皆大好き!?ガリガリ君!!

こんばんは、3年の西尾です!

最近暑くなってきたので、コンビニに立ち寄った際、ついついアイスコーナーが気になるようになってきました。バニラアイスなどクリーム系のアイス、シャーベット、ジェラート…様々な種類があり、その日の気温や気分によって、どのアイスにするか選ぶ人が多いと思います。その中でも、私が暑い日に無性に食べたくなるガリガリ君について考えようと思います。

ガリガリ君は、1964年に発売された「赤城しぐれ」が爆発的なヒットを記録したのをきっかけに、1980年に「子供が遊びながら片手で食べられるかき氷(赤城しぐれ)ができないか?」という思いで商品開発がスタートされ、様々なトラブルを解決していった結果、かき氷をアイスキャンディーでコーティングするという今の形になりました。

http://www.akagi.com/brand/garigarikun/index.html

現在は、ソーダ味を第1フレーバーとし年間通して発売し、約2か月毎に第2フレーバーとして季節限定のフレーバーが発売されているのですが、これとは別に、通常の倍の値段である120円でガリガリ君リッチも販売されています。ここで私が気になったのが、季節限定商品は季節のフルーツをフレーバーとしているのに比べて、ガリガリ君リッチは、コーンポタージュ味、クリームシチュー味、ナポリタン味など、絶対にアイスになりそうにないものをフレーバーとしているところです。

このような特殊なフレーバーの商品は、好みによるかもしれませんが、同じ消費者が何度も繰り返し購入するとは考えにくく、明らかに口コミによる消費者の好奇心を狙った商品だと考えられます。このように、リピートは期待できないとしても、120円と通常より高く設定してあるが、他の商品と比べるとガリガリ君リッチという名にも関わらず低価格であることで、消費者のチャレンジしやすい商品になっているのだと考えました。

今回は、ガリガリ君について考えましたが、ほかの商品においても、消費者に馴染みのある商品で、一定の購買が予想できているがゆえに、消費者の好奇心を狙った新たなものを発売してみる…といったことがあるのではないでしょうか。

カラオケの文化と風呂の文化

こんにちは!3年の小山です!
今回は二次会の定番としても定着しているカラオケについて書いていきたいと思います!

そもそも”カラオケ”というのは、英語でも”karaoke”と表すように日本から生まれた物であるという説が一般的です。

また、元々”カラオケ”というものは”空”と”オーケストラ”を組み合わせたものであり、「生演奏ではなく、レコードやテープなどで録音した演奏」を意味していて、日本で一般的に言われている「カラオケ」は「カラオケボックス」のことを略して指すようになっています。
最近では、採点機能やエコーなどの音響効果をつけることができたり、楽器を持ち込んでそのまま演奏することができたり、一人でカラオケを利用する”ヒトカラ”の専門店も出来たり、とカラオケは様々な変化を遂げてきました。

日本では順調に成長しているカラオケ文化ですが、海外に目を向けてみると、海外のカラオケ文化は日本ほどあまり進んでいないのが現状です。その最たる例がカラオケ店の造りです。日本では当たり前のようにほとんどのカラオケ店が個室の設備を用意していて、扉が開いたりしない限りはあまり音が漏れない造りになっています。
一方海外ではパブのような大部屋でのカラオケが一般的で、音が漏れることによる騒音も問題になっています。

参照・引用…カラオケ-Wikipedia

新宿駅近くのカラオケショップ
近くにもカラオケ店は複数存在し夜はいつも賑わっています!

では何故このような違いができてしまうのか?

色々理由か挙げられそうですが、個人的な考えとしてこれには日本と海外の”風呂文化”の違いが関係しているのではないかと思います。

海外の風呂というのは、シャワーとして温水を浴びるだけというものが多いらしいですが、日本ではシャワーだけでなく風呂に浸かるというの習慣もあります。
そのためか、銭湯にも代表されるように日本の風呂の室内は音が響きやすい密閉空間であること多く思われます。

そして多くの人が経験している(と思われる)、”お風呂で鼻歌を歌う”、という行為が、日本のカラオケの文化に少なからず影響を与えていると思います。
(浴室のような密閉空間であると、音が良く響くので良い音が聞こえるそうです。風呂の中ではうまく歌える、というのもこの為です。)
外国の方は湯船に浸かって鼻歌を歌う経験がないでしょうから、閉鎖空間で歌うということがあまり身近ではないのでしょう。

こう考えてみると、推論の上ですが、カラオケの文化というのは日本だからこそ生まれ、そして成長していった文化なのかな?と感じました。

また、海外のカラオケ文化はそれぞれの文化に合った変化を遂げることができればきっと浸透していくと思います。
(例えば多少日本の部屋のサイズより大きくして、踊りのスペースをつけてみたり…etc.)

