これが490円のカップラーメン

こんにちは。3年の清水です。

自分はたまに学校終わりやバイト終わりにカップ麺を買ってお腹が空いたら食べるのですが、今回は最近話題のカップ麺について、4P分析をしていこうと思います。

それが、今年の二月に発売したこの「一蘭」のカップ麺です。一蘭と聞けば誰もが「あぁ」となるほど有名なとんこつラーメンのチェーン店ですが、今回史上初となるカップ麺を発売しました。開始から2か月で累計出荷数100万食を突破しており、その人気ぶりがうかがえます。

それでは早速4P分析に入りたいと思います。

まずはProduct、製品からみていきます。このカップ麺では一蘭のラーメンへのこだわりを何とか再現しようと研究が重ねられています。特に麵の再現には苦労し、スープは液体と粉末を両方利用し再現しています。そんな一蘭のカップ麺ですが、一番の特徴は麵とスープ、たれ以外には何も入っていないということです。普通のカップ麺にはチャーシューなどいくつかの具材が入っていることが多いですが、これには入っていません。これはラーメンの純粋な味わいを楽しみ、その美味しさに向き合ってほしい、からだそうです。これは逆に言えば後から自分で好きなようにカスタマイズできるということでもあります。これは大きな差別化がされているのではないでしょうか。

次にpromotion、販売促進についてです。特に大きな広告活動は行っていないように見受けられますが、ネットニュースでは大きく取り上げられたこと、またYouTubeなどに多くのレビューが投稿されていることなどから情報は消費者に広まっていると考えられます。また一蘭というチェーン店の持つ元々の知名度と初のカップ麺という要素により、そのインパクトは十分なのではないでしょうか。

そしてPlace、流通ですが、通販やコンビニなどでの実店舗で販売されています。消費者の手には渡りやすいと考えられますが、現状品切れによる入荷待ちが多く、入手しづらい状況にあると言えます。

最後にPrice、価格についてですが、この商品の価格は税込490円です。正直、高いです笑。一般的なカップ麺の値段の倍以上はします。また、具材がなく麺とスープとたれだけであるということを考えると、その異質さがよく分かると思います。コンビニでカップ麺を買う顧客層は価格も重視するように思われますが、それに対しこの価格は需要と少し離れていると考えられます。

以上のように、一蘭のカップ麺について簡単に4P分析を行ってみました。ネガティブな側面もいくつか見られましたが、それでも発売開始から2か月で100万食の出荷数を記録していることを考えると、十分にヒットしていると言えるのではないでしょうか。今後のこうしたカップ麺業界の発展には、一消費者としても注目です。

参考:一蘭 とんこつ | 特設サイト (ichiranstore.com)

消えたコンビニドーナツ

こんにちは!3年の木崎です。
またも緊急事態宣言が発令してしまいましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。私は家で過ごすことが嫌いでは無いタイプの人間なのでステイホーム自体は辛くないですが、バイトのシフトが減ってしまいお財布が寂しい今日この頃でございます。

このブログではマーケティングでの成功を紹介する場合が多いですが、今回はマーケティングの失敗を紹介したいと思います。
皆様、2014年頃にコンビニ各社がレジ前のショーケースにたくさんのドーナツを並べていたことを覚えていますか?私は高校時代、コンビニドーナツをおやつの時間によく買っていました。しかし、最近はショーケースのドーナツは無くなってしまいましたね。
なぜコンビニのショーケースからドーナツは消えてしまったのでしょうか。

コンビニ各社がドーナツの販売に失敗した大きな理由は、そもそもドーナツの需要が減少傾向にあることです。例えばミスタードーナツの売上と店舗数は年々減少しています。2016年は915億円だった売上が、2020年には772億円まで下がりました。また、店舗数は1246店舗から977店舗まで減りました。ドーナツの市場自体が縮小している中でコンビニが新たに入る隙は無かったと考えられます。

