Harry Potterの世界へ

こんにちは。3年のハン・チェリンです。

皆さんは「ハリー・ポッター」をご存知でしょう。「ハリー・ポッターシリーズ」はイギリスの作家、J・K・ローリングが書いた長編小説です。もともと児童向けに書かれた作品ですが大人の間でも人気になり、世界で最も売れている小説となりました(合計約5億冊)。今回はこの「ハリー・ポッターシリーズ」のマーケティングについて考えたいと思います。

<映画のマーケティング>

「ハリー・ポッター」は外伝を含め全シリーズが映画化されました。映画のターゲットは既存の消費者である原作ファン、ファンタジー映画をよく見る映画ファン、また子供がいる家族です。制作会社であるワーナー・ブラザースはニュースや新聞、雑誌に作品に関する記事を頻繁に出して人々の興味を引き、また試写会の開催やオフィシャルサイト公開など、活発なマーケティングを展開しました。 ここで私が注目したいのはバイラルマーケティングを有効活用です。公式の方で公開した新しい情報やイベントをファンがシェアするように誘導しました。特に原作のファンの中にはSNSを積極的に使い映画や原作に関する意見や予想を活発に交換するなど、多くの人の目を引きました。また、ほとんどの映画は映画館で上映が終わった後DVDを発売します。ここではプレミアム戦略を通じて比較的に高価格、その代わり限定ポスターや映画撮影ビハインド映像、おまけグッズがついています。

<関連マーケティング>

「ハリー・ポッター」は視覚メディア以外にも様々な手段で広報活動を繰り広げています。その一つ目としてテーマパークを挙げられます。ユニバーサルスタジオには関連イベントやショーがあり、小説や映画の中の出来事を間接的に体験できるアトラクションがあります。また、作中出て来る商店街「ホグスミード」や、その中でも有名なお菓子屋さん「ハニーデゥークス」をそのまま再現しました。

このテーマパークのマーケティングにも優秀なバイラルマーケティングが利用されました。意外と方法は簡単です。最初はテーマパークに関する情報を徹底的に保護し、最低限の手がかりだけを流しました。しかし、この手がかりを最初に聞いたのは、熱狂的なハリー・ポッターファンたった7人だけでした。この7人は噂を広げ始め、24時間が過ぎる前に約3億5千万人の人がテーマパークについて興味を示しました。7人から始まり、その日のうち5千万倍の人に広がったんです!噂の広がる速さがめぼしいですね。

テーマパーク以外にも、公式グッズを数多く、数量限定に発売しました。魔法学校「ホグワーツ」の制服、お菓子屋さん「ハニーデゥークス」の人気商品百味ビーンズやかぼちゃジュース、バタービールも発売されました。また人物が使っていた魔法の杖やアイテム、魔法使いのスポーツであるクィディッチのボール、ゴールデンスニッチも販売しています。

<成功の要因>

「ハリー・ポッター」のブランド価値が高い理由を、次の4つに絞れます。

そこで、マーケティング全体の分析行います。

商業的成功を成し遂げただけでなく、全世界の人々に素敵な夢を見せてくれた「ハリー・ポッター」。物語は終わりましたが、これからまたどのような道を歩んで行くのか一人のファンとして見守りたいと思います。

<出典>

https://www.theguardian.com/business/2005/jun/26/media.books

https://forgebit.com/2016/05/20/harry-potter-story-excellent-marketing/

フリマアプリを、もっとシニアに

 

 

こんにちは!滝浪です。

 

突然ですが、クイズです!

このチラシは一体どこの折込チラシだと思いますか?

 

トイレットペーパーの芯や紙パックを売っていて…、生産中止のお菓子もある…、イヤホンは片方だけで…、ヒト型ロボットまで…、結構安めでいろんな商品を売っていて…、24時間営業…?

 

 

正解は…

そうです!メルカリのチラシだったのです。

 

このチラシは、2018年12月12,15日の朝刊に愛知県と北海道の一部地域にのみ差し込まれたもので、このチラシに乗っている商品はすべて実際にメルカリで出品されているものが掲載されています。

 

スマホ全盛期、紙離れ、新聞離れ、そしてスマホの一アプリであるメルカリがどうして、あえてチラシで宣伝を行ったのでしょうか。メルカリの狙いを分析してみたいと思います!

 

 

まず、このプロモーションのターゲットは40代以上でした。メルカリのユーザー層は20〜30代女性が最多であり、知っているけれど使ったことはない、そもそも知らない世代、に対しての広告となっています。折込チラシをよく見る世代でしょうし、12月というタイミングはメルカリをよく使う孫や息子、娘が帰省する時期で、この広告によって使い方を教わるなんてこともあると思います。確かに、祖父母の家って物が多いイメージです。家庭によるとは思いますが、隠れたお宝が眠っているなんて家は多いのではないでしょうか。

 

さらに、紙面にしてたくさんの商品を出すことによって、こんなものまで売っているんだという発見につながります。実際にトイレットペーパーの芯はびっくりしますよね。確かに、小学生の工作とかに使うのに、集めるのめんどくさいなんて方は買う商品だと思います。

 

 

CMやインターネット広告を使ったプロモーションではなく、折込チラシという媒体を使いターゲットを絞った広告を行うことで、新規ユーザー数や出品者の増加が見込めると思いました。

 

皆さんもこれを機に、実家のおじいちゃんおばちゃんに教えてあげるのはいかかでしょうか!