せっかく素晴らしい洋楽が沢山あるのですから、これからもっと海外でもカラオケ文化が広まっていけばすごく嬉しいです!
そして、音楽の発展とともにカラオケの文化も進化していってほしいです!

ゲン担ぎお菓子

こんにちは、3年の斉藤です。

キットカット、カール、コアラのマーチ、トッポetc…
どれも人気のお菓子ですが、これらにはある共通点があります。皆さんも一度は買ったことがあるのではないでしょうか。

”ゲン担ぎお菓子”

受験シーズンになるとスーパーやコンビニなどで特設コーナーが設けられています。
そもそもどういう経緯でこれらの商品が生まれたのでしょうか?

――実は、明治の「カール」が2001年に販売したのが一番最初でした。
クリスマスやバレンタインなどチョコレートの需要が高い冬は、カールにとっては厳しい季節でした。このシーズンの売り上げ向上として考えられた企画が「受験応援商品”うカール”」。しかし、なかなかの反響はあったものの、ブームを巻き起こすほどではありませんでした。

カール公式サイト→http://www.meiji.co.jp/sweets/snack/karl/

次に登場したのが、皆さんご存知のネスレ日本の「キットカット」。
もともとの発祥は九州だそうです。「きっと勝つ」を九州弁で「きっと勝つぉ」と言うことから、受験生を中心にキットカットが食べられるようになりました。このうわさを聞きつけたネスレ日本が2003年に受験生応援キャンペーンを始めたことで、ゲン担ぎお菓子ブームが起こりました。

 
キットカット公式サイト→http://nestle.jp/brand/kit/

果たして、どれほどの売り上げにつながったのでしょうか。

▼ダイエー290店舗での売り上げ個数ランキング(2012.12.27~2013.1.13)

しかし、ゲン担ぎとはいえほとんどがただのダジャレです。
どうしてダジャレでここまでヒットしたのでしょうか?

その理由として以下の3つのポイントに着目しました。
①受験生特有の不安定な心理
②お菓子という手軽さ
③ダジャレによる緊張緩和

受験期といえば、多大なプレッシャーで非常にストレスの溜まる時期ですよね。そのため、受験生の多くは心の安定を求めて神社や寺に行って合格祈願をするでしょう。身のまわりのあらゆるものにゲンを担ぎたくなる気持ちが自然と生まれ、縁起の良いものを手に入れたくなります。

お守りを買えばいいじゃないか、と思うかもしれません。しかし、お守りを手に入れるにはわざわざ神社やお寺に行く必要があります。その上、プレゼントとしては少し重すぎるし、ものによっては高かったりします。
それに対し、お菓子はスーパーやコンビニで手軽に手に入ります。上のデータを見てわかる通り、価格も安いのでちょっとしたプレゼントにも最適です。

さらに、ただ「合格」だとか「受かる」という言葉をストレートに使うのではなく、ダジャレと掛け合わせているところもポイントです。いい意味で、ピリピリしている受験生の気を少しだけゆるめてくれるでしょう。

この3つのポイントがヒットにつながったのではないかと考えました。

では、少しだけ商品の紹介をします。

○Toppa
(受験を突破!と「Toppo」をかけたもの)

ダジャレではないですが、こんな商品もあります。

○コアラのマーチ
(コアラは寝てても木から落ちない、という意味から)

コアラのマーチ公式サイト→http://www.lotte.co.jp/products/brand/koala/

最近では、お菓子以外にもカップ麺や飲料品などでもゲン担ぎ商品が販売されています。

これだけたくさんの商品があるとついつい買いたくなっちゃいますよね。
ただ、ゲンばかり担いでも合格はできません…しっかり勉強もしないとですね。笑

ジューンブライド

こんにちは。三年のマツウラです。

初週、2週とゼミがありましたが、どちらも雨だったので早めの梅雨なのかな?と思っていました。(笑)

梅雨といえば6月というイメージがあると思いますが、6月といえばジューンブライドも有名ですよね。

さてジューンブライドって何ぞや?と思い調べてみると、様々な説があるそうですが、代表的なのを3つ紹介しますね。

1つは女神「JUNO」説。

6月の月名「JUNE」はローマ神話で結婚をつかさどる女神「JUNO」から由来しており、この月に結婚する花嫁はきっと幸せになるだろう、という言い伝えです。

2つめは気候・季節説。

ヨーロッパの6月は1年の中で最も気候が穏やかで雨が少ない月だからです。気候がいい6月の花嫁は幸せになるだろう、という言い伝えです。

3つめは結婚解禁説。

ヨーロッパでは3月~5月の間は農作業に専念するため結婚が禁じられていました。そのため結婚が解禁となる6月に待ちに待ったカップルが結婚式を挙げました。待った分祝福も多かったので、多くの人から祝福される6月の花嫁は幸せになれるだろう、という言い伝えです。

どの説にしろ、「6月に結婚する女性が幸せになれる」ということに変わりはないですが、日本の場合だと6月は梅雨まっただ中!(雨降ったら台無しやん!)