コンビニがドーナツを売り出そうと決めた要因の一つに、コンビニ・コーヒーのヒットがありました。コンビニはコーヒーのヒットをうけてコーヒーとセットにドーナツを販売しようとました。しかし、コーヒーは片手で気軽に飲めるというのがウケたのですが、ドーナツを片手で気軽に食べるというのが日本人に合わなかったこともあり、持ち帰り前提のコンビニでのドーナツ販売は失敗しました。

他のドーナツ販売チェーン店の状況を踏まえ、ドーナツの潜在需要をよく調べた上でドーナツ販売に乗り出すか決めるべきでしたね。これはマーケティングリサーチがいかに重要か逆説的にわかる良い例だと思います。

ちなみに現在はパンが置いてあるコーナーにパッケージで包まれたドーナツが売られています。私はコンビニのドーナツとミスタードーナツのドーナツの味の違いがイマイチ分からないので(味音痴?)最近はパッケージに包まれたコンビニのドーナツをよく購入しています。トースターで温めると美味しさが倍増するのでぜひやってみてくださいね!

(参考URL)
https://www.duskin.co.jp/sp/ir/library/segment/segment_02.html

https://weekly.ascii.jp/elem/000/002/632/2632510/

”6秒”の広告で出来ること

こんにちは。3年の白澤です

前回、前々回を通して他のゼミ生がどんなことに興味を持っているか、何が好きなのか?ということと、普段自分が気にしない分野を新しく知ることがことができて楽しいです!

さて、今回は私が最近気になっている「6秒商店」についてご紹介します。まずはこちらをご覧ください。

こちらは、2018年にtwitterで大きな話題となった魔法陣充電器です。非常にユニークな商品で、国内外からこれはどこで買えるの?といった声が多くあがったそうです。しかし、残念ながらこれは商品としては売り出されていません。というより、そもそも「6秒商店」という“店舗”は存在していないのです。一体、6秒商店とはいったい何なのでしょうか?

6秒商店は、株式会社チョコレイトという映像制作会社の映像コンテンツのうちの一つです。同社はソフトバンクの「私立スマホ中学」といったCM制作にも携わっています。6秒商店の商品はyoutube、twitterや最近では主にtiktokで紹介され、『あったらいいなという商品アイデアを6秒の短尺動画で届けるアカウント』として存在しています。6秒商店の「店長」である、プランナーの島村さんのコラムによると、なぜ6秒なのか、ということについては、『動画コンテンツの中でも、短尺動画はその短さ故に視聴完了率が高くなり、それに相まって拡散性が高くなる傾向があり、6秒商店は「6秒」に必ずしもこだわっている訳ではありませんが、実際に動画広告でも「6秒」がひとつの尺として機能しているのは、多くの広告テストでの結果をもとにしているようで、視聴性・拡散性を考えるとこれがベストの秒数と言える』と述べています。また、何故画像ではなく動画なのかということに関しては、『受け手に見てもらうことさえできれば画像よりも緻密なイメージを伝えやすく、また爆発的に広がる可能性がある』と述べています。

また、6秒商店のアイデアを考える際には「基本的に満たしていないといけない要素」(例:非既視感)であるルールと「それを満たしていると話題になりやすい要素」(例:共感)であるツボ、そして「都度、実験のために設定している条件」であるテーマを意識しています。詳しくはここで記載するととても長くなってしまうので、是非島村さんのコラムの「6秒商店のアイデアを考えるためのヒント」を見てみてください!

CHOCOLATEの中の人のコラム~6秒商店の発想術 (creativevillage.ne.jp)

上記のコラムより抜粋すると、魔法陣充電器の例では、投稿後の分析として「絵的な変化」、「遠すぎない未来」等のルールと「中二病」、「流行りの商品」、「ムダな商品」、「高クオリティ」というツボが抽出され、特に反響のあった中二病というジャンルが海外にも通用するということがわかり、更に中二病を軸とした他のネタについても多くの反響があり、中二病がツボとしての確度が高いという仮説が立ち、次のネタのテーマを中二病として設定することが決まったそうです。。

このように、6秒商店は実験的要素を含み、それから得られた情報を分析することで今後の映像制作に役立てているという一面を持ち、いかにメッセージを端的に、緻密に伝え、関心を持ってもらうかという広告活動の効果をあげる課題に取り組んでいます。

