Yogibo(ヨギボー)が星新一の小説に出てくる

うちの子の発見^^;という話。youtuberの動画ばかり見ていて大丈夫なのかと心配していましたが。

先日ショッピングセンターに行ったところ、Yogiboのお店がありました。あーヨギボーいいねと言いながら通り過ぎた次第。あれですね、快適すぎて動けなくなる魔法のソファー。人をダメにするソファーといえば無印とかにもあります。

帰りにもヨギボーの袋を持っている人がいて、あーあの人買ったんだねーいいねー的な話をしていました。欲しいけど大きいから家に置く場所がない。。

などと思っていると、うちの子がふと言うには、ヨギボーって星新一に出てくるよね。とのこと。

?どういうこと?

星新一は知っているけれど、時代的にヨギボーよりずっと前の人だろうし、そもそも日本の人ですし。何のことを言っているの?と聞くと、星新一のSF小説の中に、ヨギボーに似た話があるらしい。

ある時、宇宙から何かの図面が送られてくる。著作権が書いてあるけれど、無視してとりあえず作ってみると、どうやら長椅子状の製品らしい。座ってみるととても気持ちよく、動きたくなくなるくらい。これはいいということで大量生産してみんなが使うようになる。その後、宇宙人がやってくる。特許があっただろうとのこと。地球人が困っていると、既に売れている様子を見て、じゃあいいよと宇宙人が言い出す。なぜかというと、宇宙人はその椅子を使って人間を骨抜きにして、地球侵略を考えていたからである。

へぇーということで、家に帰って星新一の本を探してみる。これだね、盗賊会社「特許の品」。

改めて読んでみると、少しディテールは異なっているものの、確かにヨギボーだこれ。でしょ!!!とうちの子も強くうなずいた次第。すごいね。地球侵略されるかも。

ある種の教養とは、こうして古典的な話を現代的な話に結び付け、世界に深みをもたらすこと。そう考えると、いずれはyoutuberも教養になるのかもしれない。今ではゲームやアニメの知識が教養のようになりつつあるように。

とか思っていたところで、しばらくして寝る前に急にテンションが上がったようで、自分すごくない?誰か他の人が言っているかどうか検索して、とか言い始めました。ざっと見た感じないですね(オリジナルの話がストレートに椅子というよりは電子機器を想定させるからかな)。しかしなんにせよ、そういうことは自分ではなくて親が言うものだと相場が決まっています。代わりに記録しておきます。


2022年08月10日 | Posted in エッセイ | タグ: Comments Closed 

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