では、何故そんな日本でもジューンブライドって人気になったのでしょうか?

まだジューンブライドが広まってなかった日本の全国のホテルでは梅雨時期の6月の挙式を避けるカップルが多く、式場の予約がほぼ無かった。この状態に困った支配人たちは梅雨時期の落ちる売り上げをどうにかしたいと考え、ジューンブライドに目をつけた。「ジューンブライドというものがあり、6月の花嫁は幸せになれると言われますよ」と宣伝しました。結果、そのロマンチックな言い伝えがカップルに広まり、日本でも6月に結婚する人が増えたそうです。

日本ではホテルの企業戦略から始まったのですね。

僕も調べて驚きました。幸せになれるとか言われたら、梅雨の6月に結婚したくなりますよね。笑 もっと他にも海外の文化を日本でどのように発展させていったのか気になりました。

出所

http://matome.naver.jp/odai/2133552734845365401

銭湯とコーヒー牛乳

みなさんこんばんは。3年の佐藤です。

日本人の多くの人が経験したことがあると思いますが、銭湯に入って、体がぽかぽかになった後に飲むコーヒ牛乳などって格別においしいですよね。
加えて、紙パックではなくビンの容器で飲むのがいいですよね。
ところで、この消費文化を日本中で定番化された経緯はどのようなものなのでしょうか。
   銭湯になぜ牛乳?

この記事によると、戦後まもないころの牛乳メーカーが当時珍しかった冷蔵庫が、銭湯にはおいてあることに目をつけ、販売を開始したみたいです。

今では、家庭にお風呂や、冷蔵庫は当たり前にありますが、それがなかった時代。銭湯が全盛期時代にだったからこそ、これほどまでに浸透している文化になったのだと考えられます。

今でも、銭湯に行けば、ビンのコーヒー牛乳が当然のように売られていて、ほかの清涼飲料水も販売していますが、多くの人がコーヒー牛乳を飲んでいます。

この現象には、日本人特有の国民性とも言われている、人と同じことをしているとなぜか安心してしまう。といったことがマーケティング戦略的に生かされているところだと思います。

自分が親になって、子供と銭湯いったときにコーヒー牛乳を買ってあげる。なぜ、コーヒー牛乳なのかといった説明はせず、銭湯に入ったらコーヒー牛乳を飲むんだ。というように教えるでしょう。

ゆえに、銭湯の自動販売機では、コーヒー牛乳の独占市場に近い状態となっているのかなと思います。

しかし、こういう強い消費文化でもときがたてば変化する可能性はあります。
私が、おじいさんになるころにはどのようなものが銭湯で売られているのでしょうか?
それともまだコーヒー牛乳なのでしょうか?もしかしたら、銭湯自体がなくなって、新しい施設ができているのでしょうか?
楽しみにしていきたいです。

 

久米 郁男「原因を推論する — 政治分析方法論のすゝめ」、有斐閣、2013。

※書評を書くためにはまずは本を読まないといけないので、難易度は高いところ。率先しまして一つ。先日たまたまtwitterで流れていたので注文してみました。

われわれとは分野の違う政治学ではありますが、経営学や商学、あるいはマーケティングと同じような研究方法の議論があったことがわかります。一番平たい言い方をすれば(誤解を恐れず!)、定量的調査と定性的調査の対立ですね。

本書の後半では、定性的調査の可能性についての研究がいろいろと紹介されています。「少数事例を扱い、その緻密な記述を特徴とする事例研究は、必然的に「原因」と「結果」に関する仮説の検討を行なわない論理の曖昧な研究になるのではない(221頁)」というわけで、例えば仮説演繹による条件の固定であったり、決定的事例分析(反証)などが紹介されています。このあたりはわれわれも学ぶところが多いです。

個人的には、定性的調査なり事例研究が意味を持つのは、一つには、当の「原因と結果」の一般性が、現実には受け入れられたり受け入れなかったりするという点を考察できるからかなと思います。ただ、それは結局、「原因と結果」に対するコントロール変数を新しく見つけている探索的な過程かもしれません。