昨今のソーシャルメディアの発展により、企業の広告活動としてメディアの選択を行なうとき、ソーシャルメディアは無視できないものとなっています。しかし、手軽にアクセスできる分消費者は広告に注視することはあまりないように思われ、いかに効果的に、そして消費者に注意を向けてもらうかが課題といえます。この6秒商店の在り方や考え方は、今後更に主要となっていくであろうソーシャルメディアでの広告活動において、1つのカギになるのではないでしょうか。

最後に、私が6秒商店の商品の中で一番好きなものの動画を貼っておきます。ここまで読んでくださりありがとうございました!

 

参考文献

https://www.creativevillage.ne.jp/63607    4/26閲覧

https://chocolate-inc.com/content/6secshop/  4/26閲覧

 

世界中の”WOW”を届ける WOWOWの企業戦略

こんにちは!3年の山口です。

1つ下の記事で吉野さんが取り上げている話題を私も今回候補の1つに考えていたので、被らなくてよかったなと安心しています(笑)

今年のGWも緊急事態宣言真っ最中で、思うように外へ遊びに行けませんよね…。

そこで今回はGWのおうち時間も楽しくしてくれるかもしれない「WOWOW」の企業戦略について紹介します。

WOWOWは1984年に設立され、現在は映画やドラマ、国内外のコンサートやスポーツイベントなど、様々なコンテンツを放送する日本初の民間衛星放送会社です。「世界のトップエンタテインメントを日本のお客様に届ける」という志のもと、30年にわたり人々に親しまれています。

しかし、新型コロナウイルスの拡大による相次ぐコンサートやスポーツイベントの中止、そして近年、動画配信サイトの選択肢が格段に増加していることにより、2020年度の正味加入者数(新規加入者数-解約件数)はマイナスとなっています。
このような状況で、WOWOWはどのような戦略をとっているのでしょうか。

今回はマーケティングの「基本戦略」を基に考えてみます。

現在、動画配信サービスで多くのシェアを占めているNetflixやAmazon PrimeVideoに比べ、WOWOWは月額料金が2530円と高額であり、低コストを武器に競争優位を得ることは難しいと考えられます。

そこでWOWOWが現在行っており、今後も主軸としていくであろう戦略は「差別化戦略」です。これはコスト以外の面で他社との差別化を図り、人々に独自性を認めてもらえる価値を創出しシェアを拡大していく戦略です。

WOWOWは同社の重点戦略の1つにもあるように、「WOWOWらしさを貫いた徹底的なコンテンツの差別化」を行っています。
脚本に力を入れたクオリティの高い作品が並ぶ『ドラマW』シリーズや、テニスなら『グランドスラム』、映画賞なら『アカデミー賞授賞式』といった世界の「トップ」を届ける番組など、WOWOWは強いこだわりを持った他社に模倣されにくいコンテンツの制作を心がけています。特に世界的な試合や授賞式における放送権の獲得は同社が長年かけて積み上げてきた技術力や実績の賜であるため、これは他社が一朝一夕で真似することはできない、WOWOWの強みであると言っていいでしょう。

また、市場開発にも積極的に取り組んでいます。
今年の1月に開始された「WOWOWオンデマンド」はテレビやスマートフォンで番組を視聴することができるサービスです。今までならアンテナなどの衛星放送の設備がないとWOWOWの番組を視聴することはできませんでしたが、これからは誰でも好きな機器でWOWOWの番組を楽しむことができます。

このように、WOWOWは他社との差別化を積極的に行い、様々な動画配信サービスの台頭の中、さらなるシェアの拡大を図っています。

皆さんも今年のGWはWOWOWで世界のエンタテインメントを楽しんでみてはいかかでしょうか!

