メジャーリーグのトレード

大谷選手のトレード話が随分と話題になりました。あんまり気にしたことがなかったわけですが、改めてみていると、メジャーリーグのトレードの仕組みが面白いです。今季の勝利を狙うか、それとも、来季以降の勝利を狙うかということですね。

この問題は、ビジネス一般に共通するように思います。短期志向か、それとも長期志向か。あるいは、人材育成という点でいえば、即戦略を求めるか、育成を考えるか。

ビジネスでは、とはいえこれらはバランスの問題です。両立も重要になります。これに対して、メジャーリーグのような一回一回のシーズンがはっきりしているものだと、どのシーズンを狙い、どのシーズンを捨てるのかという選択の重要性が増すように思います。このあたりの割り切りがすごいと思うわけですが、あーもう今季ダメだなと思った途端に、今使える選手を放出し、代わりに、来季以降使えそうな選手を獲得する。逆に、今季いけるかもと思った球団は、その今使える選手を獲得し、代わりに、若手を放出する。最後まで諦めるなよとも思いますが、それはそれ、これはこれ、うまくできている仕組みだと思います。

まあ何にせよ、まずは大谷選手が残ってくれて短期的（個人的？）にはなにより。。。