固定:学部、大学院ゼミ、研究生等志望の皆様へ

2015年7月 1日作成、2019年11月1日、2020年5月5日、2021年9月16日、2021年12月8日修正
学部ゼミ、修士・博士大学院ゼミ、研究生等志望の皆様へ

高校生などの皆様へ
教員で絞り込んで大学を選ぶ方はあまりいないと思いますが、もしそのような方がいたとすれば、とても歓迎します(^^ ちなみに僕自身は、大学3年生でゼミを選ぶまで、マーケティングに興味もなければ存在もほぼ知りませんでした。偶然は大事です。高校生の時点での選択肢はたくさんあると思います。事前にご相談いただければ、あるいはもっと適したところをご紹介できるかもしれません。世界中どの大学を選んでも、基礎的な授業の内容は変わりません。経営学やマーケティングに興味のあります方はお気軽にご連絡ください。

学部ゼミ志望の皆様へ(学内向け)
大学に入ってからですと、3年次以降のゼミを志望されることになるかと思います。まずは学部の授業に出て、内容や相性を確認しておいてください。また、過去のゼミ状況のfacebook卒業論文(公開は直近3年分程度)などもありますので、そちらも一つの参考になると思います。先輩がいれば、ちょっと聞いてみることも有用です。
基本的に2年後に就職予定の方が中心になると思いますが、大学院(ビジネススクール)まで進んで研究してみたいという方も歓迎しております。大学院まで考えている方は、事前に、僕の論文なり本なりを、このホームページにもいろいろありますので読んでみてください。

過去の経験として、将来マーケティングに関する職務につきたいからということでゼミを選択される方も多数おられますが、ゼミの選択と、将来の職種は今のところあまり相関していないようです。ゼミに関わらず、マーケティングに関する職務につきたい方がしたらいいのではと思うワークが一つあります。今日から、毎日1つなんでもいいので新商品を考え、A4一枚のレポートにまとめて保存したり、ブログにあげていってください。1年で365案、大学1年生から始めれば、就活の頃には1000案、100万字を超えます(といっても、ちょっとまだ少ない)。可能であれば、50案ぐらい溜まるごとに、教員でも、実際のマーケターでも、ご両親でもあるいは友人でも、さっと見てもらってフィードバックをもらいます。考えるコツや、押さえるべき大事なポイントを見つけ、さらなるアイデア出しに活かします(例えば、誰のどんな用途のための商品なのかなど)。そういう方にゼミを志望いただけるようであれば、当然歓迎します。

研究生志望の皆様へ
特に留学生の方は、研究生を希望しているかもしれません。事前の問い合わせは不要です。特にこちらから何かということはありません。正規の手続きでご応募ください。ただし、これまでに受け入れた研究生は1人でして、現状をみていますと、あまりご希望には沿えないと思います。ほとんどの場合、僕の専門と合っていないというのが一番の理由です。直接、学部や大学院(ビジネススクール)入試を受ける方がいいかもしれません。
それから、博士課程を希望される方は、留学生、日本の方ともに、研究生という選択肢を考慮に入れることをお勧めします。すぐに博士課程に入れればいいですが、そうでない場合、研究生として準備するということが可能になるからです。

ビジネススクール(修士)志望の皆様へ
ビジネススクールやMBAでのご希望は、基本的に、より実務寄りであろうと理解しています。そのご希望に沿えるようにと思っておりますが、その沿い方は、一般的な期待とはちょっと異なっているかもしれません。どういう意味かは、事前に、私の論文なり本なり、あるいはこのサイトなりを拝見いただければ幸いですし、もしその上でご希望されるということでしたら、それは大変ありがたく、大歓迎いたします。一方でもちろん、そうでなくても実際問題として特に構わないですし、過去そのような希望だった方は、2008:2、2009:2、2010:5、2011:5、2012:3、2013:10、2015:3、2016:5、2017:2、2018:9、2019:4、2020:6、2021:3のうち、3名か4名というところです。また、博士課程をその後希望されるという方も、歓迎いたします。

大学院(博士課程)志望の皆様へ
そんなにいないと思いますが、もちろん、歓迎します。上と同じですが、私の論文なり本を読んで、相性を確認してください。個人的には、だんだんと人数が増えたら楽しいだろうと思っています。外部から博士入試を受けることもできますが、できれば修士から検討いただいた方がお互いに状況を把握しやすいです。あるいは、博士入試を希望される方こそ、事前に半年でも研究生になって様子をみていただけると、より可能性は広がります。

研究者志望の皆様へ
博士課程まで来られる方は、研究者志望の方ということになるかもしれません。昨今、「研究職に就くのは難しい、厳しい」と言われるようになっていますが、個人的にはあまりそう思いません。少なくとも、私たちの分野では、人材は長らく不足しています。研究職は、何か特別な職業ではなく、希望して普通に勉強すれば、誰にでもなれるものです。もちろん、年齢の問題や向き不向きはありますし、スターになるのは(どの仕事であれ)難しいことですし、大学で勉強は終わると思っている方からすれば、異世界です。また、これらはあくまで私たちの分野(あるいは、私の見る限り)の話です。一人でも多くの方が、研究者志望になればと思っています。


2019年11月01日 | Posted in エッセイ | | Comments Closed 

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