 

参考文献

黒岩健一郎・水越康介(2012)『マーケティングをつかむ』有斐閣.
水越康介・髙橋誠(2021)『技術者のマーケティング強化書 これだけは知っておきたいマーケティングの基本常識60』 日科技連出版社.
WOWOW公式サイト(https://www.wowow.co.jp/)(2021年4月25日閲覧).
WOWOW「中期経営計画について(2017年度~2020年度)」(2017)(https://corporate.wowow.co.jp/ir/library/presentations/docs/mid20172020.pdf)(2021年4月25日閲覧).
WOWOW「有価証券報告書」(2020)(https://corporate.wowow.co.jp/ir/library/security_reports/docs/36yuho.pdf)(2021年4月25日閲覧).
WOWOW RECRUIT SITE「WOWOWについて」(https://corporate.wowow.co.jp/recruit/about/)(2021年4月25日閲覧).
ORICON NEWS「”最高峰”に拘り続けたWOWOWの30年、編成局長が明かす動画配信時代に打ち勝つ独自コンテンツ」(2021)(https://www.yamagata-np.jp/oricon/print.php?id=2190207)(2021年4月25日閲覧).

「嫌い」の反対は「好き」という視点

こんにちは!3年の吉野です!

突然ですが皆さん、トマトはお好きですか??

多くの調査で、好きな野菜/嫌いな野菜ランキングの両方にランクインするという比較的好き嫌いが分かれがちなトマトですが、今回紹介するのはそんなトマトを使った森永乳業の“森永おいしいトマトヨーグルト”です。

トマトを扱った商品としては、近年バヤリースの“さらさら毎日おいしくトマト”やKAGOMEの“トマト&レモネード”など、すっきりとした飲み口のものが増えてきました。トマト特有のどろっとした食感や独特な香りを抑えることで、いわゆるトマト嫌いの人たちに好まれる商品となっています。この2製品は栄養価の高いトマトを食事に取り入れたいがトマト自体は苦手…というニーズに焦点を当て、人気となった商品といえるでしょう。

 

その点、このトマトヨーグルトは完全にトマト好きにターゲットを絞って開発されています。

この製品は、「トマト嫌いの人たちの意見からこそトマト好きの人に認められる製品を生み出すヒントとなる」という考えのもと、トマト嫌いの人たちから寄せられた「トマトの食感が苦手」「トマトの香りが苦手」といった声から、そういったトマトの特徴を逆に強調するといった風にコンセプトが固められていったそうです。

トマト好きの意見だけでなく、トマト嫌いの意見もひとまと・・・めにすることで生まれた製品というわけですね!!

 

上の動画はこの製品のCMです。トマト嫌いの人たちに同製品を食べさせた様子を写したもので、この製品が再現したトマト特有の食感や風味を前に、トマト嫌いの出演者はみんな嫌そうな顔をしていますね笑。この表現によって、ターゲットとなるトマト好きの人たちにとってはポジティブなポイントであるこの製品のトマト感がより強く、より高い信憑性で伝わっていると考えられます。

また、同製品のWebページも、「※トマト嫌い閲覧注意※」確認画面が表示され、「私はトマト嫌いではありません」という表示をクリックしなければ入れないという仕掛けが施されているとても面白いつくりになっています!

 

ターゲットとして焦点を当てているセグメントと全く正反対の人たちをCMに起用し、さらにトマト嫌いには不評であるというある種の両面提示的な広告を行うことによって、製品の特徴を斬新な切り口で伝えることができるとともに、トマト好きに向けた製品であるというポジショニングがより明確に示されています。

 

トマトが好き!という人も、またあえてトマト嫌いの人も、ぜひ森永のおいしいトマトヨーグルトを食べてみてそのトマト感の再現度を味わってもらいたいですね!

 

―参考文献―

森永おいしいトマトヨーグルト 製品ページhttps://tomato-yogurt.morinagamilk.co.jp/

趣味が仕事に!?