そこでもう一つとして、定性的調査や事例研究では、当の「原因と結果」の一般性が現実に出来上がっていったり失われていく点を考察できるという点も重要かと思います。社会における法則性は、自然法則とは異なり、選択の余地があります(これは一つ目に対応)。と同時に、やはり自然法則とは異なり、生成と消滅がありえます。この後者の点は、定性的調査や事例研究、というよりは歴史研究として、独特な価値を有するのかなと思う今日この頃です。

 

流行と消費

こんばんは!3年の上川です!
ファッションの流行や、よく耳にする流行語など、私たちの身の回りには次々と変化していくことがたくさんありますよね。

 

デジタル大辞泉によると、流行とは『世間に広く行われ、用いられること。服装・言葉・思想など、ある様式や風俗が一時的にもてはやされ、世間に広まること。 流行り。』と定義されています。

ここで注目してもらいたいのが一時的という点です。

わかりやすい例が、いわゆる一発屋芸人。一度注目されると、テレビで見ない日はないのではと思う程、毎日多くの番組に出演しています。しかし、しばらくすると「あれ?そういえば最近見かけないな。」となってしまいます。

インターネットで、一発屋芸人と画像検索をすると実に多くの方々がでてきます。「懐かしい!けど名前が…」なんてこともしばしばです。

他にも、ゆるキャラや、アニメ・映画から人気に火が付き様々な関連商品やコラボグッズが販売されているのを目にすることは少なくないのではないでしょうか。

B5じゆうちょう B5じゆうちょう

ゲームやキッズセットのおまけ、文房具やお菓子とのコラボ商品は定番で、時には特設のコーナーを出して売り出していることもあります。

 

このような流行がどのようにして創り出されていれているのか考えてみると、真っ先に思いつくのは、テレビや雑誌・インターネットなどのマスメディアです。

マスメディアを目にすることで、大勢の人が同一の情報を手に入れることができ、それを認知することで流行が生まれるのだと思います。

そして、私達の今日の消費行動は、この流行に拠るところが非常に大きいように感じます。

では、なぜマスメディアは流行を生み出すのでしょうか。それは、私達が流行を求めているからではないでしょうか?

例えばファッションにおいて、書店には毎月多くのファッション雑誌が置かれます。それぞれのターゲットは明確に示されていて、ニッチなところをついているように見えますが、それでも続いています。それは私達が流行を求めて購入するからです。

流行についての情報を得た私達は、それに基づいた洋服を買います。

子ども達でいうと、それは先程挙げたキャラクターのグッズになります。

しかし、これらはあくまで流行であり何年か経つと変化します。そうなると、私達は新たな流行を求めます。

これらの繰り返しによって、流行を消費するという考えが定着してきたように見えます。

少し経てば使わなくなるもの、生活必需品ではないものを購入する機会というのは一昔前の日本に比べると、増えているように感じます。

また、一つのものを修理したりしながら使い続けるということは減ってきているのではないでしょうか。

消費文化も時代によって変化していくのだなと思いました。
画像引用:

きっかけは飲み放題

こんにちは(^^)
水越ゼミ3年生の長澤です。
今日は首都大の近くにあるミートレアで行っている飲み放題の紹介をします。

ミートレアとは南大沢駅改札の真正面にあるお肉に焦点を当てた食のテーマパークです。
様々なジャンルの美味しい肉料理が楽しめておすすめです。

そんなミートレアでは、平日夜になんと時間無制限の飲み放題を行っているんです。

ミートレアの飲み放題の概要はこちらです。

開催日時:
平日限定17:00~22:00(ラストオーダー21:30)
参加費:
アルコールフリー1,000円 ソフトドリンクフリー500円(時間無制限&飲み放題)
※東京ミートレア各店において、お1人様1品以上フードメニューをご注文下さい。
引用→
東京ミートレア公式HP

http://www.tokyo-meatrea.com/s/

京王線の中吊りや駅のポスターで気になっていたこの飲み放題に、先日行ってきました。
18時ごろから行ったので4時間ほど飲むことができました。しかもかかったお金は1500円以下!財布に優しい!学生に優しい!
料理も美味しいし、飲み放題メニューも100種類以上あるしで大満足です。
このようなテーマパークは土日は家族連れで賑わいますが、平日はどうしても集客に苦労しているように思います。その対策としてこの飲み放題が企画されたのではないでしょうか。
飲み放題目当てで来たお客さんは一品は頼まなくてはならないので、料理店の利益も出ます。
また、飲み放題にしては破格の値段で学生を引き付けるには最適だと思います。安く済ませたい学生でも食べ盛りなので料理にもお金をかけるでしょう。
飲み放題をきっかけとして料理店の売り上げもあげていこうという戦略、とてもおもしろいと感じました。

