こんにちは、稲村です!
さて突然ですが、
また売れなかったらどうしよう
不安がないといえば嘘よりの嘘になる
もう失敗できない
みんなちゃんと…買ってくれるよね?
つぎ売れなかったらホント泣く
どこを読んでも不安そうな言葉だらけ…しかも真ん中にポツンと載っています。
みなさんはこの広告を見たことがありますか?
これは11月23日から期間限定で発売されている、
【ピノやみつきアーモンド味】を宣伝した広告です。
なぜこんなにもネガティブなのでしょうか。
実はもともとアソートパック限定だったこの味ですが、22年前、多くの人からの「この味だけで売ってほしい」という声を受けてテスト販売したのです。しかし、結果は売り上げが伸びず販売終了。
そして今回!改良を重ね、ついに戻ってきたのですが、ピノは不安でいっぱいというわけなのです。
あれ?なんだか、買いたくてうずうずしてきたのではないですか!?
さらにTwitterで新聞に載ったこの広告をツイートしたものが「8.2万いいね」を獲得してとてもバズっていたり、文春オンラインが文春砲といわれるスキャンダル記事風のPR記事を掲載したりと大きく反響を呼んでいます。
私も初めてこの広告を目にしたとき、思わず笑ってしまいました。
たぶん私も含めてここまで読んでくれた方はもう、ピノやみつきアーモンド味のファンになっているのではないでしょうか。私は、これこそがこの広告の狙いだと考えます。
その商品のストーリーや思いを人間のように描くことで親近感が湧き、つい応援したくなるような感情が引き出されるのです。そして、この自虐でしかない文章や縮こまったような文章の配置が視覚的にも面白さが加わって、話題性を高めたのだと考えます。
最後にこの広告を拡大したものをもう1度載せておきますね。
さあ、みなさん。
みんなでピノやみつきアーモンド味を買って、22年前のトラウマを払拭してあげましょう!
▼参考文献
https://www.pinoice.com/lineup/almond.html
https://twitter.com/morinaga_pino/status/1330783143532449793
https://www.ssnp.co.jp/news/milk/2020/11/2020-1120-1236-14.html