こんにちは。3年の椿野です。

前回のゼミでは、マーケティング事例はもちろん、ゼミ生の色んな趣味についても垣間見ることができました。さて、今回はそんな趣味についての話題です。

タイトルにもあるように、単純に考えれば、自分の好きな趣味を仕事にできたら、こんなに嬉しいことは無いと思います。皆さんは、最近、そんな望みを叶えてくれるアプリも出ていることを知っていますか?今回は、ココナラというアプリについて、紹介したいと思います。

ココナラというアプリは、個人がもつスキルや特技を販売する、オンライン上のフリーマーケットです。フリマというと、皆さんご存知のメルカリもその一種です。ココナラに出品されるサービスの種類は多岐にわたり、例えば、イラスト作成、占い、資料作成等があります。

そして、意外かも知れませんが、ゲーム関連のサービスを販売するものもあります。例えば、スマブラのコーチによる指導だったり、あつ森でマイデザイン作成をしてくれたり、モンハンでのお手伝いだったりと、かなり趣味色の強いサービスが展開されています。

このアプリが注目される背景として、やはりコロナが影響していると感じます。去年のコロナ蔓延後から、社会人を中心に自宅でのテレワークが増加し、家にいる時間が増えました。いわゆる一人時間が増え、手軽に副業として始められるココナラに関心を寄せる人が多くなったのではと、思います。

オンライン上のctocのサービスということで、サービスを利用する側は、提供者がどんな人なのか分からず、危険だと感じる人もいるでしょう。実際、メルカリ等で被害にあった人もいるかも知れません。ただ、最近はそのような指摘も鑑み、企業側も専門スタッフが見回りをするなどの、対策を講じています。こんなに便利なサービスを、怪しそうだから使いたくないと思っていしまうなんて、もったいないですよね!

今回は、趣味・スキルにまつわる今どきのサービスについて紹介しました。最近、就活もそろそろ考え始めないといけないかなと、僕自身思ってるうちに時間が経っていましたが、今回の投稿で思いがけず、将来の自分のことも考えないといけない、きっかけになってしまいました(笑)。皆さんもぜひ、今どきのサービスを提供するアプリを見つけてみてください!

参考文献

趣味のゲームが副業に!?ココナラの評判や稼ぐコツを紹介 | Watch the game (az3blog.com)

ココナラ(coconala)とは|特徴や口コミ評判、メリット・デメリットを紹介 – なるらく副業 (yanwali.com)

https://coconala.com/pages/guide_anshin

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水道水のサービス?

こんにちは。3年の池谷です!
最近は「SDGs」という言葉をよく耳にするようになり、環境に配慮したサービスや商品を多く見かけます。今回は、皆さんご存じの無印良品が行っている、あるサービスをご紹介したいと思います。

2020年の7月、無印良品は店頭での無料給水サービスを始めました。ペットボトルの消費を少なくし、プラスチックごみを削減することを目的としています。また、このサービスで提供されている水はミネラルウォーターではなく、フィルターを使ってろ過した水道水です。

これに合わせて、新商品の「自分で詰める水のボトル」が販売されました。バッグに入りやすい薄さや飲むときの握りやすさが考慮されており、自分で詰めて繰り返し使えるように洗いやすい広い飲み口が使用されています。店舗では、不要になったこのボトルを回収する取り組みも行っているそうです。

給水機の設置に合わせて、「水」アプリもリリースされました。このアプリでは、現在位置の近くにある無印良品の店舗だけでなく、公共の給水ポイントを知ることができます。試しに南大沢の近くを検索してみたところ、東京都立大学も給水スポットとして検索結果に出てきました!

そのほかにも、無印良品での給水した量を登録することができ、給水量、ペットボトル削減量、CO₂の削減量が表示されます。

この取り組みによって無印良品へのメリットもあったと考えられます。1つは、給水機に水をくむことを目的とする人の来店回数が増えることです。水を汲みに来たついでに、なにか他の商品を購入する非計画購買を期待できます。先ほど紹介した「自分で詰める水のボトル」用の水に溶かして使うことのできる粉末のお茶も販売されています。
また、無印良品のブランドイメージが向上することも期待できます。このサービスの認知度が高まれば、ブランド連想で無印良品が「環境に優しい」という付加価値を手に入れることができるでしょう。

これからの季節、水分補給が非常に大切になってくると思います。皆さんも、無印良品のサービスを利用して、地球に優しい取り組みをしてみませんか?