 

 

(参考文献)

株式会社メルカリ公式ホームページ

https://about.mercari.com/

BUSINESS INSIDER 「メルカリがシニア世代を狙う理由——「バズった」チラシ広告の戦略をCMOが語る」

https://www.businessinsider.jp/post-182362

 

株式会社TABIPPOさんの「ブランドコミュニティ」について

こんにちは。3年の茨木です。

ずっと家にいたので、旅行したい気持ちでいっぱいです。

そこで今回は、株式会社TABIPPOさんのブランドコミュニティについて紹介します。

株式会社TABIPPOさんは「旅」を軸にしながら。「イベント事業」「メディア事業」「プロダクト事業」「キャリア事業」「マーケティング事業」通して、旅の魅力を伝える事業を展開しています。

昨年度、私は学生スタッフとして、イベント事業を中心に活動していました。

この学生スタッフの特徴をマーケティングの視点から考えてみると、ブランドコミュニティを形成できる点にあると思います。

株式会社TABIPPOさんの学生スタッフは全国に学生支部を持ちます。毎年300~400名程度の学生が集まり、ボランティアでイベントなどを制作します。

学生スタッフは、新たなコミュニティやノウハウを得られるだけでなく、ブランドコミュニティを形成します。TABIPPOを支持する学生が、自然に会社の魅力を拡散しているのです。実際に、個々のSNSで拡散されています。TABIPPO公式インスタグラムは、3万人超のフォロワーがいます。

更に学生が作ったイベントを通して、累計約1万人以上の新たな客を毎年獲得し、会社を知ってもらう機会になっています。こうした活動を通して、会社のメディアの活用やイベント参加、キャリア事業などのサービスの利用に繋がっているのでしょう。

 

実際に下記の2019年度のスタッフに向けたアンケートからも、支持の高いコミュニティであることが分かります。

(参考文献)

株式会社TABIPPO公式ホームページ https://tabippo.net/最終アクセス:2020/05/27

 

tokyobike

こんにちは、宮田です!
自粛生活が長引いていますが、いかがお過ごしですか?
最近では、運動がてら公共交通機関に乗らずに自転車などを利用して遠出をする人達も増えたのではないでしょうか。今回はそんな自転車を製造・販売するtokyobikeについてご紹介します!

1. tokyobikeって何?

tokyobikeは、東京で過ごす何気ない日常にちょっとした変化を加える、というコンセプトで発足したのがきっかけです。「走行中、自転車を意識せず風景や匂いを感じる」ことに重点を置き、シンプルで洗練されたデザインだけでなく走り心地の良い構造となっています。現在は東京と世界8都市に店舗展開し、幅広く支持を受けています。
このtokyobikeの大きな特徴は、販売方法です。一般的な自転車(特にシティサイクル)は、完成されたものが店頭に並んでおり、顧客はそれらを選んで購入します。一方、tokyobikeではモデルのカスタマイズをすることが可能です。例えば、あるモデルを購入する際に好みでサドルやグリップの変更ができたり、オプションで様々なツールを装備することができたり多彩です。これらは全てtokyobikeに適している互換性のある部品であるため、機能性だけでなく商品の見た目も損なわず自分の好みで選択することが可能です。

 

2. tokyobikeとソーシャルメディア
とにかく自転車と世界観を重視したtokyobikeは、広告の打ち出し方にもこだわりがありました。主にSNS上での発信を行っていますが、特にインスタグラム上ではトーン&マナーを統一させています。目的や地域別に複数のアカウントを開設し、メインアカウント、店舗別アカウント、レンタル用のアカウントなどに分けています。例えばレンタル用のアカウントは、レンタルサイクルをより楽しんでもらうために周辺地域の情報を掲載しています。
特に、トーン&マナーの「一貫性」「継続性」「意図的」であることが重要であり、こうしたアカウントを分けることによって維持することが可能であると考えています。Visual Shiftによる店員へのインタビューでは、彼らは重要な告知を行う際に写真を複数枚投稿し1枚目に統一感のある写真を使用するそうです。2枚目に案内を投稿するほか、24時間限定で投稿されるストーリー機能を活用し告知に関する動画や写真を追加投稿しています。ストーリー機能はユーザーに通知されるようになっているため、より多くのユーザーの閲覧数を得ることができます。よって、トーン&マナーを保ちながらアナウンスを持続させることが可能です。

 

こうした、ソーシャルメディアを活用することにより、tokyobikeは成長を遂げました。私自身も、実際にtokyobikeを知ったきっかけはインスタグラム上で友人が投稿を共有したことでした。今後も、様々な形でソーシャルメディアが活用されそうですね!こちらは、tokyobikeの公式ホームページのリンクです。
tokyobikeホームページ: https://tokyobike.com

(参考文献)
tokyobike 公式ホームページ https://tokyobike.com 最終アクセス日: 2020年5月26日
公益社団法人日本印刷技術協会 (2016年)「ブランドの価値は世界観とトーン&マナーでつくる」  https://www.jagat.or.jp/archives/20850 最終アクセス日:2020年5月26日
Visual Shift  (2019年)「「トーキョーバイク」のInstagramが統一感を出すためにした工夫とは」 https://visual-shift.jp/15381/ 最終アクセス日:2020年5月26日