南大沢駅(首都大学東京 最寄駅)

他の皆さんと張り合うわけではないですが(笑)、四六時中マーケティング的なことを考えているというのはどういうことかを自分なりに実践してみたいと思う今日この頃。帰りの電車を待ちながら、そういえばと思ったのがこれでした。

 現在、首都大学東京の最寄駅は、京王相模原線「南大沢」です。ご存じの方もいると思いますが、昨年から、この駅名の下に、「首都大学東京 最寄駅」という札がつくことになりました。首都大としましては、ちょっとはブランド認知の向上につながるというところでしょう。


京王相模原線「南大沢駅」に首都大学東京の『副駅名標板』を設置(PDF)

 悪くないアイデアではありますが、この発想はそもそも昔のことを思い出させます。首都大学東京は、もともとは都立大学(を含む複数大学)でした。都立大学といえば、東急東横線「都立大学前」駅があります。すでに都立大学自体はありませんが、その名前=ブランドは残っているわけです。
 都立大はないのに、都立大学駅前が残っているのはなぜか。ウィキペディアによれば、名称変更の是非について、住民の3分の2の賛成が得られなかったからだとされます。その他、電鉄の以降もあったのだと思います。
 理由は何であれ興味深いのは、ブランドは、その名前を持っている企業や組織のものとは一概には言えない、ということです。もちろん、法律的にはその企業のものであることはいうまでもありませんが。


wiki 都立大学駅前

 マンションの値段をみても、都心からの距離の問題を含め、都立大学前は高いですね。。。都立大学前然り、あるいはもっと典型的には「コーク」然り、これらは企業や組織のものでもありますが、今では変更不可能なくらい、人々に受け入れられ、受容されてしまったブランドです。その変更は、大炎上の火種ともなります。企業や組織にとってはやっかいなところですが、逆に、ブランドの価値はそういうところにこそある、といってもいいのだろうと思います。


 

コンビニエンスストアの発注

初めまして。経営学系3年の大倉です。今回、発注業務というものをコンビニエンスストアの視点で書いてみようと思いました。コンビニといえば、今や、人々の生活に欠かせないものとなっていると思います。食料・食材から雑誌、日用品まで、ある程度の生活をこなす上では、コンビニだけで成り立ってしまうのではないかと言ってしまってもおかしくはありません。コンビニ側としては、いかに、過不足なく顧客に商品を購入してもらうかが売上を出していく上で重要な点の一つであり、そのための発注業務であると思います。

私自身、コンビニでのアルバイトの経験があり、発注業務を見せてもらっていたのですが、天気予報や、周辺地域のイベント等の情報と商品の売れ筋や、顧客の年齢層、例年の売上等を照らし合わせ、分析を重ねて日々の発注業務をこなしていました。実際、近くの小学校の運動会や、スポーツ施設で行われる大会があった日は、お弁当やおにぎり、パンといった食品が普段の何倍もの数量で売れていきました。だからといって、そうした賞味期限の心配がある商品は、売れ残りによる廃棄でのマイナス、また、予想以上の売れ行きによる品切れでのマイナスはつきものですので、安易な発注はできないと思います。

自分が顧客側としての場合を考えてみても、ある漫画の最終話が掲載されている雑誌が発売された時、いつもと同じコンビニに同じような時間帯に購入しに行ったら売り切れていたということもありました。もし、この情報を知っており、それ相応の売れ行きが予測できていたのなら、過不足なく売上を確保できていたでしょう。また、商品の陳列できるスペースにも限りがあるので、周辺の顧客層に合わせて、例えば、雑誌で言うと少年雑誌を豊富に取り揃えて、その店舗では少年雑誌が確実に買えるという特色を顧客に意識させ、購買活動を操作するということも可能です。実際に、地元の高校の近くのコンビニは、高校生という年齢層の顧客に的を絞って、高校生の好む菓子類や雑誌が、病院の近くのコンビニは、病院の職員や入院されている人という顧客層に絞って、手軽に食事を済ませられる食品や、病院での生活に必要とされる日用品が、非常に数多く取り揃えられていました。こうした日々の発注による改善を積み重ねていくことが、その店舗の売上の向上につながっていくのだと思いました。

みなさんの身近のコンビニをそういった視点で見てみるのも面白いかもしれませんね。今回は自分のふとした思いつきで書き出したことなのですが、今後、発注業務というものを、またそれと相対する受注側のこと、総じて物流のことについてもマーケティングの分野から深めていけたらなと思います。