【参考文献】

https://www.muji.com/jp/ja/stories/food/520171

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/01063/

コスメブランド・Ririmew

こんにちは、3年の浅倉です!

突然ですが、私はメイクに関することを調べるのが大好きです。なので今日は、私が最近注目している新しいコスメブランド・Ririmewについて、4P分析をしてみます。

Ririmewは、元AKB48で、現在はモデル・タレントとして活躍する指原莉乃さんが立ち上げたブランドです。「I’ll be your mirror」・「鏡に映る新しい私」をコンセプトに、まだ自分自身出会ったことのない知らない私に巡り会うためのブランドです。現在はアイシャドウパレット、グリッターライナー、チーク、シェーディングを販売しています。

ここから、4P分析を行います。

まず、Product・製品について、指原さん自身が2年かけて作りあげたという熱量が伝わる、質もデザインも素晴らしい製品です。個人的には、指原さんと同世代の大人の女性に使いやすいコスメだと分析しています。最近では大きなラメを使用した韓国風メイクが流行ですが、20代後半~30代でラメは使いにくいと考える方が多いそうです。そのため、アイシャドウパレットはあくまで控えめでシアーなラメ感で使いやすく、グリッターライナーも4色異なる色・ラメで用意し、大人でもつかえるキラキラ感を作り出しています。数々のコスメを使って研究してきた指原さんのこだわりが詰め込まれているといえるでしょう。

次にPrice・価格について、全ての商品が2,500円以下に設定されています。キャンメイクのようなプチプチコスメに比べると高額に思えますが、デパコスより遙かに安価に質のよい商品を用意しているため、日常使いとして手に取りやすい値段といえるでしょう。

次にPlace・物流についてですが、現在Ririmewは実店舗での販売は行っておらず、公式オンラインショップや通販のみとなっています。店頭で色味を見ることができないのはコスメの購入を躊躇する要因にもなり得るので、この点においては弱点となるでしょう。

最後にPromotion・プロモーションについて、「指原莉乃プロデュース」という宣伝は非常に効果的です。指原さんのメイクはSNSや雑誌でも度々話題になっているため、Ririmewも女性からの注目を集めています。自身のYouTubeでもRirimewのコスメを使用してメイクをする動画をアップしていて、その使用方法はとても参考になります。インフルエンサーやモデル、美容系YouTuberの方々の使用レポートなども続々とあがっており、多くの宣伝がなされているといえます。

指原さんプロデュースということで注目していたRirimewですが、製品の質・使いやすさ・値段も素晴らしく、4P分析の観点から見ても良いブランドであるといえるでしょう。店頭販売が開始され、実際に見ることができるようになるのを期待しています!

参考文献

https://www.ririmew.com/

https://ray-web.jp/58083

 

時代に合わせて…

こんにちは!3年生の澤田です。

先週のみんなの投稿を読んでいて「SNSで話題になってることを書いてる子が多いなぁ」と思いまして、今回はそのSNS活用について書いていこうと思います。

実は私はZ世代のくせしてSNSが下手というか苦手というか…全く活用できてない人なのですが、活用しなくてはいけない機会があってめちゃくちゃ苦戦した思い出があるので、代行してもらえたらなんて心強いことかと思っていたんです。

そんな時にふと目にとまった記事にLibertyという会社が特集されていました。この会社は2021年1月に創業したばかりで、SNSやYouTubeを活用したプロモーションプランを提供する事業を主に行っています。現役YouTuberや広告代理店出身者が在籍し、商材やサービスの特徴、顧客ニーズの見極めなどのマーケティングをしてSNS活用のプロモーションを行います。

いや、そんな事業ってほかにもあるんじゃない?…と思いますよね、私も思いました。調べてみると、ほかのSNS運用代行サービスは、いいね数やフォロワー数アップなどの数を売っていたり、インフルエンサーに丸投げしたりの形をとっていました。これはどちらかと言うと個人向け、無名スタート向けだと感じます。対してLibertyは(新しく、情報が少ないので憶測入りですが)マーケティングをがっつり行う点から企業向けに設けていると思われます。

SNSの普及によりマーケティング3.0の時代、すなわち消費者が参加する時代になった今、企業にとってSNS活用は避けて通れません。特に関与の低い商品やサービスを提供する企業にとってSNSで消費者の「注目」「関心」を高めることは必須です。 Libertyは顧客に対してワントゥワン・マーケティングを行い、マーケティングからSNSをお手伝いするという新しい形で他と差別化をはかりつつ時代に合わせた事業をしているので、これからの活躍に期待です!

