろな特産品をそろえ、寄付の額によっては到底2000円では手に入らないものも数多くあります。

例えば上の画像を見てください。北海道産の牛肉ですが、黒毛和牛の高級肉500グラムを実質2000円で手に入れることができます。ですが、驚くのはまだ早いです

 

なんとですね・・・子羊一頭分の肉をもらえてしまいます。まあこれに関しては20万円以上の寄付が必要なので多額の住民税や所得税を払っていなくては2000円では買えませんが。

それでも得は得です。寄付したものからしては益しかありません。自治体もその寄付された分のお金も得られるし特産品の大きな宣伝にもなります。

一方、損をするのはふるさと納税を申請した人の住む自治体です。何の見返りもないのにただただ住民から取る予定の住民税を減らされてしまいます。

制度の是非はおいといて、この制度は地方のPRには非常に効果はあると思います。やはり名前を知ってもらえるだけでも効果は大きいし、ましてや実際に特産品を渡すことによってその市町村の特徴や強みを直に伝えることができます。てっとり早く町おこしをするにはもってこいの打開案なのかもしれません。

しかし現状はどうなのでしょうか?高級なものを消費者に渡すだけでは消費者はその市町村をただの寄付する対象としか見ないかもしれません。いつも見ている人がいつものようにその制度で得をするだけではその村の活性化につながるとは言いがたいです。

そこで自分の中で考えたことがもっと限定的にすればインパクトに残るのではないかということです。今のままでは既存のユーザーにしか利用されないと思います。もっとインパクトを与えるためには例えば一年に一回のすべての市町村の行事にするなど集中して行うほうが宣伝もしやすく、存在を知る人々も増えると思います。また、値段も~円以上~円以下など統一にすることでより商品の価値よりも村の良さなどで競うことができ、より寄付としての意味合いも強くなると思います

個人的にはリスクも大きいですが、地方を知ってもらうにはとても面白い方法だと感じます。あくまで地方への寄付だということを念頭にこれからも継続していってほしいです。

(詳しいふるさと納税の仕組みはhttp://www.citydo.com/furusato/what/01.htmlまで)

オリンピックによって生まれる消費文化

こんにちは!3年の阿部です。
2020年に東京でのオリンピックが決定していますね。世界中から人が集まるイベントであるオリンピック、1964年から50年以上ぶりに日本で開催されるとあって、日本国内でも準備へ向けてこれから盛り上がっていくのは間違いありません。
そして当然、開催中や開催後は消費文化も少なからず影響を受けるでしょう。
1964年の東京オリンピックは消費文化へどんな影響を与えたのだろうと調べてみました。
この二つを参考にしました。
企業はオリンピックを機会に数々のプロモーションを行っていたようです。
まずオリンピックをカラーで見るためにカラーテレビを購入する世帯が増えたようです。
そして実際の競技では初のコンピューターによるタイムなどの記録管理を実施し、日本の技術力の高さを世界中に見せています。
オリンピックを単なるイベントとして人々の「記憶」として留めるだけではなく、永続性のある「記録」として残していくことを企業は国民にアピールしていたようです。
現在既に企業は東京オリンピックの際に何かアピールできるよう考えていることだと思います。
しかし、「2020年の東京オリンピックが、現代の消費文化にもたらす影響を考える際には、64年の東京オリンピックの成功事例を良い意味で引きずらないことが肝要でしょう。」(http://www.projectdesign.jp/201403/takeadv-of-tkyolympc/001181.php)とあります。
例えばテレビに関しては今やどの世帯でも持っていますし、地上デジタル放送化にあたって2011年までにほとんどの世帯が買い替えていることでしょう。
家電製品の寿命は10年程度といわれていますから、この場合2020年までにテレビの寿命が来ると考えられる世帯がとても多いです。テレビ業界にとっては大チャンスかもしれません。
しかし昨今では「ライブビューイング(パブリックビューイング)」というものがありますから、選手の応援は必ずしも家庭のテレビの前で行われているわけではなくなっています。
「ライブビューイング」というものに焦点をあてた戦略を展開することで新たな消費文化が生まれないかな?と個人的に考えたりもします。(考えるだけでアイディアが浮かびませんが)

今想像もできていないことが当たり前になるようなあっと驚く新しい消費文化が生まれないかと楽しみにしています。

ミスド100円セール

こんばんは!三年の浅田です!

最近ミスタードーナツでは、このような100円セールが頻繁に行われていますね
どうやら月2、3回、大体二週間に1回のペースでセールが行われているようです。

ここで、
「こんなに頻繁にセールが行われていてお店の利益は上がるのだろうか?」
という疑問をもったので、調べてみました。

先日もミスタードーナツでは、
4月15日(水)〜4月21日(火)の間10種類100円のセールが行われていました
(わたしもセールにつられて食べに行ってしましました…)
値段と種類は以下のとおりです

オールドファッション ¥140(税抜¥130)
チョコファッション ¥151(税抜¥140)
チョコリング ¥140(税抜¥130)
エンゼルクリーム ¥151(税抜¥140)
チョコレート ¥118(税抜¥110)
ゴールデンチョコレート ¥129(税抜¥120)
フレンチクルーラー ¥140(税抜¥130)
エンゼルフレンチ ¥162(税抜¥150)
waff(ワッフ)¥108(税抜¥100)
waff(ワッフ)エンゼルホイップ¥118(税抜¥110)

◎普段と比べると8〜62円お得にドーナツが食べられたようです

ドーナツの製造原価は、原価率15〜20%ほどだそうです。
原価率20%だとして、
一番価格の高いエンゼルフレンチで計算すると
(消費税は加味せずに)
定価150円のうち原価は30円
利益は通常時約120円、セール時約70円となります

一番価格の低いワッフで計算すると、
定価100円のうち原価は20円
利益は通常時もセール時も約80円です

高いものだと通常時とセール時では利益に差が出ますが、安いものだとほとんど変わりませんね。高いものでも、70円の利益が出ているのでセールをしても赤字ということはありません。

さらに、通常よりもセール時の方が客数が増えるため、売り上げがあげられると考えられます。

いつも100円で売るよりも、定価より安くなったという状況が、
人々の”今”買わないと損だという気持ちを掻き立てるため
客数もセール時に増えるのではないでしょうか。

それにしても…隔週でセールが行われていると知っていたら、
通常時買いに行く気持ちをなくしてしましますね。。
セールは店にとってメリットもありますがデメリットもありそうですね。。