早くも2回目にして私の”好き”ではなく”苦手”から書いてしまいました(汗

それでは!

↓Liberty株式会社 ホームページURL↓

https://movliberty.com/

 

珈琲屋さんのスイーツドリンク

はじめまして。新3年の清水です。2年間お世話になります。

早速ですが初めてのブログを書かせていただこうと思います。趣味に近い話になってしまいますがよろしくお願いします。

今回紹介するのは猿田彦珈琲の「ジェラッテ」という商品です。なぜこれを選んだかというと、今までとは違った顧客層を狙っているな、と自分勝手ながら感じたからです。

まずは猿田彦珈琲の概要についてです。最初は恵比寿の店舗での個人事業として平成23年に始まり、26年から株式会社として事業を開始しました。以降店舗を次々と増やしていき、海外にも進出しています。若い会社ではありますが、店舗での飲食店業務に加え自社焙煎のスペシャルティコーヒー豆を販売し、その業界ではそれなりの知名度を持っています。

みなさんは「珈琲」という文字を見てどのようなイメージをもつでしょうか。喫茶店などでよく使われるこの文字を見ると、大人でシックで、古き(良き)お店の苦いコーヒーを僕は想像してしまいます。実際に、創業者は「たった一杯で幸せになるコーヒー屋」というスローガンを最初に掲げました。

つまりは大人向け、どちらかと言えば男性寄りな顧客層がイメージされるのです。僕達大学生のような若い世代は、スタバとかそういうものに惹かれます。僕も明日発売の新作が楽しみではありますが。

そんなお店が出したのがこの「ジェラッテ」という商品です。名前の由来は「ゼリー」と「ラテ」を掛け合わせた造語で、ボトルの中にゼリーやフルーツ、コーヒーやミルクなどが層になって入っています。どうやって飲むのかというと、購入後に自分で振って混ぜて飲むんです!自分好みに食感や甘さを調整しながら楽しむことができます。飲んでも美味しいし、飲む前から楽しい新感覚のスイーツドリンクがこの「ジェラッテ」という商品です。

なぜこれに着目したかというと、繰り返しにはなりますが、この商品を珈琲屋さんが出したからです。いかにも大人な人がターゲットとしてイメージされるお店が、若くてどちらかと言えば女性向けっぽいかわいげな商品を出して、今までにない層をターゲッティングし新たな顧客を獲得しようとしているのだと感じました。

同じような手法を取っているのがスターバックスだと考えられます。元々はコーヒー店としてスタートしましたが、今ではフラペチーノなど様々な商品を発売しています。実際に我々若い世代はそのような商品を目当てに利用していることが多いのではないでしょうか。

他にも猿田彦珈琲の最近の顧客獲得戦略としては、ドラマとのコラボが挙げられます。TV東京の「珈琲いかがでしょう」というコミック原作のドラマで、中村倫也さんや磯村勇斗さんが出演しています。このドラマに珈琲技術協力として関わっており、今までにない層に自社への関心を持たせることで新たな顧客獲得を目指しているのだと感じました。

調布に豆の焙煎ホールがあり隣接する店舗を僕もたまに利用するのですが、回りを見ると若い世代も年配の方も、男性も女性も利用しており様々な顧客獲得の面では成功していると考えられます。

今回は猿田彦珈琲の新商品を通した顧客獲得戦略について着目しました!色々なところに店舗があるので機会があればみなさんも是非。

参考↓

https://sarutahiko.co/

https://www.tv-tokyo.co.jp/coffee_ikaga/